FTT城は今日もにぎやか9(日常編)




(影炎さん作)

影炎「ここから帰るのは・・・もう・・・さんざん・・・。」

セネ「城に入りましょう」

レカイト「なしてケロ?」

セネ「もしかしたら馬でも貸してくれるかも・・・。」

影炎「あり得ない・・・。」

セネ「ちょっと誰かに借りてくるわ」



 ダダダダダダッ!

 ダダダダダダッ!



???「あっ!すみません!」

一同「?????(一名「ケロ?」)」

???「ここら辺で、背が高くて、茶色い髪で、濃い紫のマント来ている人見ませ
んでしたか?」

影炎「そう言われても全員背が高いしな・・・。」

???「そうですか・・・・。」

影炎「どうしたんだ?」

???「いえ・・・・・・・・。」

レカイト「それにしてもそんな分厚いよろいを着て走るなんてなんて体力有るケ
ロ・・・?」

???「・・・・。」



 そして、馬を借りに行っていたセネが、

 かえって来た



セネ「だめだったわ・・・・。」

影炎「やっぱりな。」

セネ「・・・・・・・・!?!?!?!?!?!?」

レーネ「どうした?」

セネ「もしや・・・あなたはレイル殿では?どうされたのです?」

レイル「・・・それが・・・・。」


             〜〜〜〜外伝〜〜〜〜


ルト「おはよう。レイン。」

レイン「今日はなんか雲行きが悪いな・・・。まるで悪い事でも起こりそうだ」

ルト「そんな物騒なこと言わないで下さいよ・・・。」

レイン「そうだといいんだがな・・・・。」

          ***

FTT兵1「た・・・たいへんです!レイン殿がルト殿に『こいつは公務執行妨害
を犯している』と言った事により裁判が始まりました!」

ピカ姫「そ・・・そんな・・・あんなに仲のいい二人だったのに・・・。」

FTT兵2「どう対処いたしましょう」

ピカ姫「止めてください。今すぐに。」

FTT兵3「(いつもやんちゃな姫がこんなに落ち込まれるとは・・・・。)」

FTT兵「はっ!」

          ***

〜〜〜議事堂第3裁判所〜〜〜

FTT兵1「ピカ姫様のご命令だ!今すぐに裁判をty・・・」

FTT兵2「!!!」

FTT兵1「レイン殿!何をしておられるのです!」

レイン?「レイン?誰だそいつは。もしかしてこの体の持ち主か?はっ!変な名前
だな。」

FTT兵3「レイン殿・・・じゃ・・・ない・・・?」

FTT兵4「ぐっ!ぐあっ!」

レイン?「ぁ〜つまらないな。平和ボケしてるこの国の兵士どもはまったく
な・・・。」

FTT兵4「こ・・・このっ!」

 FTT兵は槍でレインを突こうとした。

 が・・・・。

 パシッ!

FTT兵3「小・・・小指だけで・・・鋼の槍を・・・。」

FTT兵4「ぐはっ!」

FTT兵2「う・・・つ・・・強すぎる・・・。」

FTT兵3「おい!お前はこの事を側近のマリも様にお伝えしろ!」

FTT兵1「し・・・しかしそれでは・・・」

FTT兵2「お前も死ぬのか?じゃあ」

FTT兵3「死人は一人でも少ないほうがいい。いけ!!」

FTT兵1「はっ!」

FTT兵2「へっ!オマエと死ぬなら悪くわぁねえぜ」

FTT兵3「ちょっと格好いい事言っちゃったけど・・・。」

FTT兵2「まぁ・・・良いんじゃねえの?」

FTT兵3「やってみっか。   ポルガノン!!!!」

 FTT兵の指先が赤く光り、
 
 地震が起きた。

 そして、したからマグマが噴出してレインと蛇竜を包み込んだ。

FTT兵2「き・・・効いてない・・・。」

FTT兵3「終わったな」

FTT兵2「バリアーくらい張っておいてやるぜっ!  ドレインシールド!」

レイン?「ふん。こんなもの払いのけてくれる。ふんっ!」

 そう言ってディスグレンとを振ると、空気の裂け目ができ、

 一気にドレインシールドを打ち破った。

 そして、あっさり兵士を倒していくと、

 ルトの近くに行き、ルトを持ちながらFTT城の牢に行った。

 〜〜〜牢〜〜〜

 この牢はもうかなり使われていない。

 近頃兵の作戦室などのために部屋が取り壊されていき、

 残る牢は一つ。そこにルトを放り投げ、

 牢を閉めてからでた。

( たかのっち さん作)

たかのっち
「来てみたのは良いけどさー、何この状況は。」

城下町の略3分の1が壊滅。街を守る為の警護班も、
マリモとシュンの戦いの前には意味を成さない。
立ち向かった所で、返り討ちに遭うのが落ちだろう。
既に、10人近くは瀕死の様だ。

たかのっち
「私、血は苦手なんだよねー・・・。」

モノクロッド
「敵部隊を全滅させてた男が何を言うかwww」

ONEMAN
「で? 断空は何処に行ったんだ? 黒逝、判らないか?」

黒逝
「はいはーい。」

と言うと黒逝は空に浮かんでいった。 まぁ幽霊だから出来るだろう。

黒逝
「あー、はいはい。此処から右に真っ直ぐの所に居ますねー。」

―――――――――――――――――――――――――――――――――

断空
「しっかりして下さい! ちょっと、、、  ・・・・・・死んでる・・・。」

ONEMAN
「全く、、、此処が一番酷いなー。」

断空
「・・・!? 彼方達、何をしに来たんですかッ!?」

たかのっち
「冷たいねー、折角助けに来たって言うのにー。
 あー、こっち側の人は後3分も持たないねー・・・。 よっしゃ、楽に逝った。」

そう言うと同時に、その人間の胸部にはたかのっちの刀が深々と刺さっていた。

断空
「な、、、彼方て人は何をするんですか!? 見損ないましたよ!!!」

黒逝
「そんな事言ってないで、早く手伝いなー剣ちゃん。」

ONEMAN
「こんな所、さっさと片付けちまおーぜ。一般市民の目に触れさせる訳には
 いかないからな。 ほら、さっさとしろ。」

断空
「し、、、しかし、、、、、」

(影炎 さん作)

レイル「・・・・って事なんですよ。」

影炎「でも何故ここに?」

レイル「ルトさんに朝食を届けに行こうとしたら、いなかったんです。」

レカイト「でも・・・どうやって出たんだ?」

レイル「ルトさんがいないと・・・私・・・ぐすっ・・・。」

影炎「一回行って見るか。」

セネ「そうね。」



〜〜〜地下牢〜〜〜



影炎「いるじゃないねぇか」

レイル「ぇ?」

影炎「ほら。そこ。」

レイル「いませんが?」

影炎「まあ、とにかく開けよう」

セネ「もしかしたら、ルト様はレイアと同じようになっているので
は・・・・!?」

影炎「よっ!と」

レカイト「相変わらずかぎ開けは得意なんだケロね。」

影炎「ほっ!と・・・できた。」

 そして、影炎が牢の中にはいると・・・。

レーネ「影炎いなくなった。」

レカイト「ホントだケロ」

影炎「よっ!ほっ!」

セネ「どうでした?」

影炎「いたよ。今思ったけど、中からならみんな見えるんじゃない?」

セネ「確かに。ささ。レイル殿。ご遠慮なく。」

レイル「はい・・・・。」

 そして、約15分後、ようやく出てきた。

 中で、レイルとルトが何をしていたか、ルトは知っていた。

 でも、話すのはやめよう。個人情報だから。

 まあ、いずれ分かる。

レイル「すいません。遅くなってしまって。」

影炎「いやいや。別にいいよ。」

レイル「(・・・・・・・・・はっ!)」

 やっとレイルは気づいた。影炎に中で何をしていたか、見られていた事を。

 通りで、影炎は退屈しないわけだ。

 そして、後で、小声で

 「言わないで下さいね。」

 ・・・と言ってきた。

レイル「じ・・・じゃあFTT城の中を案内しますよ。」

ルト「・・・・・・。」

影炎「でも入ったって何もできないんだけど。」

ルト「僕の部屋を貸そう。あの部屋なら5人は寝れる。僕は、まだ報告とか、する
事がいっぱい有るから。」

レイル「・・・じゃあ私の部屋も貸すわ。私は今日、兄さんの部屋で寝るよ。」

影炎「い・・・いいのか?」

ルト「気にしなくていいよ。せめてものお礼だから。」

レイル「私も同じ。お礼位しなくちゃ。」

影炎「じゃあありがたく貸してもらおう。みんな疲れてるみたいだし。」

ルト「じゃあ、僕の部屋まで案内するから、ついて来て。」

影炎「じゃあ、レーネとセネと、レイアはレイルの部屋。」

レーネ「影炎はレカイトと。」

影炎「後ルトもいるだろ。休まないとくたばっちまうぞ。」

ルト「じゃあ・・・僕も寝よう。これでいいね。」

レイル「うん。じゃあ私の部屋で寝る人はついて来て。」

ルト「こっちも行こう。」

 そして、久しぶりのベットで就寝の日になったのだ。

           〜〜〜1・朝(男子編)〜〜〜


影炎「ふわぁぁぁぁぁ・・・・。」

ルト「おはようございます。」

影炎「ふわぁぁぁぁ・・・・ガクッ!」

ルト「!?どうされたのd・・・・眠ってる・・・。」

レカイト「影炎はもともと夜起きて、朝寝る派何だケロ。」

ルト「そうなのですか、では、このまま寝かせておきましょう・・・。」

レカイト「大体いつも昼の二時くらいに起きるケロ。」

ルト「じゃあ、朝食だけ用意させましょう。」

レカイト「え!?罪を着せられていたんじゃなかったケロ?」

ルト「いえ。そうでしたが、昨日の夜、レイルと、真実を知っている人で、話に言
ったんです。」

レカイト「それで、証人がいるから真実が分かったケロね?」

ルト「その通りです。」

レカイト「このFTTって言う国は、証人に二人以上の差があれば、多いほうが真
実になる見たいケロね。」

ルト「はい。それで、姫様も証人の一人に入っていてくれましたから、」

レカイト「信じてもらえたって事ケロね。」

ルト「そうです。なんかあなたとは気が合いそうですね。これからよろしくお願い
します。」

レカイト「そんなこと言われるの初めてケロ・・・まあ、こっちもよろしく。」

影炎「・・・で、感動の初友が見つかったわけか?」

レカイト&ルト「うわっ!(レカイトのみ「ケロ」をつける)」

影炎「どうした?」

レカイト「早いな。今日は。ケロ」

ルト「あの・・・すいませんが朝食影炎さんの分頼んでませんよ・・・」

影炎「え!?ない!?頼みに行かなくちゃ・・・!」

ルト「あの・・・そっちは兵の会議室なんですけど・・・。」

 影炎は食堂がどこかも知らずに、飛び出して行った。

 そして、10秒後に戻ってきた。

影炎「食堂ってどこ?」

ルト「私が言ってきますから、待っててください」 


(壬正さん作)

〜黄金側〜
黄金「絶対、攻撃するな。」
白銀「じゃ、身一つで、突撃か・・・」
黒金「よし、ならば、某の、チェーンで、動きを止める。そうしたら、黄金、白銀
が、抑え付けてくれ、たのむぞ」

〜天流軍団側〜
ガイ「ワシが、シュンの動きを止める。そうしたら、各自、奥義で叩いてくれ。」
トクジ「でも、アンタには、そんな術があるのかい?」
ガイ「無論。ワシは、壬の親父だぞ。影術の使い手じゃよ。あと、ワシの魔眼を、
全員コピーしておけ。」
コウ&ヤス「了解」
ガイ「魔眼・・・開!」
コウ&ヤス「コピーしたけど、後は?」
ガイ「ワシの影術で動きを止める。そしたら、魔眼を開いて、奥義を、かけてくれ
るだけでよい。あとは、ワシが、影で圧殺する。」
トクジ&ヤス&コウ「了解!」
シュン「いつまでも、鼠同士で何してるんだ?」
ガイ「お前は、そのネズミ達にやられるんじゃよ・・・影術 影縫い!さらに、影
術 影圧殺!今じゃ、やれ!」
次の瞬間、トクジ達の、奥義がシュンを襲う。
ガイ「コレで終わりじゃな殺!」
シュン「何!最強が、崩れるだとありえん・・・貴様も、道ずれにしてやる!」
ガイ(力を使い果たしたか・・・)
ズドン!
シュン「な、何・・・クソッ!」
シュンの、心臓付近を、銃弾が貫通し、倒れた。
仁「壬の腕の分だよ。」
壬「すまないな、こんなことさせちまって。」
仁「別にいいよ」
ガイ「それじゃ、ワシらも、黄金達を、手伝いに行くぞ」
天流軍団「おう!」

(漁炎さん作)

うぁ、かなり久々の投稿です。
――――――――――――――

側近さんの結婚式で色々あるらしいが…

久々に依頼が入った。
何でも幽霊退治をして欲しいとのこと。

ざけんなよ、ったく。俺らは霊界探偵じゃないっての。
…まぁ幽霊退治ぐらい、どってことないだろうけど。
SNOWだったら何とかできんだろ、と何とも他人任せな考えで現地へと向かった。



と言うわけで俺らは…

とてもとても暗い森の前にいるわけですが。
現在の時間は…22時ちょっと過ぎぐらい。
何でこんな時間に任務遂行を図ろうとするのかも謎だが、その辺りはまぁ色々と理
由がありまして。
…そこまで大層な理由じゃないけど。

「明らかに…でそうだよな?」
「うん。 君もそう思うでしょ?」
「おまwwww誰に話しかけて
「そこの君に」

SNOWの指差す先には…って、誰も居ないじゃないか。

「ほらそこにいるじゃん。 あ、まさか彼が
「ちょwwwさっさと行くぞwwwwwwww」

怖くなったのでさっさと先へと進む事にする。
いや、森へ踏み込むことも相当怖いんだ。
だけど、ここにいつまでも踏みとどまっているよりは幾分かマシかと思う。

俺はかなりの動揺を背負って、
SNOWはかなりの好奇心や探究心を背負って。

光の射さない森の中を歩く。歩く。兎にも角にも歩く。




何分ぐらい歩いただろう。
距離にして…600mぐらいか。

「あー、ごめん。 俺には同じところをぐるぐる回ってる気がしてならないんだ
が」
「そう?」
「…まさかこれも何かの

と、ちょっと考え込んでいると、SNOWが突然叫んだ。

「あ! あれあれ!」

叫びつつ人差し指を前方へと向けている。
その指差す先には豪勢でとても暗い城が。
いつもFTT城を見ているが、それよりもかなりでかいと思う。
…ここは昔、貴族やら何やらが居たのか?

