FTT城は今日もにぎやか6(日常編)

(鮮血少女 モノクロッドさん作)

ONEMAN
「さて、教育長はどこかな…」

たかのっちと別れてから部屋に向かう。
行く先はもちろん…

教育長の部屋の移送方陣。

ONEMAN
「・・・炎剣装備しとくか… あ、ヨシュア!
 クククッ… こっちに来てくれないか?小隊長殿・・・」

ヨシュア
「・・・な、なんでしょか…」

すこぶる嫌な予感。
兵士長は、兵士長で・・・
「ま、こいつは教育長の正体知ってるしー いんじゃね?」位に思ってる。
ちなみにヨシュアの人選理由は、腕が立つのと炎の魔剣を持ってる事。

ヨシュア
「あんのぉー・・・
 さっき黒逝からクリティカルヒット食らったばっかなんやけど…」

流石にザックリはやられなかったが
骨の位置が変わってんじゃねーの?見たいなボディブローを
20〜30発食らっているのでヨシュアもかなりダウン気味。

ちなみに普通の兵士だったら1発目で天国だ。

ONEMAN
「でも、魔性形態になれば壁にはなるよな?」

ヨシュア
「( д)      ゚ ゚  」



「い、いややぁぁぁーーーーーーーーー!!!!」

ヨシュアの叫び声が城内にこだましていたと言う…



ONEMAN
「・・・そう言えば、たかのっちも魔剣に詳しいし
 教育長の事を教官とか言ってたよな… じゃあ正体も知ってるだろ。」



兵士長を守る壁がもう一枚増えた。


その頃・・・


>>_________たかのっち___________


何やら絵の具のような物で自分の腕に模様を描いている、たかのっち。

たかのっち
「しかし庭に撒いておいた化学兵器を逆に利用されるなんて…
 むむむ… 流石教官! ・・・侮れないな…!」


毒性の化学兵器をまさか舐めて識別されるなんて思ってもない。
更に利用されて、うちわ1本で1個小隊が壊滅など誰も想像しない。

しかも、いざと言う時の為に派遣した城内で一番腕の立つヨシュアも
幽霊の不意打ちで半殺し。

教育長は、全然反省してないし…

このままでは薬物とかミサイルまで持ち出した自分が
ウィンディアのモーニングスターの餌食になる。

たかのっち
「フフフ♪ 燃えて来たぞぉーー!! どうせ結果を出さなきゃ
 モーニングスターを食らうんだ… へっへっへ♪」

独り言が言い終わる頃には、腕に模様を描ききっていた。
淡い緑色に光っている。

たかのっち
「これで風属性呪文は思いのまま…! 見てろよ教官…♪」

ジャラララーン♪ ジャララーラジャーララララー♪(BGM:カルマ

たかのっち
「ん? 携帯がなってるね…」



モチロン兵士長からの壁依頼の電話だったりする。



たかのっち
「外壁を吹っ飛ばす程度の魔法使えますよ?
 ・・・ヨシュア君は二人で使いましょう。」

ONEMAN
≪OK お前は戦力だ≫

ヨシュア
≪お前らは人の皮被った鬼かぁぁーーーー≫

ヨシュア史上最大のピンチ到来。

(黒逝 かぐらさん作)
かぐら「あ゙ー」


 今日は災難だった。
 まあ、43のお陰でストレス解消は出来たけどさ。

"いたぞッ!"

 え?いた・・・?何気にピンチだったり・・・・・・はしないか。流石にこりたでしょ、43の
あの有様を見ても。これで私を攻撃しようもんなら、腕の一本や二本引き千切ったるよ?
 でも・・・

"たかのっち、行け!!!!!"

 ちょ、エクストラメーションマーク多いって。
 たかのっち・・・?ああ、あの人ね。それが私に向かって・・・あ、止まった。人違いに気付
いたんかな?

 つーか、なんで私が攻撃食らわないかんわけ?


 何気にめっさ嫌な予感するんですが。



たかのっち「突風魔法!!」

  かぐら「え?あ、オイ、コラ・・・何やってんだよテメェ!!!」



 風が吹き抜けます。今「あー」とか言ったら、「あ゙ー」ではなく喉が切れんばかりの
勢いです。が!!
 皆さん忘れていると思いますが(私も忘れていましたが)、この服には厚さ何ミリかの
鉄板が仕込んでいるわけです!昨日気付きました、ログ見てて。


ONE「飛んでないじゃねぇか!!」
たかのっち「あれ?おかしいな・・・」
43「体重が異常に重い、とかやないのか?」


 ってことで、体重が重いとかじゃなくて・・・


たかのっち「ヨシュア君、後ろ・・・後・・・・・」
   43「ん?何や、皆へっぴり腰で」

  かぐら「43・・・だーれの体重が重いって?」
   43「そんなん吹っ飛ばされなかった奴に決ま ギャーーーーーーーー!!!!」



 その後43は土に還りました。
 43。私はユーレイなんだから重さがあるわけないだろーが。

 で、何でモノタンから盾にされただけで風系呪文を食らわせられないといけないの。別
にモノタンの逃走の協力をしたわけじゃないんだってばよ(ナルト風)


(鮮血少女 モノクロッドさん作)

必殺ヨシュアガードのお陰で
兵士長とたかのっちは、(注意がそっちに反れたので)余裕で助かった。

ONEMAN
「ヨ、ヨシュアァァァーーーー」

たかのっち
「く、くそう!小隊長がやられるなんて・・・
 完全に予想外だ!!」

ONEMAN
「ああ!予想外だった!」


ヨシュア
「お、おんどれ等… 後で覚えとけ・・・ ガクッ」

「ガクッ」と口で言うだけの元気はまだあるらしい
本当に丈夫だ。

ONEMAN
「・・・しかし たかのっちの魔法が聞かねぇのは痛いな…
 しょうがない俺が行くか…」

前に出る兵士長。
黒逝は、兵士長が戦っている所は見た事が無い。

ちなみに今まで戦闘シーンは沢山あったが
兵士長が戦っているシーンは、1回のみ。

かぐら
「ってちょっと待て! アンタ兵士長なのに実力未知数かいぃぃぃ!!
 アータもうちょっとh…」

プシィィィーーーーー(注:スプレー音


黒逝が話し終わる前にいつの間にやら距離を詰めて
すかさず催涙スプレー。

ONEMAN
「ユーレイっつっても物に触ってるし、感覚もあんだろ?」

呻きながら地面に転がり「ダウン!ダウン!」と
レフェリーっぽいセリフを連呼する黒逝。かなり混乱気味。


兵士長は、戦闘のプロ
相手のデータを独自に分析し、もっとも効果的な戦法をとる
負けなければOKなので
薬盛ったり、人質使ったりも全然問題ナッシング!

たかのっち
「・・・要するに卑怯って事かぁ…」

ONEMAN
「ユーレーなんつーバケモノとマトモに戦ってたまるかぁ!!」


も、もっともらしい理由でたぁぁぁーーーーーーー!!


・・・・!?


凄まじい殺気。

ブォン!


ONEMANが振り向いた瞬間…

向こうにぶっ飛ぶ、たかのっち


首筋には、鎌。




王手。

ONEMAN
「や、やぁ♪ どーしてスプレー効かないのかな?」

かぐら
「・・・カラーコンタクト付けてたからドー言うワケか
 被害が最小限だったみたいだねぇ… いやーラッキーラッキー…」

ONEMAN
「あー 10年前のスプレーだったからなー
 もしかしたら効果が薄かったのk ちょ! ギブギブギブギブ…」

(注:これより先は効果音でお楽しみ下さい。)

ガン!

ゴン!

グシャ!

ヒュッ!

ガッシャーン! パリーンパリーン…

ヒュゥゥゥーーー

ドグシャッ!

かぐら
「完璧な作戦だったが
 お前の敗因はただ一つ・・・テメーは私を怒らせた…」

ちなみにその後の医者によれば、
兵士長の傷には、峰打ちの箇所が全く無く
全部、急所狙いだったそうな

( リディシアさん作)