つーか、ありがちな展開だよな…
このパターンだと何か変なモノがでても…


「さーっそく、中へと入りましょー!」
「いや待ておま…!」

止めようとしたが、止まらない。
こういうときのこいつの力は考えられないほどに強くなるのは何故なんだ。
そして絶対と言っていいほどに、こういった場合には何らかの不可思議な出来事が
起こる。
その度に止めるこっちの立場にもなってくれ。正直疲れた。

俺の考えなど知る由も無く、SNOWは勝手に城の中へと踏み込んでいく。
なーんで危険と分かっているところに踏み込んでいくんだろうか。
鍵がかかってないなんて何らかの罠か、この城の持ち主が相当な馬鹿であるかのど
っちかだろ。
今回はは前者であろう。雰囲気などから推測して。

「おじゃましまーす」

誰も居ないと分かっているのかいないのか、それでも一応挨拶だけはしておく辺り
が流石と言うか何と言うか。
馬鹿なのかそれとも律儀なのか。俺には分からな…いや普通に馬鹿なだけか。

俺がいることなど忘れているがごとく、一人で前へと進んでいくSNOW。完全に俺を
忘れているようで。

「お、おい!先に行くな!」
「えー?何でー? あ、まさか怖い?」

とりあえず振り返ってこっちを見て話せ。
その状態で話されるのが一番怖い。表情が見えないからな。

「そんなわけないだ

「じゃあ…これでも?」

SNOWが指を鳴らした。
別に変化は…あれ?

体が動かない。何故に。

「SNOW…! 何…を……」
「…曲弦師とは、糸を操り、敵を倒す、または身を守る者のこと」

  何?

「≪曲弦師≫による≪極言死≫を見せてあげよう」



(影炎 さん作)

〜〜〜1・朝(女子編)〜〜〜


レーネ「・・・・・。」

レイル「レーネさん?」

レーネ「何?」

レイル「いえ・・・ちょっと顔色が悪いですよ」

レーネ「そう?」

レイル「医務室へ行った方がいいんじゃないですか?」

セネ「大丈夫?確かに顔色悪いわよ」

レイラ「・・・・・・。」

レイル「朝食頼みに行ってくるから、まってて。」

セネ「本当に具合は悪くないの?」

レーネ「うん」

セネ「本当に?」

レーネ「本当」 

セネ「後で、医務室に行ったときに、ついでにもう一回休んでおいたら?」

レーネ「うん。そうする。」

レイラ「おまたせ!じゃあ行こうよ。」

レーネ「長いのね。」

レイル「うん。後ちょっとだよ」

セネ「ぁ、あそこじゃないですか?」

レイル「そうそう。あの少しでっぱったところが医務室。」

レーネ「ここからは私だけで行くわ。ありがとう。」

レイル「じゃあ、もしよくなったら朝食食べに来てね!美味しい物いっぱいある
よ!」

レーネ「医務長さんに聞けばいいのね?」

レイル「うん。でも、医務室と食堂は近いから、すぐ来れると思うよ。」

レーネ「分かった。」

レイル「じゃあ、私たちはルト達と合流しに行かなきゃ。」

セネ「また後でいらしてね。」

レーネ「うん。たぶん行く。」
 

(鮮血少女 モノクロッドさん作)

モノ「死体は、川原に集めてねー」

ONEMAN「集めるっつったって… 『この区域は』500人くらいか?
       全部考えたら・・・多すぎだっつーの…」

ガックリと肩を降ろす。
これから無事な兵を率いて、救助に回るとなると・・・

面倒どころの騒ぎでは無い。

少なくとも5日は、徹夜で救助に向かわねばならない。


たかのっち「あのさー二人ともー、こりゃー生存者探した方が先じゃない?」

モノ「あー そっか。 人命第一ぃー だもんね。」

ONEMAN「(生きてる奴なんて居んのかよ…)」


火事や倒壊などの二次災害、国民の3分の1は、軽く死傷。
叫び声、人間の瀕死のうめき声。ガス管の破裂による鼻に付く異様な臭い。

そして辺りは、焼死した人間の死臭に満ちている。

地獄絵図とはこの事だろう。


ゼロワン「・・・せめて街から離れてやって頂ければ、良かったのですが。」


ONEMAN「側近殿は、正面から向かわれたからな、
       まぁ 彼は、こんな戦闘に関しては素人だ。勿論、俺もな」


ゼロワンと共に、瓦礫をどかしながら
誰とでもなく言う兵士長。


たかのっち「そう言えば、『ここは』戦争しない国だったね
      経験が少なくて当然か・・・」


モノ「あーあ、復興だけで城の経済破綻しちゃうよコレ。」


ONEMAN「1週間後は、ライチュウ王を
       『ライチュウさん』って呼ぶかもなw」


ゼロワン「冗談に聞こえませんが…
     まぁ 経済面では、流石に同盟国から救援が来るでしょう。
     今回の件で、側近殿と王の立場が危うくなるのは明白ですが。」


国民の3分の1以上が死ぬ事件。
死人の頭数で行けば、間違いなく戦争が起きた場合よりも死者は多い。


今回の事の発端である側近と、
警備の最高責任者である王は、国民は当然として
同盟国からも非難を受ける事になるだろう。

『どっちが悪いか?』ではなく、『なぜ、防げなかったのか?』が問題であり、
どちらが悪いか等、全く問題ではない。



彼らは、これからの救助活動で、
名誉挽回できるか否か?

…それによって、側近と王族の一生が左右される。



話を戻そう、
瓦礫を軽い気分で、適当にどけていた黒逝。

だが、背中を刺す悪寒に ハッとする。

忘れていた重大な事。

かぐら「・・・・雷牙は・・・?」


彼女が、弟に非常に過保護なのは有名。
弟には、何があっても危険なマネはさせないし、危険な場所にも連れていかない。

例えそれが、結婚式だったとしても、




・・・それがアダとなった。



モノ「ん? これって… 雷牙君?」

かぐら「!?」


教育長が見つけた瀕死の人間は、まさに雷牙。


雷牙「・・・姉… さ… うっ…」


ONEMAN「あちゃー こりゃヤベーな… アバラが砕けて内臓に刺さってる。
       1時間と持たねーな… ナンマイダー」

かぐら「ふざけんなっ!」


教育長が手を合わせようとすると、黒逝がいきり立って
教育長の胸ぐらを掴む。

ONEMAN「お、おい!かぐらっ!」


かぐら「・・・へいしちょさん。 もう1回だけ言ってよ ね?」

ONEMAN「・・・はいはい わーったよ
       ・・・コイツは、100%助からない。
       世界中の名医が1万人居たとしても無理。」


かぐら「そんな…」


教育長の胸ぐらから力なく手を離す。

ONEMAN「いっつーーーー・・・ あだだだっ…
        いきなり離すなよっ! …まぁ あんだけ大事にしてた弟だし…
        しょーがねーとは思うけどよ…」



たかのっち「…あれ? かぐタンの体って、なんか薄くなって無い?」

かぐら「えっ!?」


両手を空にかざす。


…確かに透けている。かぐらは霊体だが、別に体が透けているワケではない。
例え、それを体得したとしても、それを、やっているつもりもない。


かぐら「・・・雷牙が… 死にそうだから…?」

モノ「どったの?」


かぐら「アタシ… 消えるかも知んない…」

モノ「な、何で!?」


かぐら「いや、だってさ、私が幽霊で居られるのって雷牙を守る為なんだよね…
    で、その雷牙が死ぬとなると… 多分だけど…」

たかのっち「かぐタンも消えるって事?」

かぐら「うん… まぁ多分… ハハハ、ヤベーなこりゃ…」


血まみれの雷牙を抱き寄せて、頭をかきながら虚ろに笑う黒逝。
先ほどより微かだが、確実に体は透けてきている。


かぐら「ま、まぁ… 方法無いなら仕方ない けどさ…」



モノ「・・・・助ける方法なら無くもないけど…」

かぐら「本当!?」

たかのっち「ちょ、教官! マジでやる気!?」


たかのっちは、驚いた表情。
教育長は、暗い表情を浮かべている。

モノ「私の魔剣のエグイ能力なんだけど…
   今の私の体も、『その方法』で、出来てるんだよね。」

かぐら「・・・ち、ちなみに… ほ、方法は?」

モノ「人体融合って言う… まぁ
   ベースにしたい人間と、健康な人間を混ぜて
   傷の無い人間を作るって言う方法なんだけど…」

ONEMAN「おいっ!
       つまりそれって生きた人間を一人生贄にするって事か!?」

モノ「まぁ つまる話、そう言う事。」


ゼロワン「適任な人間が一人居りますが。」


「「 !? 」」


ゼロワン「私… と、言いたい所ですが、私は機械なので適任ではありません。
     今回の騒ぎの張本人… と、言えば解り易いかと、」

モノ「シュンね… んじゃあ 私は準備すっから
   かぐタンは、そいつ持ってきてよ! …って、もう行ったか」

ONEMAN「大丈夫なのか? アイツ一人で…」

たかのっち「あのさー …そのシュンって奴、
      たった今、死にそうなんだけど?」

ONEMAN「何!?」

モノ「さーて… 間に合うかな…」

〔 城門前 〕


シュン「ぐっ ・・・ぁ…」

火村「しっかし こーして見るとお前も凄いな…
   心臓撃たれたのに、まーだしぶとく生きてるよ…
   一思いに殺してあげるのが、情けってやつかな・・・?」


そう言って近くにあった槍を片手に・・・


「待った待った待ったぁぁーーーー!!!!」


声がした方向を振り向くと、
城下の方から何かが高速で向かってきている。

かぐら「何、人に断らず殺そうとしとんじゃおりゃぁああああ!!!」


空中を飛んだままドロップキックがスムーズに火村にヒットする。


火村「げふぁっ! い、いきなり何を…」


かぐら「いーから! さっさと救助に行けよバーッキャローが!
    アタシは、そいつに用があんの! さー行け!ちゃっちゃと行け!
    そして逝け!!」

火村「誰が逝くかぁ!!
   ・・・まぁ いいよ。 おーい!! お前等行くぞー!」


文句を言いながらも、ちゃんと兵を集めていた所が
流石、中隊長と言った所か・・・

兵だけではなく、無事な国民も集めて救助隊を作り
何時でも出動できる状態を作り上げている。

かなりの統制能力だ。


それは、そうと…


かぐら「オイ コラ ボケ! 生きてるか!」

シュン「・・・ぅ…」


かぐら「って心臓に風穴開いてんじゃんよ!! ヤバッ!!」


シュンは、黒逝よりも身長は大きいが、そんな事は問題では無い。

黒逝は、軽々とシュンを抱え、先ほどと変わらぬスピードで
さっきの場所に戻って行った。



たかのっち「教官。魔方陣はこんなもんでいーの?」

モノ「んー こんなモンだね…」


たかのっち「でもさー 教官。 教官の体を作った時は、
      魔方陣なんて作って無いんでしょ? どうやったのさ?」


モノ「魔方陣は、再生後もベースの体を保つ為に必要なのネ
   私は、魔方陣作って無かったから身長も変わっちゃったしネェ」

たかのっち「そう言えば、昔の教官って髪の毛赤かったよね…
      今よりずっと背が高かったし…
      顔は似てるけど… なんかこう…」

モノ「童顔で悪かったにゃぁあああああ!!」


ONEMAN「テメーら うっせーぞ!!
       こっちは、雷牙の人工呼吸で必死なんだから ちょっと黙れ!」

ゼロワン「こう言うのを『うほっ』と言うんですよね?」


ONEMAN「ッアー!! 誰だ!こんな事吹き込んだヤローは!!」


モノ&たかのっち「お前やぁあああーーーー!!!」


ゴシャッ グシャッ バキッ


ふー


ゼロワン「なぜ私だけ 息を吹きかけるだけなんです?」

かぐら「ゼロワンちゃんは、何もわるくねーから ってかテメーら
    人が居ねぇ間にコントしてんじゃねーよ!疎外感感じるだろボケェ!」


モノ&たかのっち&ONEMAN「ごめんなさい…orz」



モノ「で、獲物は連れてきたの?」


かぐら「ふんっ」


ドサッ

放り投げた人間は、確かに式場に乗り込んできた人間だ。


モノ「準備はOKみたいだね… じゃ、始めるヨ」


魔方陣が紅く光りだす。
まさに、血の色である。おおよそマトモな方法ではない。

近いもので言うならネクロマンシーや錬金術と言った黒魔術。


シュンの体が中に浮く。
そしてシュンの体が紅い光に変化しながら雷牙に流れていく。


暫くするとシュンの体は、心臓に残った銃弾を残して
跡形も無く消えた。


モノ「んー 終りな希ガス」

ONEMAN「って、もうかよ!!」


所要時間、約5秒。


かぐら「成功したの!?」

モノ「んー いい仕事やったわーwww
   でもね… この方法使うと一つ問題が・・・・」

ONEMAN「まさか、あのシュウとか言う奴の人格が雷牙に…!?」

モノ「そりゃ無い。そんだったら私はどーなるんだいww」


かぐら「・・・どうなるの?」

モノ「実は・・・・」


重い、語り口調。
沈痛な面持ちで、口を開く。


モノ「人間と人間の間に人を作るワケだから・・・
   つまりXとYの間にZが出来るワケで・・・」

かぐら「ムズイ言い方はいいから! どうなんのさ!」

たかのっち「・・・あっ! 解った! 教官… それ位置の問題だよね?」

モノ「そうそう」

かぐら「どう言う意味・・・ あ!!」



X(雷牙瀕死)とY(シュン)の中央にZ(健康雷牙)が現れる。

つまり位置的に X Z Y ←こうなる。


何が問題かと言うと・・・
解りやすく図に説明。


           図1

  服 雷牙 服



かぐら「・・・・・・・・・・・・・・・・」

モノ「・・・・・・・・まぁ 服がXの位置にあるのに
   雷牙君がZの位置なワケで…」


ゼロワン「うほっ で、宜しいので?」

たかのっち「ああ、用法はそれで合ってるよゼロワンちゃん」

ONEMAN「なんだよ このドッキリイベント…」




雷牙「・・・あたたたっ… ってアレ?
   うわっ! なんで街が!? ・・・ってわぁ!!
   な、なんで裸!?」


火村「兵士長! ここに居られましたか…!
   ・・・・・あ゙」


状況、

兵士長。
副長。
参謀。
教育長。
幽霊。

恥かしがる裸の少年。

横に服。



火村「う、うはwwwおkwww把握!! お、お邪魔しましたぁ!!」

ONEMAN「待て!待ってくれ! お前は、何を把握したんだ!!
       100%誤解だから解かせてくれ! 頼む!」

モノ「いい? 雷牙君。 兵士長ってこう言う人なのよ?」

雷牙「ナ、ナンダッテー!!」

かぐら「へいしちょさんってば、まるでケダモノだったね
    あんな人、初めてみたよ」

たかのっち「私は、ゲイを始めて見たよ。」

雷牙「ぜ、全然覚えてないんですけど…」

ゼロワン「強い精神的ショックを受けると記憶が欠如する事があります。」

モノ「可哀想に… 実はワタクシ達が駆けつけた時には・・・」

雷牙「手遅れ!? 手遅れだったの!?」


火村「女性に興味が無いのは、そっちの気があったからなのか…」


ONEMAN「っだーーーーーもう! テメーら そこに正座しろ!!」


兵士長が火村と雷牙を説得するまで30分の時間を労したと言う。


火村が他の兵士と別行動でマジでよかった…

と、思ったのは、勿論兵士長。

(ピカ姫様の側近マリモさん作)