黒逝達の戦闘を影から見ている者が二人・・・。

者・・・と言うより物といったほうが正しいかもしれない。

物A「あれ、幽霊なんだってさ。」

物B「幽霊?物騒な世の中になったもんだねぇ。」

物A「いや、幽霊くらい昔からいたから(ぁ」

物B「あっそ。」

物達は、よくわからない会話を繰り広げている。

物A「何かさ、苦戦してるけど、幽霊ってそんなに強いん?」

物B「強いから苦戦してるのさ、マイケル。」

物A「マイケルって誰やねん。」

やっぱりわけがわからない。

物A「でもさ、FTT城にさ、ああいうの倒すの専門の人居たよね?」

物B「え?誰それ?」

物A「レナス・・・だっけ?妖怪退治してたってどっかのスレに書いてあったよ。」

物B「スレって何だよ。それに妖怪退治であって幽霊退治じゃ無いだろ。」

物A「妖怪もスレも変わんないよ。妖怪って言っても元々幽霊が化けたもんだろ?」

物B「妖怪もスレもってなんかこんがらがってるよ。」

物A「そういう観点で言ったら妖怪より幽霊の方が弱い希ガス。」

物B「そうだね・・・でも何でレナスは登場しないんだ?」

物A「決まってるじゃないか、レナスは死んだんだよきっと。」

物B「そっか。ってダメじゃん!?ってか『きっと』って何だよ?」

物A「気にしない気にしない。登場したってどうせgdgdな戦闘が長引くんだ。」

物B「そうだね。」

結局物達は、それからずっと意味不明な会話を続けたのだった。

(夜狩亞 さん作)
ヨシュアはショウスバメに秘密の部屋で介抱されていた。

「ってー……かぐタン、いつの間にあんな強くなっとんねん…?」

「ヨシュア・・・腕なまってない?」

「あん?そうかなぁ・・・・・・ってか、なまってるやろな」

そういうやいなやヨシュアは机に向かって何かを書き出した。

―腕がなまってきているので地獄の修行に行きます。
  決して探さないでください。探しても見つかるものは自身の死だけです。
        by ヨシュアandショウスバメ Dear 城の皆さん―

ヨシュアはそれをくしゃくしゃに丸めて部屋から出て、かぐタンに殺られたONEM
ANに投げつけた。紙はONEMANの後頭部にクリティカルHITした。

「ったく・・・・・・何で俺が負けぐぼぁ!?」

ONEMANは鉄の兜をかぶっていたが、ゴインと物凄い衝撃を受けた。

「いって・・・・・・ん?これは・・・・・・紙だな。何か書いてるのか?それともただ単に俺
にぶつけたのか・・・・・・。まぁこんな状況では何か書いてあるのが普通だな。誰かか
らの果たし状か?」

ONEMANは紙を開いて手紙を読んだ。読み終わると同時にプルプル震えだし、

「マリモ殿ー!!!すぐ来てくださいー!!」

と、その場で大声で叫んだ。

ヨシュアとショウスバメは既にその城にはいなかった。

(漁炎さん作)

あーあ。なんだかかなりの時が流れた気がする。


結局あのSNOWと名乗る人物は誰だったのだろうか。
同じ空間内に同一の魂があることは…あ、そうか。

俺と(自称)SNOWは未来から戻った。
今のSNOWは魂が逃げる前。

とするならば話があう。
何と言っても2000年ぐらい後の世界から戻ってきたわけだし。
…どちらにしても助けなくてはいけないんだろうか。
だとしたら俺一人で行くべきだろう。
自分の未来の姿を見るなんて…嫌だろうから。
今日の夜辺りに奴らが何処にいるかを探すとするか。

「じゃ、お休み〜」
「おう。 おやすみ」
パタン。

よし、早速パソコン起動…
で、俺の里の裏サイトへと…

よし、あとは奴の名前を入力するだけ…あ。
俺、よくよく考えれば奴の名前知らないじゃん。
あ、いや…そうか。
あの連れ去られた奴もSNOWっつってたから、その名を入れればでるかもしれん。
ちょいとチャレンジ。

…二箇所か。
こっちのはFTT城の近くだから俺のところだろう。
そんでこっちは…あれ? こっちも?
…つーか場所が全く一緒?

…そっか。 次元…ってかなんつーかその辺りの何かが違うんだ。
こっちを「光」だとすると「影」だな。
「光」をつぶせば「影」が。
「影」をつぶせば「光」が。

それぞれの形で支配する。
世界ってのはそんなもんだろ?
俺はそうだと思っている。
周りがどう思っているかなんて、"自称"SNOWしかわからねぇだろう。

さて、そろそろ「向こう」に行きますかな。

「術式:36 時空移動之項」
集中しないと命を失う。
余計なことは考えずに… えいっ!


ドサッ

左肩が一番最初に床に着いたようで激痛がした。
「いだだだ… っと、ここは…」

辺りは暗闇に包まれている。
かろうじて確認できることは、FTT城とまったく同じ形のものが俺の目の前にある
ってことぐらい。

「これはFTT城の…城門か…? だとすると…」
兵士全員に配られている緊急時用のキー。
常備でよかったぜ。 どこかにやるとなくしそうだしな。

カチリ
やっぱり開いたか。
これで裏のFTT城に進入可能になった。

城門を開けたはいいが、目の前には茨が幾重にも重なり合っていた。
「ま、こんなもんは俺の力で…」

An eternal flame gathers in my body and subjugates the enemy.
(永遠なる炎 我が身に集い 敵を討て)

"Eternal Blaze"

どこからがでてきた劫火により幾重に重なった茨も一瞬で灰になった。
「っと、これで進め…ないのか」
今度は氷の壁が。
そしてその氷から後ろが透けて見えたのだが、そこには炎が上がっているように
感じる。
「…あの炎で消えねぇかな」