次の瞬間・・・
???「滅殺、地獄鎌!」

ガイ「グハァツ!」

ガイが全身血まみれで倒れる

トクジ「おじさん!」

壬「親父!」

コウ「くそ!誰だ!」

???「我がこれくらいで死ぬものか!」

マリモ「クッ・・・シュン、オレはオマエを許さない!」

ヤス「マリモ、オマエ無理するな!」

マリモ「これはオレとシュンの戦いだ・・・オレがケリを付ける!」

トクジ「・・・オレはおじさんを安全な所で治療する!壬、着いて来い!」

壬「あ、ああ!」

コウ「だったら、オレたちは黄金の方だな!」

トクジ「頼む!」

ヤス「行ってくるぜ!」

4人は2手に分かれた

マリモ「さぁて・・・勝負がまだ着いてなかったな・・・」

シュン「オレの技でも倒れない・・・さすが、超戦闘モード2・・・しかし、人を
倒す事に戸惑いがあるオマエはオレを倒せない!」

マリモ「・・・・・争いで何が解決するんだ!?」

シュン「オレと・・・オマエ・・・・天星と天滅の争いが・・・」

マリモ「天流同士で争ってどうするんだ?オレの父さんとオマエの親父さんは仲が
良かったんだろ?」

シュン「確かに・・・親父同志は仲がいい・・・しかし、オレはオマエにヒトミを
取られた事が悔しい!憎い!だから・・・お前を殺す!」

マリモ「たとえ、俺を殺したからってヒトミはオマエを選ぶかなんてわからな
い!」

シュン「だから・・・奪うんだよ!キエロ!天滅流、超必殺奥義!活殺死神旋
風!!」

マリモ「・・・仕方がない、これ以上無関係のみんなを巻き込むわけには・・・天
流秘伝、超必殺秘奥義!バクシウム超光波ッ!!!」

2人の技と技がぶつかり合い・・・・今までにない大きな衝撃波が襲う

ダン「あのバカ!この衝撃波は世界全てを破壊するほどの威力だぞ!・・・かくな
る上は・・・天流奥義、次元湾曲!!」

次の瞬間、衝撃波が消え去った・・・

シュン「・・・・・・この!」

マリモ「・・・・ヤロウ!」

力を使い切った2人は殴り合っている・・・・


ヒトミ「2人とも・・・もうやめて!!」


少し離れた所からヒトミが叫ぶ!

ダン「もうやめろ!」

ダンが2人を引き離す

トクジ「ほら、マリモ!」

壬「シュンも!」

マリモ「離せ!」

シュン「オレはヒトミが好きなんだ!アイツよりも!」

ヒトミ「・・・・・シュンがアタシの事好きなのは知ってるよ!」

シュン「だったら、どうして・・・・」

ヒトミ「ダーリンは本当の優しさを知ってるから・・・争いを好まず、全てを受け
入れ、守り、愛し、時には厳しく時には優しく・・・・ね!」

ダン「・・・・まぁ、シュン!諦めろ!そして認めろ!」

コウ「ハァハァ・・・戻ってきたぜ!・・・?戦いが終わってる!」

ヤス「2人とも力を使い切ったんだ・・・」

黄金「これで結婚式が続けられるな!」

白銀「こんなありさまでか?」

黒金「こんなもん、修理とか、けが人には治療すればいいだろ」

ライチュウ王「やっと、終わったか!では、マリモ!!」

マリモ「ハイッ!」

ライチュウ王「FTT城・城内の修理をオマエの班で行え!トクジの班は医療業務
だ!」

トクジ&マリモ「かしこまりました!」

ライチュウ王「ああ、言い忘れる所だった・・・結婚式は全ての修理などが終わっ
てから改めて行う!」

マリモ「ハイッ!」

ヒトミ「ありがとうございます!」

コウ「さてと、オレタチはどうしよう・・・」

ヤス「1度ジパングに戻るのも面倒だし・・・どっかで仕事探すか?」

ライチュウ王「では、FTT城で働くが良い!」

コウ「え?」

ヤス「いいんですか?」

ライチュウ王「モチロンじゃ!ちょうどマリモ班、トクジ班とも副隊長が1人足り
ないんじゃよ!」

コウ&ヤス「ハイ!ありがとうございます」

こうして・・・コウはマリモ班・ヤスはトクジ班に入った・・・
城下の修理も急ピッチで進められ・・・怪我をした人もトクジや壬・ヤスの能力を
使って一瞬で治して行った・・・

そして・・・1ヵ月後に改めて結婚式が行われる事になった・・・・

ちなみに、シュンは・・・ダンやガイの説得とライチュウ王のはからいで・・・
FTT城兵士団に入隊する事になったそうです・・・

(漁炎さん作)

状況報告。

私、漁炎は現在のところ、SNOWという仲間により、光のまったく射さない城の中で
捕縛されております。
私を捕縛していると思われるモノは糸。どうやら"曲弦師"特有の攻撃方法のようで
す。

なぜSNOWは私に対し、このような行動をとったのでしょうか。
きっとこの城のどこかに生息すると言われる、悪霊の所為だと思われますが、真意
の程は分かりません。



と言うことで、十字架に貼り付けられたかのごとく、手足を糸によって縛り上げら
れて、宙に吊るされているのですが。

「…曲弦、だったか」
「ええ。 それが何か?」
「いや、何時の間にそんな物を覚えたんだ?」
「…元来私は曲弦師でしたが」

つまりこいつはまたも精神を乗っ取られているという事ですね。

「あー、俺を解放してはくれないのかな?」
「駄目です。 貴方には生贄になっていただきます」
「…何の?」

生贄――つまり俺に死んでもらいたいのだろう。
一体何時からこの世の中はここまで物騒になったのだろうか。

「私の僕になるはずである、とある生物のための媒体として
「いやごめん、無理」
「貴方に拒否権はありません」

…どうせなら一思いに殺してくれ。
要するに、俺の中に他の生物の意識を入れるって事だろ?
多少は違うだろうが、そんなところだと思うのだが…違うか?

「とにかく貴方に生きてここから出ていただくわけにはいかないのです」

縛られた手と足が思いっきり引っ張られる。
糸を引いたのだろう。

「ぐ…ぁぇ…」
「ふふ… 苦しんで死んでくださいね」
SNOWが微笑を浮かべながら俺へと近づいてくる。
いや…こいつはSNOWであってSNOWでない。きっと精神やら何やらを操られているに
違いない。

突然、手足が千切れそうなほどに引っ張られた。

「ぅああああ!」

千切れる、千切れるってこれマジあああああ

「右腕は頂きますね…」
「ああ…ああああああ…ああああ…」



 ブチッ という おとが きこえた。
 ああ! なんということだ! わたしのうでが!
 ちが… ちが とまらない!
 どうやら わたしは かみに きらわれているようだ。



 ざんねん! わたしの 冒険は 終わってしまっ











「って、待てコラァァァァァァ!」
確かに何かが切れる音が聞こえはした。
が、特に身体に以上は無い。
となると他に切れたものと言えば…

「何故だ! 何故私の糸が!」
「ん? 何が起こった…」

何時の間にやら俺の手の中に剣が握られていた。

魔剣"リザレクション"か。俺には勿体無いほどに忠実な奴だ…
主が死を目の前にすると自動的に身を守ってくれるなんて、な。

って、剣に意思があるわけ無かろうに。いや、あるかな。FTT城にありそうな気が
する。
ある…というよりも居る、か。今はどっちでもいいと思うが。

「何故私の糸が…」
「っと、これは願ってもないチャンスか」

今まで俺を捕縛していた糸を切り、体に幾分ぶりかの自由を与える。
格好を付けて着地し、すぐに態勢を整える。

(いやー、でも参ったな… 流石にこの暗闇じゃ糸なんッ!)

周りから幾度も襲い来る糸を交わしつつ前進し、SNOWとの距離を詰めていく。
うぁ…隙が無ぇ。交わすのだっていつか体力の限界が…

そうか、なら全部 消 せ ば い い んだ。

俺は立ち止まらずに唱えた。



An eternal flame gathers in my body and subjugates the enemy!
(永遠なる炎 我が身に集い 敵を討て!)

"Eternal Blaze"


瞬間、城の中がとてつもなく明るくなった。



(壬正 さん作)

〜壬の部屋〜

壬「やっと、義手生活に、慣れてきたな・・・」

シュンとの、戦いで、腕を切り落とされ、義手となった、壬

仁「義手だと、兵役は辛いって言ってたよ。トクジさんが。」

壬「辛いから、態々、鉄鋼義手にしたんじゃないか。」

黄金「全く、コイツは、無茶しすぎなんだ・・・」

壬「お前こそ、片目、遣られてるけど、平気なのか?」

黄金「まぁな。」

ガイ「しかし、先の戦いで、傷を負った、人々が、沢山いる。お前らはまだいい方
だ。中には、最愛の物を失ったもの居るだろうし、死んでしまったものも居る。お
前らは、そういった人々の分も生きねばならぬのだぞ。」

仁「そうだね・・・」

コンコン!

シュン「入るぞ・・・」

仁「今度、何かしたら、頭、撃ち抜くよ!」
銃を、構える仁。

シュン「そういう、つもりで来たんじゃないんだ、、、謝りに来た。」

壬「もう、いい。謝る必要は無い。ただ、今度、何かしてみろ、仁じゃ、ないが、
殺すぞ!」

シュン「そうか。すまない」
ガチャン。

黒金「何、感情的になってるんだ。」

白銀「仕方が無いだろ、酷い目にあわせられたんだから」

壬「・・・屋上に、行って来る」

仁「私も行くよ。」

カチャン・・・

ガイ「主らは行くなよ。あいつ等の、話には、首を突っ込むな・・・」

一同「お〜っす」



(黒逝さん作)

えーっと、順番的に「瀕死雷牙+シュン=健全雷牙」路線で逝きます(・ω・`)


>>>

ONEMAN
「・・・?そう言えばかぐタン・・・何か身長縮んでたりしない?」

たかのっち
「あ、言われてみれば・・・。細かいプロフによれば、154前後はあるんだったよね?」

断空
「教育長と変わりませんね」

モノクロッド
「あ、ホントだ」


黒逝
「え・・・?アリ?やっぱり縮んで・・ちょ、マジで・・・?」


ゼロワン
「(あ、そうだ。あのネタを試してみよう・・・)」

 ゼロワンの腕時計から白い棒状の光が飛んだ。
 瞬間ONEMANはよろよろと倒れかける。
 状況を察したモノクロッドは瓦礫から椅子を見つけだし、ONEMANの着地点(またの名を
尻餅予定地)になるであろう場所に置いた。

ONEMAN
「恐らく・・・これは推測だが、雷牙が瀕死状態だった時、かぐタンの体は消えかけたよ
な?」

黒逝
「あ、はい。透けてました」

ONEMAN
「その時に完全に消えた場所があり、雷牙が復活したと同時に戻った。その時に10cmばか
し人体の一部が欠損したまま繋がった」

 辺りがしんとなる。名探偵ONEMANの推理、矛盾は・・・多分無い。
 元から「ユーレイ」だの「何回死んでもOK」だの、常識外れな存在だった黒逝だ。そ
れがあっても不思議ではない。


黒逝
「・・・モノタン、背比べしよ・・・・・」

モノクロッド
「・・・・・断空ちゃん、どっちが高い・・・?」

断空
「・・・・・・・教育長の方がちょっと高い、です・・・」


黒逝
「マジですか」



 こうしてかぐらは143cm未満になりましたとさ。めでたし、めでた・・・


黒逝
「めでたく無ェよコノヤロー!!!どーしてくれんの?154ぐらいにするまでに牛乳とか
 練乳とか色々飲んだのに!早寝早起きもしたのに!ねえ、どうすりゃいい?どうすりゃ
 戻って来んだ私の人体の一部よォォォォォォ!!!
 よし、こーなったら死ぬ!死んで神様に言ってくる。身長戻せって言ってくる!」

雷牙
「ちょ、姉さん!!!折角戻ったのに死ぬなよ!」

黒逝
「雷牙・・・元はと言えばテメェの所為だろーが・・・どう責任取ってくれるのかなー?かぐら
 お姉さんはテメェの所為で身長が縮んじゃったの。マジで・・・どーすんの?コレ。どー
 すんの俺ェェェェ!ライフカード、続く!」

たかのっち
「続かねーよ!もういいじゃん、その身長で!」

黒逝
「ンだよ長身が良く言うなァ・・・大体テメェ何cm?とりあえず170以上あると見よう。
 どっちにしても背ェ高ェ奴に低い奴の気持ちなんて分かんねーんだよ!ね、モノタン」

モノクロッド
「そーだそーだ!遊園地行って皆が絶叫マシーンに乗ってる最中に近くにある売店でアイ
 ス買って一人でヒマ潰して皆の絶叫マシーンに乗った感想聞くのがどれだけ辛いと思っ
 てんだ!!」

黒逝
「遊園地行っても観覧車とメリーゴーランドぐらいにしか乗れない150未満の気持ちが分
 かるかァ!?」

たかのっち
「あ、えっと、あの、すみませんでした」


 こうしてかぐらは142cmになりました。めでたくない、めでたくない。



>>>
ちなみに兵士長サンは三日三晩目を覚まさなかったらしいよ。
恐るべし、時計型麻酔銃(ゼロワンver.)
 

(鮮血少女 モノクロッドさん作)

ONEMAN「…で、誰が寝るかぁあああああ!!!!!」


誰とでもなくツッコム兵士長。

相手は、夢の中でナレーターをしていたリアルかぐらだと思う。(多分)


かぐら「ちょ、ちょっと! 人がせっかく布団敷いたのに…」

ゼロワン「流石に問題がありそうですので、薬を撃って起こしました。」


〔霊魂街名物・パッチリ君。
 これを撃つと再生天使様の如くパッチリお目目(おめめ)になります。〕

※注意:人間には、使用しないで下さい。


ONEMAN「救助に来てんのに こんな目立つ場所でグースカ寝てたら
       兵士長クビになるだろがっ!!」

ゼロワン「!? …流石、隊長!『一目に付かなければ良い』と言う、
     E級犯罪者的発想。・・・恐れ入ります。」


と、ジェスチャー入りで派手に対応しているゼロワン。


ONEMAN「オマエな! 態 々 大 げ さ に 振 舞 う な !」


ゼロワン「・・・ふむ、感情変化は、順調に学習出来ている様です。
     ? どうかなさいましたか隊長。
     血圧の上昇と共に、アドレナリンが無駄に分泌されていますよ?」

モノ「あれはねー 人間の基本動作中の基本動作である
  『よくじょう』って言うんですよ、ゼロワンちゃんw」

ゼロワン「なるほど。 ですが、隊長。
     私では生殖活動は行えませんが宜しいので?」



断空「無垢なる少女が汚されて行く様を始めて目撃しましたよ。」

たかのっち「相手が女の子、しかも美人だからね。
      幾ら兵士長でも『性教育』までは教えれなかったんじゃないの〜?」

かぐら「そーそー いつかは、教えなきゃいけないんだよねぇ〜
    アタシも最初知った時は、驚いたけどー
    でもまぁ、知ったのを後悔はしてないしw」

断空「…その汚れ役を自ら買って出るとは… 教育長殿の粋な計らいですね。」


ゼロワン「? よく解りませんが、ご教授願えるのでしたら是非。」


ONEMAN「っーーーーーーー!!!! お前等そこに正座しろ!!
       い ま す ぐ に !」


ここから救助そっちのけで、
兵士長の誤解を解く説得が・・・


もとい、


ゼロワンの性教育が、

この… 「どこのギャルゲのメンツ?」的メンバーに、


約40分弱。


行われる事になる。



火村「・・・・って言うか、兵士団のトップ連中が
   こんな所で油売ってていいのか…?」


トップのやつら
 ↓

兵士長。
副長。
参謀。
中隊長(全員)
中隊長補佐(2名)



兵士を分けておいて本当に良かった。

既に、救助に当たらせておいて本当に良かった。


心の底から、思った火村だった。

(壬正さん作)

〜FTT城屋上〜

仁「・・・義手、辛くない?」

壬「う〜ん、そうだな、正直言って、辛い・・・」

仁「本当に、このまま、兵士として続けるの?」

壬「当たり前だ。やると決めたら、やる」

仁「仕方ないな。それじゃ、私も、付いてくよ。アンタに。」

壬「有難う。」

仁「気にしなくていいよ。」

壬「つーか、今のコレ教育長とかに、見られたら、広げられるぜ。とりあえず、解
散!」

仁「そうだね」

モノクロッド「側近サンに、続き、恋沙汰発見だにゃ」
とんでも無い、誤解である。
たかのっち「どかしたのかい?教育長」
モノクロッド「う〜んと、さァ、壬と、仁の、恋沙汰発覚にゃ」
たかのっち「あの、人間不信君?」
モノクロッド「参謀サン。広げますか?www」
たかのっち「いいねぇ、それ。」

いつの間にか、目撃され、マリモや、黒逝、断空、極め付けには、兵士長まで、知
っていることになった。
 
(ピカ姫様の側近マリモさん作)

〜マリモの部屋〜

マリモ「なぁに〜!今度は壬の色恋沙汰だってぇ〜?」

モノ「そうなのにゃ!次は壬のこいの応援なのにゃ!」

トクジ「教育長、まだマリモの結婚式が終わってないのですから・・・」

コウ「あんがい・・・マリモと壬・・・2組の同時結婚式になったり・・・」

ヤス「あ、それ・・・面白そう!」

ヤスはケラケラと笑っている

シュン「・・・お前らは暢気だなぁ・・・」

シュンが扉にもたれかかって話しに入ってきた

マリモ「シュン!」

トクジ「おまえ、仕事は?城下の修理はどうしたんだ?」

シュン「今は休憩時間だ!」

コウ「だからって、ここに・・・」

シュン「来ちゃいけないか?」

ヤス「まさか、また・・・・」

ヤスは身構えた

シュン「よせよ、オレはもうヒトミを狙わない・・・さっき、親父から電話があっ
て天滅流の事を聞いて考えが変わったよ・・・」

トクジ「・・・・」

シュン「天滅流は滅亡の力を持っている・・・しかしそれは私利私欲のためじゃな
い・・平和の守るために悪を滅する流派だって・・・」

コウ「・・・」

その場に少し重い空気が流れた・・・

しばらくしてマリモが話し出した
マリモ「・・・考えが変わったならそれでいい!オレ達は天流だ!平和を守り悪を
滅する使命を持つ天流の仲間だ!」

トクジ「しかし、今は平和すぎて能力を使うことは滅多にないけどな!」

コウ「それがいいんだよ!」

ヤス「でも、修練はしないとな・・・」

シュン「いつ能力が必要になるかわからないからな!」

5人が話していると・・・

モノ「あのさ、・・・・」

5人「ハイ?」

モノ「壬のことなんだけど・・・・」

5人「あ、アイツも天流だ!!!」

モノ「そうだけど、色恋沙汰の・・・」

マリモ「アイツも男だねぇ・・・」

トクジ「オレは仁って子が女の子だったことに驚きだ!」

コウ「いつも傍にいるんだから・・・自然に意識するように・・・」

ヤス「と、言う事は・・・・」

大人の会話が30分続き・・・・

モノ「・・・・・・」(呆れてる)

マリモ「で、結局、壬は仁に告白したんですか?教育長?」

モノ「え、・・・それは・・・・」

このあと、モノ教育長は5人に壬の偵察を命じられましたとさ・・・



(黒逝さん作)

ちょっといいですか?
シュンって結局どうなったんでしょうか。そして雷牙はどうなったんでしょうか?
私はレスが速い・遅いで区別していますが・・・


>>>


 あ?ココがFTTなん?
 何この崩壊様は。戦争でもやったんかな。ま、終わっとるみたいやし、別に良かか。


「た、助けて・・くれ・・・」

 グロイ。
 グロイって。腕とかブッ飛んどう。一般市民?ヤダ。助けてやるかってんだ。私はアイ
ツとは違うてそんなに暇や無かし。
「だーれがッ助けるッかッ」とりあえず薙刀で三回ぐらい刺すと、もう喋らんごとなっ
た。今日も良か事したな、私。


「おーい、生きてるかァァァァ!!!」

 兵士・・・?

「はーい、生きとるよォォォォ!!!」

 さしずめ生存者探しってトコやね。
 私は腹から大声を出し答えてやった。すると兵士らしきおっさんは感涙ば目に浮かべな
がら隊服からトランシーバーを取り出す。

「中隊長!A−138地点、生存者を確認しました!」
゛よしわかった、すぐ行く!状態は?゛
「無傷です!」
゛無傷・・・!!兵士長、聞きましたか!?゛
゛聞いてる聞いてる゛

 テンション高っかなァー。つーか私、後から来たっちゃけど・・・

゛姉さん、聞いた!?゛


「・・・・・姉さん?」


゛はいはい聞いてるって。それより身長どーすんだよ雷牙のバカヤロー゛


「・・・雷牙?身長? ちょっとさ、君・・・そのトランシーバー貸してくれん?大丈夫、洗っ
 て返すから」
「洗ったら壊れるだろうが!・・・それにコレは貸してはなら「貸せってんだろッ?」

 腹部に薙刀を一突きさせると、兵士のおっさんは腹部を押えながら倒れた。死んどらん
っぽかったから背中を三回刺すと、息の根が止まった。


「はーい、生存者でーす。早よ助けに来てくれんかな?」
゛分かった、すぐ行くからそこで待ってろ!゛



 場所・・・間違ってない。
 時間・・・バッドタイミング
 
 完璧やん。さすが私。ここまで悪かタイミングなんて・・・無かやろ。


「FTT・・・いいところやね。半壊。絶望的な光景とか、絶景100選に入るっちゃ無か?」

 もう話す事の出来ないおっさんに話し掛けた。



「え、ちょ・・・マジで・・・・」

 黒逝が突然発した言葉に、「かぐタン、どうした?」たかのっちが不安げに声をかけ
る。

「いやー、知らないけど知り合いの声に似ててねー」
「・・・は?」
「私と雷牙の間にね、もう一人いるんですよ、女の子が。その子の声に似てたんよ。
 茶髪に染めててショートで眉剃ってて背ェ高くて化粧してて・・・」

「 チ ャ ラ チ ャ ラ し た 奴 が 一 番 嫌 い な ん で す け ど 」

「性格は・・・クールっつーか、さばさばしてるっつーか。少なくとも私よりは良い子。
 成績は平凡だったなー、多分。で、右3つ左2つピアス穴空けてたっけ」

「 チ ャ ラ チ ャ ラ し た 奴 が 一 番 嫌 い な ん で す け ど 」

「殺すの大好きな物騒な子だから、刺されな」


 1文章を終了させる前だった。
 スッと伸びた銀色の光が黒逝を貫く。黒逝はその場に倒れ込む。

「どうした、黒逝!」
「兵士長後ッ!」


 光の正体は反射した刃物。
 薙刀らしき、無駄にデカイ刃物が兵士長の後ろを掠める。


「助けに来てくれてアリガト。凪標 終破でーす」







>>>
とりあえず出せる奴は出したい私の心境(ぁ

(影炎さん作)

          〜〜〜2・出発へ〜〜〜

影炎「こんなにもらっちゃっていいのか!?」

ピカ姫様「気にしないで。」

セネ「はぁ〜姫様のおそばにいられるなんて・・・。」

レイル「ぁ〜会うの初めてなんですね。」

セネ「写真でも撮っておかないと・・・。」

レカイト「まったくどういう思考回路になってるんだか。ケロ。」

セネ「こんな事3生あってもないわよ!?」

影炎「一生じゃないのか?」

セネ「うるさいわねっ!」

レイル「でもみんな元気でいいです。安心しました。」

一同「(俺(私)のセリフだろ。(でしょ。)それは・・・・。)」

 モグモグモグモグモグ・・・。

 ・・・・・・・・・・・・・。

ピカ姫様「でもルトが帰ってきてくれて、本当に良かった。」

ルト「ありがとうございます。」

一同「(「ありがとうございます」ってどーゆー意味・・・?」

一同「(しかもピカ姫様ヤケにおとなしいような・・・)」

影炎「ごちそうさま〜〜っ!」

レーネ「美味しかったわ。」

レイル「そうね。毎日こんなご飯なんていいな〜ピカ姫様」

一同「(レーネいつの間に!?)」

レカイト「でも、蛙用の食事があるなんて、感激ケロ。」

ルト「それさっき僕が買ってきたものなんですけど・・・・。」

レカイト「でも美味しかったケロ。」

影炎「で、これからどうするんだ!?」

レーネ「ここで待機するか、レインを追うか。」

レイル「お兄様を追いたいです。」

レーネ「でもここからはかなり距離があるわ・・・。」

レイル「でも、放っておくわけには・・。後、お兄様も心配ですし・・・。」

影炎「じゃあ、」

一同「(ゴクリ。)」

影炎「レインの後を追うことにする。」

レカイト「僕もそっちに賛成ケロ。」

レイル「ありがとうございます・・・。」

ルト「では、後で進路を説明します。闇魔法研究室に集まってください。」

影炎「分かった。」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

影炎「・・・で、進路は?」

ルト「まず、この地図をご覧下さい。」

(http://cute.cd/pikachu_ftt/up0525.png)

ルト「私たちは、今FTT城にいます。ここから、雷の架け橋を経由し、光の聖域
に行きます。」

影炎「何でわざわざ光の聖域に?」

ルト「ここには、世の事を何でも知っている神がいるそうです。その人に話を聞こ
うかと思います。」

影炎「へぇ〜」

ルト「そして、その後回路を渡って行き、南に向かいます。」

影炎「そうだな。」

ルト「この時、最短ルートである、平和村の左を通るのが適当かと。」

影炎「で、裏工王国遺跡に行く・・・と。」

ルト「はい。このあたりからは、誰も行った事がないとされている地域なので、と
ても危険ですが、ここを通らないと、旅は長くなってしまいます。」

影炎「でも、何故霊歌の孤島に?」

ルト「ここには、昔、人をのっとって、心を蝕む魔物「レグトデール」と言う魔物
がいます。私が考えるには、この「レグトデール」以外、人をのっとる生物はいま
せん。」

影炎「そうか。」

ルト「では、一週間後。一週間後に出発しましょう。それまでに、用意を済ませて
おかなければなりません。」

影炎「分かった。」

(壬正さん作)

〜川原〜

壬「んで、何の用?こんな所に呼び出して。」

仁「あのさぁ、付き合ってくれない?」

壬「何を、今更、いつも一緒にいるんだ、もう、付き合ってるようなもんだろ?」

仁「そうだね」

モノクロッド(やっぱりだにゃ。やっぱり、付き合ってたにゃ)

〜マリモの部屋〜

マリモ「やっぱり、付き合ってたのか?」

モノクロッド「そうだにゃ」

トクジ「やっぱり、アイツも、男だな。」

コンコン!

壬「お〜っす」

仁「お邪魔します」

一同(問題の、二人来た!)