そんなことを考えてもやはり無駄と言うもので。

「数時間待っても数分待っても変わりないならこっちから消すまでだ」

何かあるときのために持ってきた荷物を漁る。
中から取り出したものは…
「ジャーン。 プラズマビーム」
…某宇宙海賊が暴れまわるシリーズより引用したかのごとく、似すぎているそ
れ。
「これで…えい!」
腕にくっ付けてボタンを押すと、銃口からプラズマ弾が飛び出した。
「おー、ものすごい勢いで氷が溶けてゆくー」
別に感想なんかどうでもいいのだが、周りが暗闇でしかも単独行動中ということ
で、寂しさを少しでも紛らわそうと思って…
今考えると恥ずかしいことだ。

さて、その後もいろいろなトラップを掻い潜りながら城の中へと潜入した。
「フッ… 流石は隠密行動派。 われながら惚れ惚れするぜ…」
なんて余裕をかましていると、警報が鳴った。
その警報が鳴り終える前に警備ロボが何体も登場、俺を四方八方から取り囲ん
だ。

「…やっぱり俺は馬鹿だな」
あー、さっさと帰りたい、あの日の生活に。


警備ロボ:推定で20体程度
俺のHP:推定で1900程度

一回で受けるダメージを10と考えよう。
そうすると…大体190回攻撃を食らえば倒れる、か。
げ、まずくね?
一人を攻撃→倒す→周りのやつから攻撃を受ける
→(今だと)19体×10
→また一人を攻撃し、倒す
→周りのやつから攻撃(18×10)

ヤバめですか、そうですか。
あー、レスキューがほしい。
いや、エアマックスとかライフアップとかバリアをくれたりするのじゃなくて。
つーかどうでもいいけどこいつら弱すぎww
攻撃一発一撃死って何よwww 本当に警備ロボか?www
ま、弱い分にはいいんだが。

…辛い。
もう何体倒したかなんて忘れた。
でも倒せば倒した分だけ追加補充されて…
ん? こいつらの巣を壊せばいいのか?
とはいえ、どこに巣があるのだか。
えーい、面倒だ。

An eternal flame gathers in my body and subjugates the enemy.
(永遠なる炎 我が身に集い 敵を討て)

"Eternal Blaze"

壮大なエフェクトの後に煙が昇った。
(やったか? 流石に奴らもこれで…)
「…異常な熱データを観測。 対炎術者モードに変更する」
aaa...
ごめん、なんて言ったらいいかわからない。
「…こうなったら……」
ドラ○もんよろしく、カバンから取り出したもの…
「じゃーん。アイスビーム」
それはプラズマビームと銃口が一緒、しかしながらも周りに溢れんばかりの…っ
ていうかすでに溢れている冷気が。
「ケケケ…これでお前らなんか一掃してくれ
「冷気を観測。 対アイスモードに
「うがー! 黙れ!  ウェイブビーッム!」
冷気を纏っていたはずの銃が電気を帯びだした。
「チャージしている暇はない! 連打連打連打ァァァァァ!」
パワービームほどの連射力を持ちはしないが、一発で3つの弾が出るのでそれなり
には。
「ウラァァ! ソコォ! スキアリィィィ!」


30分もしないうちにすべてを排除することに成功した。
「ハァ…ハァ…ッ…… これで全部か?」
「異分子発見。 戦闘体制に入る」
「…まだ来んの?」
(ったく、なんでここまで戦わなあかんねんッ!)
関西方面独特の方言を使おうとがんばってみたりして気持ちを紛らわす。
しかし紛らわしたぐらいじゃ状況を変えるということはできないようで。

「ハァ…… どっからでもかかってこいやこのポンコツがァ!」
「ポンコツ…? 酷いなぁ、オレの特製ロボをそんな風に言うなんて」
「…誰だ?」
階段の上に立つ男、特徴がありすぎる。

長身、サングラス、ヒゲ。
ニット帽、スパナ、白衣。
赤い髪がすべて寝ている。
年齢は…20代後半ぐらい。

…なんだこの人は。

「オレの名前は…語る必要もないか」
「…で、お前が作ったロボがそんなに優秀だって?」
「そ。 一応ノーベル賞だって取れそうだったんだぜ?」
…取れてないのか。
「ま、そんなことはおいといて。 ヤッチマイナー!」
なぜカタコトっ!?

その男の合図とともに20体ほどのロボがいっせいにかかってきた。

「時代劇だって一人一人かかってくるのに卑怯なやつらめ!」
「それがモットーだからねぇ… 死なない程度にやってしまえ、ロボ共よ」
ぐぁ、ウェイブビームじゃどうにもならん…
アレしかないか…?