ヤス「おい!お前さ、そっちの、女の子と付き合ってるんだろ?」

壬「何?知らなかったのか?」

仁「・・・遅れてるね。」

コウ「にしても、天流の奴ら、付き合ったり、結婚したりする奴らが多いな。」

モノクロッド「ところで、お二人さん。結婚は考えてるかにゃ?」

壬&仁「!?い、い、いや、何と、い、い、言うか。」

モノクロッド「どうなのかにゃ?」

一同「どうなのさ?」

仁「まだ、結婚できる年齢じゃないので、まだ、無理です。」

壬「そうだな。」

モノクロッド「まだ、、、?って事は、するんだにゃ?」

仁「したいなぁーと、思う」(小声で)

壬「何か、言った?」

仁「いや。取りあえず、帰ろ。」

壬「そうだな。」

ガチャン・・・

マリモ「将来を誓い合った仲か・・・」

モノクロッド「いいにゃー。」

トクジ「そうだな。」

ヤス「マリモも、そうだが、壬までねぇ〜」

コウ「つーか、あっさりしてたな。」



(ピカ姫様の側近マリモさん作)

モノ「ところで・・・・トクジは結婚とか考えてないのかにゃ?」

トクジ「ハァ?オレは・・・・・・・」

ヤス「彼女いたっけ?」

モノ「トクジは1人身なのかにゃ?」

マリモ「バカ!トクジは・・・・」

コウ「あ、そうか・・・5年前のジパングで起きた事件で・・・・」

コウが話しかけたとき・・・

トクジ「スマナイ、その話はしないでくれ!」

と少し落ち込んでしまっていると

トントンと部屋の戸を叩く音がした

マリモ「どうぞ!」

入ってきたのはヒトミだった

ヒトミ「ねぇ、ジパングの大長老さまから手紙が来てるわよ!」

マリモ「え?大長老様から?なんだろう・・・・」

トクジ「シュンが消滅したから対策を講じろとかだろ?」

コウ「読んでみないと・・・」

ヤス「大長老様は何でも知ってるよなぁ・・・」

トクジ「あの方は遠くの出来事を見ることが出来るからな」

マリモ「とりあえず、読むぞ!」

(マリモ・トクジ・コウ・ヤス・壬へFTT城で起きた事件でシュンが消滅した事は知
っておるな。天滅流はシュン以外に子どもはシュウがいるががあまりに未熟なた
め、まだ後継者と呼べない状態だ。しかも、父親のショウは重い病でシュウに天滅
の流派を教えることが出来ん状態でもある。よってショウが回復しシュウが後継者
として認められるようになるまで天滅の流技はお前たち5人が守れ!事態が変わっ
たらまた連絡する。)

モノ「つまりどういうことにゃ?」

トクジ「天滅流のシュンが消滅したからシュンの一族の誰かが天滅流を受け継がな
いといけない・・・」

コウ「だけど、シュンの弟のシュウはまだ未熟」

ヤス「そのうえ、父親のショウは病気でシュウに流派を教えることが出来ない。」

マリモ「だから、父親が回復しシュウが1人前の天滅流の後継者になるまでオレ達
5人で天滅流の技を守って行けって言う事です」

モノ「ふぅ〜ん・・・天流ってたいへんなんだにゃぁ〜」

ヒトミ「そうだね・・・」

マリモ「さてと、この指令を壬に伝えるついでに・・・・」

トクジ「なにをするんだ?」

マリモ「壬と仁のこいの応援でもしてやるか!」

コウ「オ、オイ・・・」

ヤス「おもしろいかも!」

ヒトミ「アタシも参加してみようっと・・・」

モノ「それはわたしのポジションにゃ!」

マリモ「教育長も参加しますよね?」

モノ「モ、モチロンニャ!」

こうしてマリモ・トクジ・コウ・ヤス・モノ・ヒトミは壬の恋の応援をすることに
したのだった
 
( 鮮血少女 モノクロッドさん作)

〔 FTT中央公園・救助隊テント群 〕

兵士達は、ローテーションを組んで救助活動に向かっている。
とは言っても一人12時間以上、救助に向かっているのだが…


半壊した城下は、ガス管が破裂している部分もあり非常に危険。
他にも治安が悪化し強盗などの窃盗事件も起きている。

そうでなくても死臭が立ちこめ
至る所に飛び散った血痕。

嘗て綺麗だった町並みは、戦争の跡のようになっている。

腕や足を失った人。家族を失った人。

一生消えない人々の心の傷は深い。

騒ぎを起こした人物に対する、憎しみも…


〔 兵士長のテント 〕


【 夜1時 】


レナス「・・・入るぞ」

真夜中の訪問者。
テントに入ってきたのはレナスだった。

兵士長は、疲れた様子でイス代わりの木材にもたれている。


ONEMAN「ん? レナスか、何か用事か?」

レナス「…すまないな こんな時間に」

ONEMAN「・・・いや、いいよ 寝付けなかったし
       …強がってはいたけど、人が死んだ所を見たのは初めてだしな…
       正直… けっこうキツイ・・・」

レナス「…そうだな そう言えばここは、平和主義国だった…
    兵士と言えど、それが普通かもしれん。」


ONEMAN「・・・・お前は人を殺した事あるのか?」

レナス「・・・・・・・・」

ONEMAN「・・・悪ぃ 聞かない方が…」

レナス「・・・・・・・・・・あるよ。
    …覚え切れないくらい…」

ONEMAN「・・・・そうか。 変な事聞いて悪かったな。
       で、なんの用事だったんだ?」


聞いてはいけない部分だった。
兵士長は ふと、そう思った。


レナス「シルメリアと言う女の子を捜している。・・・無事か?」

ONEMAN「身内か?」

レナス「…私のたった一人の家族… 妹だ。」


ONEMAN「そうか・・・ 生存者の名簿が… っと、これ・・だっ なっ!」

他の本や資料に挟まっていた名簿を強引に引っこ抜く。
破けたらどうするつもりだろうか?

一応、無事に名簿表を取り出した兵士長は、それをレナスに投げてよこした。


レナス「(コーヒー零した跡があるな…(汗)
    ・・・く、け、こ、…さ、し・・・」

生存者表・資料


   ・
   ・
   ・

シルク・ラン

シルビィレイ・カースロット

"シルメリア・ヴァルキュリア"

シリア・ライザー

   ・
   ・
   ・


レナス「・・・あ、った…」

ONEMAN「良かったじゃねーか ・・・? あんま嬉しそうじゃないな?」


レナス「あの事件で死んだ人は、沢山居る。素直に喜べるものでもない。」


>マリモ「…オレ、ここからは一切手加減しないから・・・
>    王様、城下が壊滅するかもしれませんが・・・お許しください・・・」


レナス「(この光景を作ったのは… ・・・・・・)」


その疑問は、彼女一人のものではない
あの場にいた殆どの人間がそう思っている。


元に戻るまで、何年かかるだろうか?


平和国家のFTTの復興と、人々の安息まで、まだまだ時間はかかる・・・

(漁炎さん作)

燃え盛る城内。
まるでガソリンスタンドに火のついたマッチを投げ入れたような感じ。
熱い…のかな。分からん。

っと、邪魔な糸は消えたわけだ。
後はSNOWを止めるだけ…


「SNOW!ちょっとこっち来い」
「やだ…いやだいやだいやだ!」
頭を抱えて首を振られた。

あ、俺もしかしたら兵士をクビになるかも。ってかなってるかも。
…別にいいんだけど。良かねぇか。
唯一の収入源、って訳でも無いし、けどやっぱり収入は安定しているからな…



つーか、こんな事を考えている場合か?

「いいから来い! 貴様に拒否権は無いわッ!」
むしろこっちからそっちに行けばいいのか。
いや、奴のことだし、何らかの罠はあるはずだ。
あるはず…なんだけど、炎の中でじっと立ち止まっていられるのも…

あ゙ー! こっちから行けばいいんだろ!

「…そっちがその気なら俺が行くからな」
「く、来るな!」
「うっさい! 黙れ!」

夜だってのにかなり明るい城の階段を上がっていく。
ただひたすらに熱い。 熱すぎる。 あ、漢の熱いとは違うから。

一歩、また一歩と階段を上がっていく。
特に罠的要素はないように思うが…油断は許されない。
ああ、昔を思い出すナァ。。 確かあの時は単独行動で――



思い出に耽っていると、体が動かなくなった。


「あ…れ?」
「…フ」

あれ?こいつ笑いやがった?

「まさかここまで簡単に罠に引っかかるとはね」

 え?

「今度は燃えないよ? 何たって本物の≪曲弦糸≫だからね」

 …ならば

「斬ればいい。 燃えないのだったらそれしか方法は無い…」
「ん、その手もあるだろうけど…やってみたら?」

 言われなくても。


リザレクションを振り下ろ…せない。
何故か。



 見えないから。

「フフッ… ね?意味無いでしょ?」
「……バーカ」

見えなくても。
たとえ、斬れなくても。

勝つ方法はある。


「こうすればいいんだよッ!」


 ようやっと、里で教わったことが生かされる。


 いくら道具が硬かろうが。
 いくら道具が強い力を秘めていようが。

 全ては持ち主しだい。


 そこを断てば、勝てる。
 これが、里で教わった事のひとつ。

 もうひとつは…

「元を断つ、覚悟…!」

 今の俺に迷いは、無い。


「これで、終わり、だっ!」







 カット!

「はい、撮影終わりまーす。 ありがとうございましたー」
「したー!」


…やっと終わった。
長かった。


     映画の撮影がこんなに大変だったとはね。


俺とSNOW宛に入った依頼――
それは里からではなく、とある映画監督からの依頼だった。
何で俺らに依頼が来たのかは分からないが、とりあえず引き受けてみた。
理由は…面白そうだったから。ただそれだけだ。

一般公開日は…まだ未定のようだ。
焦らずに待とうと思う。



んー、撮影も終わったし…さっさとFTTへと戻って復興作業を手伝おう。
俺やSNOWにできることと言ったら、純粋に"手伝う"だけだと思うが、一応行ってみ
ようと思う。
人がどれだけ亡くなり、負傷したのか分からないが、電話で聞いた話によれば「相
当酷い」らしいから。


あー、里の仲間たちが手伝ってくれたら、なんてな。
 

(影炎さん作)

            〜〜〜休息〜〜〜

 影炎一行たちは、

 魔物に心を囚われた「レイン」を連れ戻しに行くため、

 旅をする事になった。

 その旅は、約一ヶ月かかるだろう。と言う事で、

 きっかり一週間の休息をとる事にした。

 そして一日目・・・・・。

             〜〜〜一日目〜〜〜

レイル「ふーんすごいね!」

レーネ「それと、こんな物を見つけた」

レイル「何!何?」

レーネ「これ」

レイル「鍵!?」

レーネ「そうなの。でもやけに大きいと思わない?」

レイル「確かにそうかも・・・・。」

レーネ「何だと思う?」

レイル「どこで使うんだろうね?」

レーネ「前から思うんだけど、その鎧って重くない?」

レイル「そんなことないよ。」

レーネ「でもかっこいいよ。」

レイル「えへへ・・。この鎧はね、ルトが作ってくれたの。」

レーネ「そうなんだ〜」

レイル「・・・重いと思う?」

レーネ「え?」

レイル「一回着てみる?ちょっとなれないうちは動きにくいけど・・・。」

* *  *   *    *     *      *       *

影炎「あ〜あ」

レカイト「さっきからなんか元気ないケロね〜」

影炎「当たり前だろ。船に一ヶ月も乗るんだろ!?」

レカイト「何言ってるケロ?陸での行動もあわせて一ヶ月だケロ。」

影炎「どっちにしても、俺は船は嫌いなの。分かった?蛙君」

レカイト「そこらの蛙と一緒にしてほしくないケロ。」

影炎「野生の蛙以下でしょ。アンタは。」

レカイト「そんなことないケロ!それだったらその蛙に頼ってる影炎はどう何だケ
ロ?」

影炎「あーもーうるさいっ!!!」

* *  *   *    *     *      *       *

ルト「と言うわけで、今回の旅では、同盟国に支給してもらわないととても足りま
せん。」

ライチュウ王「そうか。でもレインがいきなり人が変わるとは・・・。」

ルト「・・・・。」

ライチュウ王「考えにくいのぅ・・・。」

ルト「でも事実です。仕方ありません。」

ライチュウ王「そうだが・・。」

ルト「・・・。」

ライチュウ王「まぁ、どっちにしても行かねばならないのは事実。」

ルト「はい。」

ライチュウ王「兵はどうする?」

ルト「いりません。」

ライチュウ王「何!?」

ルト「精鋭の者達のみで行かないと、最大の難点である、食料と水の件にぶつかっ
てしまいます。」

ライチュウ王「そうであったな。」

ルト「では・・。」

ライチュウ王「待て。」

ルト「はい。何でしょう。」

ライチュウ王「必ずその・・・。」

ルト「レグトデール。」

ライチュウ王「そ・・・そうじゃ!そいつを倒してまいれ。」

ルト「御意。」

ライチュウ王「あと、くれぐれも死なぬようにな。」



・・・・・・・・・・・・・・。

ライチュウ王「本番も頼むぞ。」

ルト「え!?」

ライチュウ王「こういう事は出発前に言うのが基本じゃろう。」

ルト「(今日もにぎやかってこのことか・・・?)」

ライチュウ王「じゃ、六日後に頼むぞ。」

ルト「は・・・はぁ・・・。」

(黒逝 かぐらさん作)

凪標「あー、手荒な挨拶でスンマセンねー。FTT城の復旧作業ば手
   伝うためにジパングから来た少女隊の一人。黒逝と同じで雷牙
   が死なんぎ私も死なんから、危なかトコは私等がやるようにな
   っとります」

黒逝「え、ちょ、そんなん聞いて無・・・大体テメ、何で今更?」

凪標「さっき転んだら痛かった。姉ちゃんも半分消えとったろ?背、低」

ONEMAN「あのー、話の筋が読めないんですがー・・・」

ゼロワン「要するに派遣員ですね?そしてかぐタンのいm「待ったァァ
ァァァ!!!」


 黒逝はゼロワンにタックルする。端から見れば、ただの変態。


黒逝「私はこんなん一度もいm(ry だなんて思った事ありませんからァ
   ァ!実質そうだけど!」

凪標「ってことで・・・ONEMAN兵士長、被害の程は」

 凪標の顔つきが変わり、その冷たい目は兵士長であるONEMANに向けられ
る。

ONEMAN「被害も何も、見てのとおりだ。それ以前に何故俺の名を?」

凪標「派遣員やけん、FTTの重役の名前と顔は知っとぉよ。勿論黒逝も初登
   場の回から知っとった。アイツも少女隊の一人やけんね」

たかのっち「少女隊・・・?」

凪標「海外何とか青年隊ってあるやろ?それの女版やね。っても私や黒逝の
   ごた、特別体質を持った女子の収容所同然やけど。青年隊はボランテ
   ィアっちゃけど」