「む、アイスか?」
男は気づいていたが、あえてロボには命令しなかった。
「…彼の実力のほどを見てみようかな…」

「ォリャァァ! アイススプレッダー!」
アイスチャージ+ミサイル5発で周りを完全凍結するビーム。
何体ものロボが重なっていたならばほぼすべてのロボが固まるだろう。

アイススプレッダーを喰らって、固まったロボに向かってミサイルを撃ち込む。
すると、固まっていたロボが崩れ、辺りに氷の砕けたものが散らばった。

「どーだ! これでもまだロボを出すか!」
「へぇ、やるじゃん。 でもまだまだ実力がついてきてないね」
「はァ? 何言っちゃってるんですか?」
俺のプライドに火がついた。

「何ですか、負け惜しみのつもりですか。
大体なんで自分で戦わねーでロボなんかに戦闘を任せてるんですか。
そんなに戦いが嫌いですか。 だったらなんでロボなんて作ってるんですか。
そりゃね、俺だって好きでこんなことやってるわけじゃないんですよ。
好き好んでこんなことやってるやつが居たらぜひ見てみたいですよ。
もうね、あなたの考えがわかりません。俺には理解不能ですよ、本当にね。
ノーベル賞が何とか言ってましたけどね、そんな戦闘兵器で取っても仕方ないん
ですよ。
なんで取れなかったのかわかりますよね、と言うか自分でも気づいてますよね。
だからこんな寂れたところでロボなんか作っては俺みたいな輩を倒してるんです
よね。
ロボでなかったらここに来るまでにあんなに大量の人骨作るなんてできません
し。
っていうか何で俺がこんなに大量に喋ってるかがわからないんですが何か?」

「…うるさいね」
あからさまな怒りを声で表現しているつもりかですか?

「あんまり言われませんけどね、そんなことは」
俺の発言に対し、男が肩をすくめて言った。

「突然ですが二択です。 ここで寝てるか、人体実験されたいか。 さぁどっち」
「……俺ならお前を倒してここを突破するって言うのを選ぶな」
「…あ、そう。 何なら殺りあってみようか?」
「んー、ok 始めましょうか」

どっちが勝っても負けても結末に変化は…おおありだボケッ!


序盤、明らかに俺が押していた。
中盤、どちらにも勝てるチャンスがあった。

そして今、圧倒的な差をつけられて俺が倒れている。

「無理… 死ねる…」
…情けない。

「ハハッ。 さっき口であれだけ言っておいて…」
男が俺を蹴りつつ言った。
「君は口だけ星人かな?」

うるさい。
何とでも言うがいいさ。
どうせ俺は負け犬さ…

「さて… 君のこの剣、そうとうな代物だね?」
「ッ… やめろ! その剣に触れるな!」
俺の叫び、奴の不気味な笑み。

「へぇ、そんなに大事か。 ならなおさらだ」
(何を…)
奴が剣に手のひらを当てる。

「…… ……… …」
何かを唱えた。 数秒が経過した。

「これは… すごい!魔剣じゃないか!」
(いまさらそんなことを)

「これは是非とも僕のものに…」
「そんなことさせない…」

「あ?」

「そんなこと…させるかッ!」

一応声だけ張って威嚇してみた。
どんな反応をするのだろうか。

「…言いたいことはそれだけか、 負 け 犬 君 」
…とことんまでむかつく野郎だ。

「さて、この剣はもらっていくよ?」
「………」
俺にはどうすることもできない。

「じゃ、ばいば
「ちょーっと待ったァァ!」

誰だ。

「ったく、勝手に動いてこの様ですか、貴方は」
「……誰
「おーっと忘れてるなんて言われちゃ帰るしかありませんねぇ」

誰だ、このハイテンションな奴は。

「…お前は何だ」
逃げようとして他所からの他人の殴りこみ。
キレないやつがいるなら見てみたい。

「え? 私ですか? SNOWです」
(SNOW? 何で)

「どっかの誰かさんが勝手に行動したので追ってきたまでです」

(それは俺の

「しかも着いてきてみればこの様…じゃなくれ倒れているようで」

(何が言いた

「さらに剣を取られるとか情けねー事に。 もはや泣けてきます」

(用件

「だから私がこうして助けに来たというわけですよ。 感謝してください」
「やだ」
「即答ですか。 じゃあ帰りますよ…?」
勘弁してくれ。

「というわけで、その剣を返してください」
「…?」
「返してください。 ほら早く」
「…」
「返せって言ってるだろ」
なにこの女。
きっとこの男はそう思っているはずだ。