黒逝「私らみたいなのが・・・コレから援助に何人か来るかもしれない。ま、
   後にも先にも死なない子は私らだけですが」

凪標「ま、ガス爆発とかそんなんの時に使ってくれたら良かけん。それにう
   ちらは寝らんでも生きていける。そんだけ。じゃ、私はライチュウ王
   さんに挨拶ばして来っけん。そいぎ、またねー」


 そう言うと凪標は走り出した。
 かなり必死に走っているが、持っている薙刀がめっさ邪魔そうだ。三回ほ
ど派手にこけたところで凪標は見えなくなった。

「ねえ、こんなんでマジで大丈夫?」と一同心を揃えた。




>>>
文章変(汗
海外何とか青年隊の「何とか」の部分が思い出せんorz

(壬正さん作)

〜城下〜
【休憩中】
黄金「ふーかったりぃ。」
白銀「そう言うな。また、あの世に戻されるぞ。」
黒金「全くだ・・・」
10分後・・・
ONEMAN「各員、作業に取り掛かれ!」
黄金「お〜す」

黄金「にしても、大変だな・・・死人しかいないぜ・・・」
黒逝「仕方が無いじゃん」
白銀「ん?ちょっと、待て、何でお前生き返ってるのさ?」(小声
黒逝「あー!あんた等は、アレでしょ。反乱した奴ら」
黄金「あんまり、でかい声で、言うな」
凪標「そう言えば、あの世で、良く見かけたなぁ〜」
黒金「俺は、あんたらを、見た記憶は無いぜ・・・」
たかのっち「そこの、連中話は後で、先ず、生存者を、見つけなさい!」
一同「オ〜ス」

〜城内〜
壬「辛気臭いな・・・」
仁「やっぱり、大変だね・・・」
モノクロッド「ハ〜ロ〜。お二人さん。調子はどうだにゃ?」
壬(来ちゃったよ。危険人物・・・)
壬&仁「そうだった、用事があるから、帰りますよ」
モノクロッド(逃げたにゃ・・・)
壬「コレだけ離れれば、来ないだろ・・・」
マリモ「恋ってのは大変だぜ。」
仁「マリモさんまでも・・・」
壬「どうなってるんだー!ここは・・・」

(影炎さん作)

            〜〜〜二日目〜〜〜

影炎「はぁ・・・。俺らももうちょっとでも・・・なぁ・・・。」

レカイト「どうしたんだケロ?」

影炎「別に何もないって。」

レカイト「ふぅ〜ん  ケロ。」

影炎「じゃ、あさりに行くか。」

レカイト「物を盗むのは良くないケロ。断じて僕がゆるさないケロ。」

影炎「はいはい。分かりましたよっ。」

レカイト「ん?向こうから誰かが走って・・・。」

影炎「ネクレウラー司祭だな。あれは。」

レカイト「あ〜。そう言えばそう見えるケロ。」

影炎「だよな・・・。」

レカイト「う〜ん。 ケロ。」

影炎「腹減った!飯食いに行かないと」

レカイト「は?もう?30分前食べたでしょ!?」

影炎「そんなことどーでもいいの。とにかく腹減った。」

レカイト「まさか・・・。」

影炎「城行くぞ。」

レカイト「・・・・・・・・・・。」

影炎「なぁなぁ・・・。龍になってくれよ〜」

レカイト「・・・・・・・・・・・・・・・・。」

影炎「!?」

レカイト「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

影炎「どうした?」

レカイト「 ・  ・   ・    ・     ・      。」

影炎「おい!待てよっ!」

* *  *   *    *     *      *       *

レーネ「はぁ・・・はぁ・・・。」

レイル「結構キツそう・・・。」

レーネ「大丈夫・・・!」

 ガシャーーーン!

レイル「・・・・・・・・・。」

レーネ「・・・・・・・・・。」

レイル「今度剣を教えてよ。ぜんぜんできなくて・・・。」

レーネ「いいよ。じゃ、明日。」

レイル「うん。」

レーネ「じゃあね。」

レイル「バイバイ」


(たかのっちさん作)

〜被害現場〜

現在、たかのっち・断空 剣の二人が被害現場を視察中。

たかのっち
「それにしても、、、かなり死人が出てるな、、、
 悪いが、、、既に生存者はいないと言って良いと思うな。
 生存者捜索は、、、略無意味だな。。。」

断空
「隊長、、何故彼方はそんな事を簡単に言えるんです?
 もう少し、、、被害にあった方々の気持ちを感じないんですか?」

たかのっち
「感じていない訳じゃ無いが、、、こんな事態に感情的になるのも
 どうかと思うね。こういう時だからこその我々だろ?」

断空
「しかし、、、、、もう少し遺族の気持ちを汲んでも良いのでは、、、」

モノクロッド
「おーい、いたいた、ティアちゃん。兵士長からの伝言だよー。
 こっちの様子を知らせて欲しいってさ。」

たかのっち
「あー、、、んじゃレポート書いてくるよ。断空ちゃん、あんまり危ない所に
 行くなよー。大体の状況は把握済みだからねー。」

と言うや否や、テントの中へ戻っていった。

モノクロッド
「ティアちゃん、結構頑張ってるなー。断空ちゃんは調子どうだい?」

断空
「あまり、、、良い状況じゃないですね・・・。
 それと、隊長の様子が最近変なんですよ。妙に冷たいと言うか、、、」

モノクロッド
「あー、ティアちゃんはそーゆー奴だから心配しなーい。
 断空ちゃんもティアちゃんがレポート書いてる間に仮眠でもしたらー?」

断空
「あ、はい。そうさせて頂きます。」

と言って、テントの中に戻っていった。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

たかのっち
「さて、、、と。」

―我が分担地区における被害的状況
―この地区には、生存者はいないものと思っております。
―また、他の地区に比べ、損害箇所、崩壊建築物が多く、
―復興には膨大な時間が掛かると見解しており、
―有害物等の撤去を終えた後は、他の地区が大体の復興を終えた後に
―再建を計画するのが有効策と思います。

たかのっち
「こんなもんで良いかね、、、我ながら文章能力が、、、微妙だな。
 教官ー。これを届けて頂戴ねー。」

モノクロッド
「あいよー。」

(ピカ姫様の側近マリモさん作)

マリモ「オマエがオレの恋の応援してくれたから、次はオレが・・・」

壬「な、なんだか、マリモさんの顔が引きつってる・・・」

仁「わたし達が何をしたって言うんですか?」

マリモ「よくも城内城下に広めてくれたな!」

壬「それは、トクジさんの能力のせいで・・・」

マリモ「まぁ、いいんだけどね・・・・お前等の仲をこの俺たちが取り持ってやる
よ!」

コウ「内心根にもってやがる・・・」

ヤス「・・・・・」


壬たちは逃げ出すことが出来るのだろうか・・・・

(壬正 さん作)

壬「頼むから、広げるのは、やめてくれよな、な!」
マリモ「いやいや、やっぱあれでしょ。たくさんの人に応援してもらえるように、
皆、知ってた方がいいでしょ。」
仁「本当にやめて頂戴よ。」
マリモ「勿論、俺も、トクジの能力使えるの知ってるよな?発動!」
壬「もう、終わった・・・」
仁「暫らく、逃げる?」
壬「いいねぇ、それ。」
仁「じゃ、逃げよう!」
超絶ダッシュ!
壬「ひとまず、どっかに隠れるか・・・」
〜城下〜
仁「これだけ来れば、幾らなんでも、大丈夫でしょ?」
壬「多分な・・・」
2時間後・・・
壬「うわっ!城門前にいるよ。ぞろぞろと、教育長に、参ボー、側近二人組みも。
まいったな。帰れねぇ〜」
双眼鏡で、見ながら、言った。
仁「何?今日は此処で、野宿?」
壬「多分な。交代ではるはずだから。」
仁「火つけるね。」
と言うと、胸ポケットから、銃弾を一つ取り出し、火薬から、火をつけた。
壬「取りあえず、何か、くべよう。消えてしまう。」
周辺から、手ごろな木を集め、使った。
壬「やっぱり、交代ではってやがる。」
仁「如何すんのさ。寒さしのぐもの何も無いじゃん。」
壬「どっかに、兵士用のテントは無いか・・・在った。行って来る。」
仁「行ってらっしゃい。」
暫らくして、毛布を、借りてきたようだ。
壬「一個しかないから、お前が使え!」
仁「・・・どうも」
そして、強制的に、城外で、過ごすことになってしまった。
勿論、翌日には帰ったが

(黒逝 かぐらさん作)

よし、あとは報告書書いて一男さんトコに提出行って・・・
 あ、道中で生存者捜索もやろっかな。それ終わったら瓦礫除けないと。危なそうな仕事
は全部うちらに回ってくるから・・・、今日もやっぱ睡眠時間はゼロかな。ま、いっか。

「って、え?」

 何で私こんなに必死になっちゃってんの?ユーレイだからって利用されてない?いや、
それは無いか。ボランティアだし。

「って、え?」

 ボランティア?え、ボランティア?・・・ボランティア。
 何で私がボランティアとかしてんの!?ログ1から読んだけど、私ってそんなキャラじ
ゃないよね?えー、何やってんだろ、私。
 大体何だ、何でこの国来てんの?どこで道間違えたんだろ。裏講帝国の道、複雑だった
からなー。間違ってもおかしくないか。
 塚、少女隊抜ける為に来たのに・・・あー、終なんか死んじまえ。でもそのためには雷牙
殺さないと。あ、そしたら私消えちゃうじゃん。それはいかんね、うん。


「たす・・け・・・ッ・・・」

「私が来たからにはもう大丈夫ですよー」


 うん、私は馬鹿だ。大ばか者だ。そのうち少女隊の誰かに殺されるね、雷牙が。
 あ、でも終が良い子だからなー。大丈夫かも。でもお経唱えられたらどーしよ。成仏し
ちゃうのかな、私。

 FTTのためなら別に馬鹿でも大馬鹿でもいいや。

(壬正さん作)

〜城門〜
壬「おっし!今だ、入城ー」
仁「早く行こう。」
入り口の柱に黄金が、寄り掛かっていた。
黄金「ヨォ。やっと、帰ってきたな」
仁「大変だったよ。教育長とかの、監視を抜けるのは。」
白銀「早く自分の部屋に戻って、ゆっくり休め。」
壬「絶対、帰ってきたのを言うなよ。後々、面倒くさいからな。」

〜翌日(壬の部屋前)〜

モノクロッド「何でか知らないけど、物音がするにゃ。黄金達でもいるのかに
ゃ?」
仁「壬が寝てるから、あんまり騒がないで下さい、教育長」
モノクロッド「いつの間に帰ってきたにゃ?」
仁「ん?いや、その・・・隙を見て入ってきました。」
モノクロッド「そうかにゃ。じゃ、おとなしく帰るにゃ」
仁「お気をつけてー!」
黒金「御主は、眠くは無いのか?」
仁「ん?いつの間に・・・いや、眠くは無いよ。外でもちゃんと、眠れたから。」
カチャン・・・
壬「外で、騒ぐのはやめてくれないか?」
仁「おはよ」
ガイ「やっと起きたか・・・もう、昼だぞ」
壬「うおっ!ヤバイ!今日も、俺らの班だけ、生存者探しがあるんだった。行って
来る!黄金達は?」
黒金「もう行ったぞ。早く行かないと、班長にどやされるぞ。壬。」
壬「わかってら!じゃ、行って来る!」
ダダダダダダ!
ガイ「・・・誰に似て、あんな忙しい奴になったのだ?」
仁&黒金「・・・・・・サァ・・・」

(虎影(壬正さん作)

〜城下〜
壬「班長!遅れてすいません・・・」
班長「副班長たる者が、遅れてどうする!まァいい、作業に取り掛かれ!」
壬「お〜っす」
黄金「クックック・・・怒られてやんの」
白銀「しっかりしてくれよ〜」
壬「うっせぇ!」
とは言いながらも、瓦礫をどかしていく。
黄金「こっちは終わったぜぇ〜」
無線で話している
班長「あぁ、ご・・・労。先に休・・・に入っ・・・ろ」
電波が悪いらしい
黄金「休憩してろだってよ!」
壬「そうか。」

〜城下@休憩中〜

白銀「ふ〜っ、疲れた・・・」
壬「流石にな、この200メートル四方の瓦礫を、三人で片付けるのは、ちとキツ
イ」
黄金「そういえば、手前は何時ジパングに帰るんだ?」
壬「後、2週間てとこかな?」
白銀「いまの、ジパングは、荒れていて凄いそうだから、気をつけろよ」
壬「どうも。」
黄金「ところで、仁はつれてくのか?」
壬「アイツのことだ、勝手についてくるはずだ。」
白銀「勝手にって・・・」
壬「まぁ、いいじゃん。お前らも来るか?」
黄金&白銀「遠慮しとく」
 
(ピカ姫様の側近マリモさん作)

〜側近部隊の部屋〜

マリモ「壬は仁と仲がいいよなぁ・・・」

ヒトミ「あらぁ、アタシはダーリンと一緒で幸せよ!」

マリモ「・・・・・」

トクジ「なに、照れてるんだよ!」

コウ「なぁ、マリモ!城下の被害報告が来てるぞ!」

ヤス「おまえの能力暴走で甚大な被害が出てるんだよ!」

シン「隊長、抑えなくちゃ・・・」

マリモ「・・・・・ゴメン・・・・」

トクジ「しばらく、能力は使わない方がいいな!」

マリモ「能力は生活や仕事に使えるもの以外は封印しました・・・」

トクジ「そのほうがいいな・・・念のためオレ達も封印しておくか・・・」

モノ「側近ちゃんいる?」

マリモ「なんですか教育長?」

モノ「あのねぇ〜・・・王様が側近ちゃんの家が完成したっておっしゃってました
よ!」

マリモ「わかりました・・・」

モノ「んじゃ、伝えたからねぇ〜!さぁ〜ってと、壬くんの恋を見てこようっ
と!」

モノはルンルンでその場をあとにした

トクジ「・・・・・・」

ヒトミ「あいかわらずな教育長さん・・・・」

マリモ「ああ・・・・・」

( 虎影さん作)

〜城下「廃墟」〜

壬「にしても、提示連絡が来ないのはどういうことだ?」
黄金「サボってるんじゃね?」
壬「まーさか、幾ら何でも提示連絡忘れるなんて無いだろ」
白銀「取り合えず、見回ってみるか?」
壬「そうだな・・・」

〜班長サイド「廃墟地下(密室)」〜

班長「ガス爆発とは、不覚!」
兵士「班長!無線兵が、死亡しました!」
班長「・・・壬達は、何処だ!」
兵士「居ません!」
班長「救助班が来るまで、総員待機!」(居ないか・・・早く気づいて、くれよ)