SNOW
神出鬼没で色々と厄介な存在である。
属性は名前から推測できるとおりいも…じゃなくて氷。
得意技は"永遠の氷河"と"闇の吹雪"の二つ。
ちなみに、両方とも氷系の技の中では難関呪文に属される。
氷系以外だと、雷や水などが得意。
逆に苦手なのは炎と光の二種類。
そのため、漁炎などの炎系統の術を使う者とは相性がいい。

「だから早く返せって…」
ついにSNOWの怒りが頂点に来たようだ。

「言ってるだろう!」
両手を天に向け、何かを唱える。

「…… … …… ………」
そして右手を地面と水平に構え、
「吹き飛べッ!」
その右手に体重を乗せるように足を踏み込むと、SNOWの周りから猛烈な吹雪が吹
いた。
そこで俺の意識がまたトんだ。


(………ぁ)
俺が目を開けた時、妙に見覚えのある風景だった。

「ここは…?」
「あ、おはよう」
…SNOW?
あ、?

ここ、俺の家?
? 何で。

「あの後大変だったんだよ。 あの科学者は氷の塊に埋めておいたからなんとかな
ったけどさ」
…?
何の話だか良くわからないような話を大量に聞かされた。
それこそまさに小一時間ほど。 耳が痛い。

「でさ、なんかよくわからない展開で最上階まで行ったんだけどさー」
「最上階… 何か居たのか?」
「いやー、見事に時空転移されまして」
そこはわらって話す場面なのか。

「そうか、逃げられたか」
「ん。 なんか二人ほど居たけど二人とも逃げたよ」
「二人…」
あの少女と自称SNOWだろう。

「…わかった。 ありがとう、SNOW」
「いえいえ、当然のことをしたまでですよー」



その数日後、SNOW宛に報酬が届いた。
俺を助けたため、らしい。
結局は金ですか、そうですか。

(鮮血少女 モノクロッドさん作)

―FTT城・マリモ自室・入り口前―

その時、マリモの部屋の前で聞き耳を立てている人物がいた。
教育長だ。

「あーりゃりゃ…
 何だか側近殿は、側近殿で大変だねぇ…」

口元をニヤリとさせる教育長。
聞き耳を立てながらなので、かなり怪しい雰囲気だ。


「ンッフッフ♪ まぁヨシャー君とかリファー君とか側近殿とか…
 皆が皆大変みたいだし・・・ これで私を追う所じゃなくなったネw」

ひっじょーに不謹慎。
少しは発言を慎めよオマエ…


音を立てまいと、必死に笑いを堪えていたため
後ろの気配に気付かない。


「あ、モノs…」

「ッ!?」

勢いよく振り返る・・・ が、
後ろに居たのは、姫。

「ど、どうしたの?
 そんなに驚くこと無いじゃないの! 失礼しちゃうわ!」

「あ、ぁー …はい スイマセヌ…
 最近、ゴキブリ退治と称されて、ずっと追われてたもんで…
 ちょーいとキョドってましたネ アハハハハ〜…」

「・・・? そんな事があったの?」

この事は、姫には伝えられていない。
伝える必要も無いし、目的が不真面目な教育長を懲らしめる為だったからだ。

教育長が不真面目だと姫に伝えては、
姫の今後の教育に問題が発生する。

それに大衆にも知られるワケにはいかない
一番の問題が・・・

「そう言えば、モノさん捕まらなかったの?」

「えー 捕まってませんヨ〜♪ だって、伊達に長生きしてませんから〜
 兵士が束になっても私を捕まえるなんてムリムリ♪」

これである。

そりゃ黒逝の不意打ちでヨシュアや兵士長が半殺しにされたが
兵士が束になっても教育長一人捕まえられないなんて
警備の脆さを露呈するようなモノ。

相手が年齢を変えれたり、不死身だったり、凄まじいスピードで走ったり…
その上、幽霊に妨害されただなんて誰も信じない。

どんな理由があったとしても、兵士を総動員してミサイルまで持ち出して
捕まえられなかったと言われたら

王国建国以来、最高の兵士長と言われるONEMANの立場が危うくなる。

教育長は城の威信にかけて捕まえなければならなかったのである。



・・・・で、コイツは言ってしまった。

「え〜〜〜!! すっごー!
 あんなにいっぱい居るのに?! モノさんは「かくれんぼ」の天才なのね♪
 今度、伝授してよ〜 それ使って城下に遊びに行くからー♪」


〜〜モノクロッドは、「かくれんぼマスター」の称号を得ました〜〜(ぁ



まぁ… 姫はこれくらいにしか
思わないけど・・・ネ。

「フフン♪ 私のかくれんぼのテクは誰にもマネできませんよ〜♪
 それに私は、姿を変える毎に強くなるのです!
 そして私は後2回の変身を残している・・・ この意味が解りますか?」