〜壬サイド「廃墟」〜

壬「班長!何処だ!」
白銀「地下じゃないか?」
黄金「多分な・・・」
壬「取り合えず、地下に向かうぞ!」
〜地下〜

壬「たっく・・・燃えた後があるじゃないか・・・」
黄金「経験上、爆発か何かで閉じ込められたんじゃないか?」
白銀「多分な。」
壬「在った在った、此処だ。この瓦礫の中だろ・・・」
黄金「ずらすぞ。」
ガガガガ・・・!
隊長「遅いぞ、壬!」
壬「感謝しろ!、哀鳥!」
哀鳥「名前で呼ぶな!名前で!よし!帰るぞ!」
白銀「何威張ってるんだよ・・・」
ブツクサ言いながら、帰るのであった。

(鮮血少女 モノクロッドさん作)

〔 側近・マリモ自室 〕

コンコン


モノ「マリモ君 居る〜?」

マリモ「・・・教育長?
    なんの用事です? 今開けますから・・・ …どうぞ」


開けたと思ったらズカズカ勝手に入ってきて
さっきまでマリモが座っていたイスに行儀悪く座る教育長。

相手が側近でも若干ヒク。


モノ「お茶ー 茶ーだせよ 茶ぁー」

相変わらず横暴だ。
そしてそれに答えてしまうマリモ。


マリモ「はいはい・・・」



一腹。


マリモ「ずずーー ふー… で、何の用ですか?」


教育長が部屋に入ってきてから15分。
ようやくその一言。


モノ「…んー あのね・・・ マリモ君って町半壊させたじゃん?」

マリモ「・・・ええ… まぁ・・・」


かなりの軽い調子での発言。
今のマリモも、何の咎も無いわけがなく"内密だが"
罰が決するまで謹慎となっている。


モノ「マリモ君はねー ・・・・無罪ですよ〜w 良かったねーw」

マリモ「・・・・・はぁ!? い、いや… 無罪って・・・」


モノ「げんろーの爺さん達で話あってねー
   ・・・で、今回の件。 もみ消しになったから。
   あれは、超スゲーハリケーンって事にしといたからw そーゆー事ネ。」


・・・・は?


マリモ「納得できません! そりゃあ俺…
    怒りで我を忘れてたのはありますけど… でもっ!
    もみ消しとか汚いですよ! 俺、罰を受ける覚悟くらいあります!」


モノ「・・・んー じゃあ王様も死刑だね」

マリモ「…へっ!?」

モノ「元老の爺さん達も、あの結婚式に関わった人全ても
   天流だっけ?の一族も根絶やし。
   王族ってだけで姫も王子も死刑だろうね。」

マリモ「そ、そんな事・・・!!」

モノ「それだけじゃ無いよ。 あの事件で家族が死んだ人は大勢いるでしょ
   アンタと責任者の王族を恨んで、暴動は100%起きる。
   暴動が起きたらそれこそ何百と人が死ぬね。」


マリモ「・・・・・・・でも、俺…」


モノ「…ま、アンタが本気だして働けば、国の復興もそう遠くは無いでしょ。
   死ぬ気で働いて、皆を幸せにしてあげなさい」


マリモ「…教育長・・・・」


モノ「あー 後、マリモ君。
   君の天流? の封印だっけか・・・?
   怒ったりすれば封印が解けるとかじゃ意味ないからね
   二度と使えない様にしとけばいいよー じゃーねー」


マリモ「・・・・教育長… 有難う御座います… 俺、頑張りますよ!」


モノ「(それはそうと、最初っから んちゃ砲使えばよかったんじゃね?)」



そうすると被害が尚酷いって事を教育長はわかってない


( 黒逝 かぐらさん作)

どーも、黒逝でーす。
 只今私等は瓦礫撤去作業で、今にもガス爆発が起こりそうな超危険地帯に来ています。


凪標「で、例の計画は進んどる?」


 勿論終破も一緒です。不快極まりないことに変わりは無いけど、FTT復興の為に頑張っ
ています。そう言えばついさっきガス爆発が起こりましたが、私は生き返りました。
 終破はバラバラになろうがどうなろうが元に戻ります。二人合わせてグロテスクな光景
になっているので、この辺は一般人立ち入り禁止になっています。ショック死させたらダ
メなんで。


黒逝「例の計画・・・?何ソレ。終破腕飛んでる」

凪標「忘れたん!?かぐ姉何のためにここ来たんよ。腕ェェェ、戻って来いィィィ!!!」


 片腕の飛んだ終破を見るのは久しぶりでした。それ以前に、終破を見ることが久しぶり
です。コイツのことは大嫌いです。


凪標「・・・腕探してくる」

黒逝「寺ー」


 例の計画とは少女隊のことです。勿論忘れてなんかいません。
 ジパングは知ってのとおり、拳法で・・・じゃない、憲法で戦争を永久に破棄するとされ
ています。なので戦争はしません。

 戦争はしませんが、他国は乗っとります。

 少女隊のお陰で復興出来た国に対し、恩だの何だのと言葉を並べ、国を乗っとります。
勿論公にではありません、影で乗っ取っています。利益の殆どを奪ったり、何か、色々。
 そして私はFTT城の幹部の方々と仲良くやらせて頂いています。本来は内部事情を盗
む為にそうしているそうですが、私には関係ありません。私は私のやりたいようにしてい
るだけです。

 そもそも何故私がFTTに来たかと言うと、未来が見えるって子がFTTを予言したか
らです。凄く胡散臭いけど、もうどうでもいいです。これ以上問題増やすのは凄く迷惑な
ことだと、私は知っています。
 いや、でも現実的なチームだと思いますよ、少女隊は。
 壊滅寸前の国を乗っ取るんですからね。そう言うのは頭がいいと思うけど、卑怯だと思
います。じゃなくて、卑怯です。


凪標「腕、見つかったー」

黒逝「グロいからやめろ」


 でも、私はこの国の王さんが嫌いです。大嫌いです。国民とかは好きですが。
 この緊急時に側近さんの家を造るし、この緊急時に誰かが旅に出る資金援助をするらし
いし、こうなったのも国王さんが能力(?)を使うのを許可したせいだからです。
 もう、何か嫌です。でも姫さんも王子さんも凄くいい人です。いい人ではあるのです。


ONEMAN「黒逝、凪標、そっち終わったか?」

黒逝「あー、一男!こっち危ない!!!」


 こうなったのは誰のせいか。
 そんなことを誰かが言っていました。誰だったかは分かりません。
 私はユーレイです。最初は殺し屋でしたが、今は楽しいからここにいます。貴族でも華
族でも何でも無い私ですが、城の皆さんは私と仲良くして下さいます。凄く嬉しいです。
 うん、多分絶対私が色々言っても説得力のカケラも無いんだろうけど。


たかのっち「かぐタン、あっちにい「分かった。ちょっと待って」


 ジパングが嫌になったからここに来ました。でも、ここで戦争より酷い事実に直面しま
した。

 事件の発端になった人物は今、雷牙として生きています。
 色々関わった人たちは今、普通に生きています。何故でしょうか?

 こう言うときは死刑か終身刑になるはずです。私は何度も死刑に遭いました。でもその
度に生き返りました。
 本当は私はずっと生きています。何年も何十年も前から生きています。何か矛盾するけ
ど、私はずっと守っていました。雷牙の前は風牙って人を守っていました。風牙って人は
長生きでした。ジパングの平均寿命の80歳ぐらいまで生きていました。
 風牙って人が天寿を全うしたので、私も死にました。
 死んで、また生まれました。そして風牙って人の生まれ変わりを見つけました。また守
る事になりました。

 雷牙は神の子です。子供は風の子です。私は母の子です。

 だから私は雷牙を守ります。アリ、作文?


凪標「腕見つけた」

黒逝「はいはい」


 ファンタジックなこの国で、私はファンタジックなんかじゃない危機に直面していま
す。
 誰かが言ったように、きっと復興には何年も何十年もかかります。もしかしたら復興し
ないかもしれません。
 何人死んだか分かりません。でも、次私が死んだとき、きっとFTTの国民だった人た
ちから恨まれます。
 ズルイですよね、私だけ生き返って。うん、ズルイですね。


 このにぎやかで平和だったFTTで、今日どれだけの死体を見たでしょうか。

(影炎さん作)
 

          〜〜〜三日目〜〜〜


レイル「はっ!ほっ!とうっ!」

レーネ「・・・・・・・・・。」

レイル「結構できるようになったでしょ!?」

レーネ「すごいじゃない」

レイル「・・・・・・・・・!?」

影炎「ぐわあっ!!」

レカイト「あ。レーネとレイルがいるケロ。」

影炎「は〜ぁ。」

レイル「・・・・・・・・・。」

レーネ「・・・・・・・・・。」

影炎「こいつが・・・・・・。」

 ドカッ!!

 バキッ!!!

 メキッ!!!!

 メリメリメリッ!!!!!

影炎「ははやほへななひっへ・・・。」

レカイト「^ー^」

レイル「・・・・・・・・・。」

* *  *   *    *     *      *       *

ルト「では・・・・・・。」

 ガチャン。

???「ぁ!?オマエがルトって奴!?」

ルト「そうですが・・・。」

???「やっぱり!?探したぜ〜」

ルト「・・・・・・・・・・・・?」

???「覚えてるか?俺エイジ。」

ルト「さぁ・・・。」

エイジ「そーかーやっぱり?あの時兜かぶっとったもんな〜(ナ-ンチャッテ)」

ルト「・・・というと?」

エイジ「ほら!?あのレインにやられてた時に一緒にいたろ!?」

ルト「あの兵士・・・・!?」

エイジ「俺は兵士じゃないの。傭兵なの。」

ルト「は・・・ははぁ・・・。」

エイジ「いっちょやったるぜ?」

ルト「何が?」

エイジ「・・・・・・・。」

ルト「・・・・・。」

エイジ「・・・。」

ルト「・。」

エイジ「いつもオマエは冷たいなぁ・・・。」

ルト「なぜ?」

エイジ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

ルト「ま・・・まぁ協力してくれるのなら・・・。」

 ダダダダダダッ!

???「エイジ!?どこ逝ってたの!?」

ルト「漢字 違・・・。」

エイジ「俺、もう死んだのか・・・。」

???「探してたのよ!?ってルトさん!?あなたがルトさん?」

エイジ「探す相手違うでしょ。探すのはルトのほう。・・・で・・・なに?」

???「ルトさんには自己紹介はまだね。私クリス。」

エイジ「俺の話も聞けよな・・・。」

ルト「城内は馬に乗って・・・。」

クリス「いいの!」

ルト「いいの! じゃなくて・・・。」

エイジ「さ。いこ。」

ルト「どこ!?」

 ヒュウゥゥゥゥゥ・・・・。

 ・・・・・・・・・・・・。

エイジ「・・・・・・・・・。」

* *  *   *    *     *      *       *

???「正義の騎士!ラルカ今ここに参上!」

???「いや。ここには誰もいませんから。」

ラルカ「何を言っている!こう言うところで言うこそ格好が良いのだ!」

???「そっちは騎馬、こっちは歩き。この差何とかしてもらえませんかね?しか
もそのマフラー・・・。」

???「いいじゃありませんの。こういう所がラルカっぽくて。」

???「いや・・・ね・・・。」

???「そう言うエイヴンもそんな厚着してどうかなされますわよ?」

エイヴン「いいの。これが俺の見せ場ですから。」

ラルカ「言葉を間違えたか?」

エイヴン「そんな事はいいの!それよりテイアさんもその大事そーに持っている杖
は何日も手放していませんがどーしてなんです?」

テイア「これ?そう?約45分と21秒前に一回外したはずですが。」

エイヴン「それじゃ「約」なんていらないような・・・。」

ラルカ「なんか来たぞ!」

エイヴン「ぁ〜敵兵ですね〜」

ラルカ「良し。逃げるぞ。」

エイヴン「はぁ?」

テイア「さっさと来て!?」

エイヴン「今思うとテイアさんも騎馬・・・。」

ラルカ「俺が乗せてやるっ!」

エイヴン「グワッ!」
 


(虎影さん作)

〜墓地〜
壬「ふ〜・・・、これで大体の人間は埋めたと・・・」
黄金「なぁ・・・聞きたいことがある。俺達は、生き返ってよかったのか?」
壬「さぁな・・・戻りたいんだったら、戻してやるぜ?」
黄金「俺は、戻りたい。今の世もこんなことが起きるのなら・・・」
白銀「俺も、戻るよ。疲れた。でもよォ、用があるときは戻ってくるからな。」
黒金「某は、残る。ジパングを見てから、戻るとすろのでな・・・」
壬「そうか・・・戻るか?あの世に・・・」
黄金&白銀「たのむぞ・・・」
壬「あぁ・・・」

〜壬の部屋〜
仁「お帰り〜・・・黄金達は?」
壬「あの世に帰った。」
仁「そうなんだ・・・御疲れ様・・・」
壬「あぁ。まぁ、あの二人のことだ、いつか戻って来るさ」
ドンドン!
哀鳥「入るぞ!壬・・・失礼しました〜」
壬「ちょ、、、ちょっと!如何した?来て直ぐ帰りやがって!」
哀鳥「いや・・・男女そろって、二人っきりだったからさぁ〜・・・」
壬「・・・何でそう捉える!」
哀鳥「まぁ、いいだろ?用件だが、お前の、親父が呼んでるぞ!」
壬「ん?俺?」
哀鳥「違う!そっちの、彼女だ!」
仁「え?何で?いるのさ・・・まぁ、いいや。今行くって伝えておいて」
哀鳥「おう。解った!」
ダダダダダ・・・
仁「アンタも、行く?」
壬「おっちゃん来たなら、顔出さないとな。つーことで、行くよ」
仁「じゃ、行こう!」
壬「そうだな・・・」
黒金「某を忘れんで貰いたい・・・」

(影炎さん作)

          〜〜〜って言う事で〜〜〜

 な〜んてこと、あったよな〜

 それからは秘密ですゎ

影炎「って感じだ。」

ウィンヅ「ふ〜ん」

影炎「あの後、その二人が仲間になって、なぜか。」

 ・・・んで、さっきの・・・ぇ・・・と・・・なんだっけ?

 そうそう。あの三人。ラルカとエイヴンとテイア。

 あいつらが仲間になった後はね・・・。

 そしてみんなでレインを討ち取ったと。

レイン「なんか言ったか?」

影炎「い・・・い・・・いや。なんでもないって。」

ルト「・・・・・・・・・・・・・・・。」

影炎「ま。こんな漢字で時は流れてるわけ。」

エイヴン「もう夜の2時ですよ。良い子は寝ないと。」

影炎「・・・・・。お子様。手を上げて。」

 し〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん。

影炎「みんなもう青年なんですが。何年前の話?それ」

エイヴン「・・・・。そか。じゃあ大人も寝るようにするか。」

影炎「今俺は26だぜ?」

レーネ「25と10ヶ月と3日。」

影炎「・・・・・・・・・・・・。」

エイヴン「計算速いな。」

レーネ「17桁までの計算なら5秒以内にできる。」

一同「(人間じゃないヤツ一名。)」

ラルカ「この弓。短くないか?」

影炎「俺に言うな。」

ウィンヅ「この中で弓使うのはお前だけだろ。」

ラルカ「ケチるなよ〜」

ルト「あの店に売ってますよ。大体は。」

ラルカ「やっぱこれでいいす。」

影炎「どうした?」

セネ「逝ってらっしゃいよ。」

エイヴン「だから漢字違うって・・。逝っちゃだめでしょ。 逝 っ ち ゃ 」

レカイト「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

レイル「ハァ〜帰ったよ〜」

一同「メシキタ――――――(◎∀◎)――――――!!」

レイル「え?ごはん?これ服なんだけど・・・。」

 ガクッ。

影炎「・・・・・・。」

(虎影さん作)

〜城門付近〜
壬「おーっす!おっちゃん!」

仁「何で来たのサ?父さん。」

哀鳥「ところで、アンタ名前は?尋ねてきたからには、ちゃんと名乗らない
と・・・」

???「ワシの名前か?そこのお若いの?ユウセイというんだがな・・・」

哀鳥「へぇ〜俺は、哀鳥って言うんだ。」

ユウセイ「哀鳥か・・・覚えておくよ」

仁「ところで、何で来たのさ?」

ユウセイ「ん?あぁ、そうだった・・・城下が、壊滅状態だって聞いたからお前の
無事を確認する為に来たんだがな・・・無事みたいだからいいとしよう」

仁「私は、無事だけど・・・壬の、左腕義手だよ・・・」

壬「言うんんじゃねェ!」

ユウセイ「平気なのかい?」

壬「まぁ、うん」

仁(嘘つくな、嘘を・・・)

ユウセイ「後、影槌を返してくれんか?」

仁「何で?」

ユウセイ「使うからだ。理由はそれだけ。」

バッ!

仁「ん?もう、盗った!」

ダダダダダダ・・・

壬「逃げたな・・・」

哀鳥「まぁ、いいとしよう。」

壬&仁「良くないよ!」

ユウセイ(あいつは知らんか・・・ワシらの家系も、天流なのを・・・ガイの奴も
教えればいいものを・・・全く・・・)

( 鮮血少女 モノクロッド さん作)

〔 FTT・森 〕

森の切り立った部分から街を見下ろす二人。
それは、帰ってきたヨシュアとショウスバメだった。


ここから下れば、一気に街である。


ヨシュア「うっ! こりゃ予想以上やな・・・」

ショウスバメ「これは帰ってきてよかったね・・・」


宝石探しも無事終了し、
リフア達より一足先に帰ってきたヨシュア一行。

街の様子に愕然とする。



「これでも、片付いた方なんだがな・・・」



驚いて振り向くと、そこには兵士長… ONEMANが居た。
岩に凭れてジュースを飲んでいる。


ヨシュア「へ、兵士長・・・ こんなトコで何しとるんですか?」


ONEMAN「ふぁ〜あ… 最近、街の復興で寝てねーんだよ・・・
       ムリヤリにでも休まんと過労死するねこりゃ」


寝てないと言うのは、本当らしい
目の下にクマが出来ている。 そのせいかちょっと老けて見える。

・・・が、怒らせそうなので言わない。


ショウスバメ「街の人の救助とかは・・・?」

ONEMAN「あー 問題ねー 問題ねー
       全員見つかったよ ・・・行方不明者は、殆ど死んでたけどな…」


ヨシュア「・・・一体どうしてこんな事に・・・」


ONEMAN「・・・・・・・災害だよ! さーいーがーい!」


ヨシュア「(・・・・・・嘘やな…)」


ショウスバメ「ねぇ 行った方が良くない?」

ヨシュア「・・・そやな… じゃ、俺らは救助に行ってk…
     じゃなくて! 行ってきます隊長サン! じゃーなー」



ONEMAN「・・・あいつ等が帰ってきてくれれば…
       ちったー楽できっかな…?」





オチ無し(ぁ

(リフアさん作)

「予想外だな、これは・・・・・・・・・・・・」

リフアがフォエクトキーVと並んで歩き、周りを見渡しながら言った。

「何故、こんなことに・・・・・・?」

「分からない。ただ、リフア、今は宝石のことを報告しに行くことが先だ。それが
済んだら、すぐにフリッドへ戻ろう。ずっと国のことは、アルファに任せっきりだ
からな。それから、フリッドも再建は終わったはずだ。なるべくこの国を手伝うよ
う頼んでみる」

「そうだね。行こうV!」

二人はそう言い、城へ戻った。

そして、その四人の手練れの剣士が帰って来た頃、あまり荒れていない広場では、
一人の少年がうろついていた。

「随分と、変わっちゃったなあ。どうして、こうなったんだろ?」

少年は、黄色い髪をしていて、絵の道具を入れたバッグを持っていた。パレットだ
った。

「これじゃあ、いつになったら国は戻るんだろう?また、みんなの幸せそうな絵を
描けるかなあ?」

暗い表情からは、強い悲しみが感じられた。

「はいは〜〜い、そこの坊ちゃん!そう、君なのにゃ!」

変わった語尾をつける女性の声に、パレットはビックリし、声の方を向いた。声の
主は言うまでもなかった。教育長モノクロッドだった。教育長は、ニコニコしなが
らパレットを見ていた。

「坊ちゃんは絵描きだね。そんなあなたに、お絵かき道具をいつもの半額で、売っ
てあげるにゃ〜♪」

どうやら、パレットのバッグを見て、絵描きだと分かったらしい。

「えっとね、お姉ちゃんのオススメの筆は?僕、それが欲しいなあ」

「オススメかにゃ?どれもいい筆だから、みんなオススメだよ♪」

「本当!」

パレットは目を輝かせ、置いてある筆や、スケッチブックなど、様々な道具を見て
いた。

「どれがいいかな♪天の神様の言うとおり♪ワワワワワン♪」

すっかりいい気分になったパレットは、筆やスケッチブックは勿論、100種類以
上の色が入っている絵の具箱等も買った。

「でも、これみんな半額なの?すごくいい質なのに」

「いいのいいの、どうせお城の絵画室から・・・・・・・・っとと!」

教育長は、慌てて口を、手でふさいだ。

「え?絵画室?」

「いやいや、なんでもないのよ。うふふ」

何とかごまかした教育長は、落ち着いてパレットに、他にはないかと尋ねた。

「他?うーーーーん、もういいかな。あれ?」

ふとパレットは、店の横にある小さなゴミ箱の中に、筆が捨ててあることに気がつ
いた。その筆は、毛先はボロボロで、色々な絵の具が付着して固まっていて、あち
こちが汚れていた。

「ああそれはね、古くなったから捨てたんだにゃ〜。うふふ」

「ふーん」

パレットは、その筆をゴミ箱から出した。使えそうもないその筆からは、何か不思
議な力を感じられた。

「これ、貰っていい?」

「別に構わんにゃ〜。うふふ」

パレットは、買ったばかりの道具をバッグにしまい。ゴミ箱から拾った、ボロボロ
の筆を、ポケットに閉まった。

「それにしても、お客さんも物好きねえ。うふふ。またどうぞ!」

パレットは向きを変え、教育長に手を振りながら歩き出した。

「それにしても、これ、妙に不思議な力がある気がするなあ。どうしてだろう?ボ
ロボロなのに」

パレットが、人気の無いところでポケットの、ボロボロの筆を取り出したそのとき
だった。筆は目も眩むような光を発し、ボロボロだった筆は、綺麗な、最高にツヤ
のある、見事な筆に変わっていった!

「こ、これは!?」

光は止まらなかった。そして、さらにその光は、強さを増していった。パレットを
飲み込んで・・・・・・・・・・・。








この続きは、私が書きますんで。

(プーパ さん作)

返事が無いから、勝手に参加しまぷ。

===

―災害、そう聞いた。

破壊の限りを尽くされた今回の出来事。

このような場合における、図書館の司書の役割とは、一体何なのだろうか。

…目の前に広がる、本の山々。

毎年割り振られる資金で、少しづつ溜まっていった蔵書の数々。

歴代の司書たちの手により生み出された、「知恵の結晶」だ。

しかし。

室内で大切に温存されてきた知恵は、役に立たなかった。

役に立ったのは、最前線で働く人たちの、実戦経験。

そう考えると、何ともやるせない気分にさいなまれる。

プーパ「…あ〜あ、何かねぇ、オジサンは心が痛いワケですよ。」

薫「…ですね。」

二人して、ため息を一つ。

図書館の管理をまかされている人員は、現在三名。

…しかし、その中で城下の復興で力を発揮できそうなのは、真ただ一人。

さすがに色々と、アレなので、参加を希望してみたところ。

「下手に怪我をされると困る。色々と危険なんだ。」

戦力外通告。

結局、一番面倒くさがっていた真のみが、「危険」な復興活動へと駆り出された。

薫「…でも、こんな時こそ、二人で蔵書の整理しちゃいましょう。」

前向きな薫。

…しかし、今はその前向きさ加減さえ鬱陶しい。

というか、基本的に頑張りやは好かん。

なぜなら、僕が頑張りやじゃ無いからです。

プーパ「…だな。どっかのお偉いさん方は、勉強するのはいいけど…」

薫「…片付けまでしてくれませんからね〜…。」

二人して、もう一度ため息。

…オレ達は、厳かに並ぶ本棚へと、歩を進めた。

=====

何だかな〜…。

( 影炎 さん作)

今回で完全にみなさんと話を合流させます
とういうか、 さ せ た い で す 。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

            〜〜〜分岐〜〜〜

影炎「なんか騒がしくなってきてるなぁ・・・。このFTTも」

ルト「え・・・ええ・・・。」

ラルカ「じゃ、俺らは帰るとするか。」

レーネ「何故?」

ラルカ「そんな母国をほっとけるかよ。」

テイア「そーですの。」

エイヴン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。俺は残るよ」

ラルカ「何っ!?」

エイヴン「俺の任期は昨日の午後5時まで。もう任期は切れた。また契約しなきゃ
俺は行かないよ。」

ラルカ「なら・・・。」

エイヴン「おっと。俺にはその仕事は受けれないな。」

テイア「エイヴン・・・・・。」

エイヴン「向こうに行くと退屈でいられないの。分かる?」

ラルカ「そう言うなら・・・。仕方あるまい。」

テイア「お呼びになりましたらいつでも飛んでまいりますわ。」

ラルカ「じゃあな。行くぞ。」

レイル「じゃあ私はまた仕事に戻らないと。ね?兄さん?」

レイン「え!?ん!?あ!?またぁ?あ〜あ・・・。」

レイル「じゃあね。いつでも遊びにおいでよ。」

レイン「ごちそうが待ってるぜ。」

 ガツンッ!

レイル「そーゆーところ変わってないなぁ〜兄さん。」

影炎「はははははは・・・。」

セネ「私も仕事に戻らなくては。」

影炎「かなり人数減っちゃったけど・・・。」

エイヴン「ホントだな。」

レカイト「・・・・・・・・。 ケロ」

レーネ「・・・・・・。」

(漁炎さん作)

話には聞いていた。
一応俺もFTT城の一般兵士として登録されているので電話はあったらしい。
撮影中ということで電源を切りっぱなしだった携帯電話に

「結婚式中に騒ぎがあり、城が壊滅状態に陥った。
 もし用事が無いようならば…いや、あってもすぐに駆けつけていただきたい」

と、機械的な音声で留守電が入っていた。
気がついたのが着信があったかなり後だったと言うことで、連絡を入れようかどう
しようか迷ったが止めておいた。
面倒だし、別に何時行ってもかまわないだろうと踏んだからでもある。

で、実際にFTTへと帰ってきた。電車やら飛行機やらで。
代金は監督さんが全額出してくれたので無料に近い。
嗚呼、これで俺も映画俳優としてデビューできるのか… やっほい。

…ゲフン。その話は横へと置いておこう。
実際に現場を見て、予想していたのと同じような光景だな…と思った。
ああ、これは俺が見た光景の中でも絶望的な光景ベスト3ぐらいに入りそうだ。

一体何があったのだろうか。
結婚式中に騒ぎがあったと言っていたがどんな規模の騒ぎだったのだろう。
夢と魔法の国だったはずのFTTがほぼ壊滅状態に陥るほどの騒ぎだから…相当巨大
な台風でも来たのか?
いや、台風じゃなくてハリケーン? どっちでも同じか。

っと、こんな状態だと人手が足りねぇだろうな…
里の知り合い全員呼んだとして…40人ぐらいか。
無断で呼んでもいいもんかどうか。人が多い分にはいいだろうけどな…一応相談し
ておこう。


ああ、あの夜景はもう見れないんかな。
昼には昼の面があり、夜には夜の面があり。
そして常ににぎやかだったこの町。
唯一俺が作戦失敗した町。これは流石に嘘だけど。

そして、里と同列ぐらいに好きな町。

今もいろんな意味でにぎやかだけど、それは決していい意味でのにぎやかではな
い。
皆が好きだったにぎやかさ、明るさは消えた。

復興するのは何時になるだろう。
具体的に何時と断定できるわけではないが予想はできる。
相当長い時間を要するだろうと思う。

あくまで勝手な推測だけども。


さて、兵士としての仕事を始めましょうかね。



最初に向かうべきは隊長のところだろう。
「あのー…」
とりあえず近くにいた(格好が)偉そうな人に声をかけてみた。
「あー、邪魔邪魔。邪魔になるからどいて」
「あ、はい」

…あれ?この空気は何ですか?

「え…っと、あの人なら何か分かるかも…」



どこにいっても相手にしていただけませんでした。
そして私は結局、職を失ったようです。
そりゃあれだけサボってれば消えるよな。

ということで。

「ふぅ…一般人として活動するのも中々いいもんだな…」

  よくないって。


FTT城は今日もにぎやか9に続く

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