もちろん嘘。
今は、19歳で年齢を操れる範囲で最大の形態だし
変身なんて剣を開放した時の1回きりだ。


〜〜モノクロッドは、「嘘つき教育長」の称号を得ました。〜〜(ぁ


「ええええーーーー 凄すぎーーー!!
 さっすがモノさん♪ 今度、かくれんぼの他にアレ教えてちょうだい♪」

「・・・アレ? アレって何でしたっけ?」

「四足走法だよ♪ あのシャカシャカシャカ〜 って奴♪
 モノさん100m8秒なんだもん!
 私もやりたい! アレだったら駆けっこ私がいちばーん♪」

「ハッハッハー♪ ・・・それは駄目でーす!」

「えー 何でー 何で駄目なのよー」

「私も教えたいのはヤマヤマなんですケドぉー
 マリモさんとかウィンディアの奴が見苦しいからダメって言うんだよネェ〜
 勝手にやったら私がクビになっちゃいますよぅ〜」

「むー 皆、頭が固いんだから
 私も早く走りたいのにー モノさんばっかりなんてズルいーー」

通称ゴキブリ走法で(本当は四足走法)走ってる見た目もゴキっぽいから
と、言うのはゴキブリを図鑑でしか見た事の無い姫は知らない。

ちなみに四足走法で本当に早く走る為には、最低でも
1年以上のトレーニングが必要。

教育長の様に壁を垂直に登る技「スーパーロッククライミング」を体得するには
何年かかるやら… 完全に時間の無駄である。


〜〜モノクロッドは、「永遠の無駄」の称号を得た。〜〜(ぁ

〜〜ピカ姫は、「純粋なオテンバ」の称号を得た。〜〜(シツコイ


「それにしてもモノさんって凄いよね…
 医療も出来るんでしょ? 」

「そりゃーもう! 最近は専門の人が来たけど
 今も現役で「奇跡の医者」ですヨ〜♪ 私に治せない患者は居ないネ!」


その奇跡の医者は恐怖の名でだが…

「凄い凄い〜♪
 モノさんって何でもできるのね♪ 私も大きくなったら
 モノさんみたいな人になりたいな〜」

「そんなに褒めてもなーんにも出ませんよ〜」





「バストだけはモノさん見たいになりたくないけど♪」

プチッ

「オッパイの事かぁぁーーーー!!!」


ガスンッ!!


素晴らしいチョップが炸裂。
もちろん姫に

「・・・あぁぁあああーーー 又やってもーたぁぁーーーー!!!」

倒れる姫。

ちなみにここは、マリモの部屋の前

当然騒ぎにマリモが出てくる。

「教育長! どうなさr… ひ、姫ぇぇぇえええーーーー!!!
 い、い、い、い、い、い、一体 どどどどーしたんですかコレぇ?!」


「・・・・・・・・・・・・・・・(汗だくだく」

「教育長! 姫の頭の上をヒヨコがピヨピヨしてますよぉ!!!
 なななな、な、何があったんですかぁ?!」

「・・・げた…」

「は?」

「今、謎の男が現れて姫を殴って逃げたんだ!
 なんか、ジパングの宝石がどーのと言っていたような… ・・・ダメ?」


・・・沈黙。


「何だってぇぇえええーーーー!!?
 まさか、もう宝石の情報が漏れて…?! け、警戒たいせぇぇぇーーーー!!」

「・・・ホッ」

〜〜マリモは、「GJ側近」の称号を得た。〜〜(ぅぉぁ



姫は例によって、教育長と会った辺りからの記憶を失っており
教育長は、事なきを得た。

ちなみに謎の侵入者は捕まらなかった・・・ らしい。(元々居ないし


テイルズネタで称号システムやってみましたw
ウン反省はしてない(ぁ

せっかくやったんで効果説明でも…(ぉ


モノクロッド:

【奇跡の医者】(元々所有)
人は畏怖でその名を呼ぶ・・・ 医療と言う名の人体実験!
患者に拒否権はありません。

【かくれんぼマスター】
「私を見つける? 鬼が泣きますよ?」
年齢を変えられる彼女を見つけるなんて無理だ・・・

【嘘つき教育長】
「HAHAHA♪ 私は何でも出来るんですよ〜♪」
都合よく変えられた功績は、尊敬されます。これぞ世渡り!by教育長

【永遠の無駄】
永遠の時間を無駄に使う… これこそモノクロ流!
有意義な努力なんて彼女の前には存在しない。


ピカ姫:

【純粋なオテンバ】
天然なんて言わないで!「無知」と「純情」紙一重!
そんな彼女に和みます。「だから脱走しないで下さい・・・」byマリモ


マリモ:

【GJ側近】
猪突猛進の熱血漢!偶に妄信するけれど、そんな事はお構いなし!
「あれ?なんかゲームの主人公みたいな性格ジャン?」byモノクロッド


まぁこんな感じ?(限りなくテイルズっぽい文章(ぁ

(鮮血少女 モノクロッド さん作)

―FTT城・マリモの自室―

先日の謎の王女暴行事件(?)から一層、慎重になったマリモ。

マリモ
「ふー しかしこの宝珠によって姫まで被害を受けるとは・・・
 やはりこれを守り抜くには、相当な覚悟が必要ですな…」

ケースごしの宝珠を見ながら呟く。

ケースにはマリモ以外が触っただけでアラームがなる装置と
教育長が作った移送方陣が描かれている。(転送される人物は副長のゼロワン)


マリモ
「めんど臭がりな教育長も何故か協力的でしたし・・・
 協力してもらったゼロワンさんには、ちょっと悪い事しちゃいましたかね…」

「移送方陣で転送する為には、
 体のどっかに同じ魔方陣を描かないといけないんですよねぇ〜
 兵士長が全力で嫌がってたから、ゼロワンちゃんに頼んだよん♪」

マリモ
「なんてコト、言ってたからなぁ…
 体に魔方陣を塗った副長には、悪い事したかも・・・
 あの人だって副長だけど女の子だし…」



副長は、機械です。(ちなみにソニー製品。



その頃、

―FTT城・姫の部屋―

姫の相手をしている教育長。



…しっかしヤヴァかったなぁ・・・

まさか姫をぶん殴るとは私も思ってないよ ウン
いえ、努力はしました。 しましたよ? したんですよコンチクショー

・・・あ、語尾に「コンチクショー」は、黒逝ちゃんの専売特許でしたスイマセン


モノクロッド
「フッフッフ♪ しかし流石ぁ 私!!
 とっさの機転がイカシテル!あれですよあれ PQですよHAHAHA♪」

ピカ姫
「モノさん 五月蝿いよー!」

モノクロッド
「あ、スイマセン…」

ピカ姫
「それにしても最近、おかしな夢を見るの・・・
 その夢を見ると何かを思い出す・・・ ような…」

ギクゥ!!

マ、マジか?
もしかしてそれって…

モノクロッド
「あ、あのぅ・・・ それってどのような夢ですかね?」

ピカ姫
「えっとね。 …モノさんが私を殴る夢・・・」


ビンゴォォォオオオーーー!!!

ど、ど、どーすっぺー!! もし思い出したら…

ピカ姫
「食料庫で」

そっちかぁああーーー!!

ピカ姫
「その夢の中でモノさんが私の前で、大人になったり子供になったりする夢なの
 …で、私がモノさんを褒めてたら、いきなりモノさんが私をぶつの…」


自分の都合のいいように脚色しとるぅぅうううーーー


・・・いや、その直後に私がバチコーンしたから、記憶が都合よく
消えてるのかにゃ…?!


モノクロッド
「嫌ですねぇ〜 私がそんな事するわけ無いじゃないですかぁ〜♪あはは…
 それよりも何かゲームでもしましょ♪ ね?」

ピカ姫
「そうよねw
 あんまりにリアルな夢だったから… って言うか、
 モノさんが大人になったり子供になったり するわけないもんねー♪」

モノクロッド
「・・・・・」

姫の前でカップラーメンを絶対食わないようにしよう…
心に誓った教育長だった。

(たかのっちさん作)

「あー、暇だァ〜〜〜、、、、、orz、、、」

自室で寝転ぶたかのっちの足元には、『テイルズ オブ シンフォニア』という
タイトルのゲームソフトが置いてあるのだったが、この面倒臭がりの事だ、
どうせそこ等辺に投げてあるのだろうと思いきや、余程大切にしているのか、
きっちりと整理されている。いや、ソフトだけではない。
部屋全体が綺麗に整頓されている。

「んー?だって何時お偉いさんが入ってくるか判らないでしょ〜?」

と言うのは本人談。

「それにしても、この城って警備が手薄だよな、、、腕の立つ人間は、
 結構いるけど、あ、一部魔剣か。最近は宝石が盗まれたって聞いたが、、、
 これも警備の薄さが要因の一つか?しかし、ヨシャー君とも遣り合う輩らしいし
 当然だが、、、この城を攻城した時に、どれ程で落ちるか計算をしてみるか、、
 仮に敵が8万の戦車主力の武装大部隊だとして、此方が・・・」

何やら物凄く物騒な仮説を立てているのがいるが、結局そんな事がこの国に
起こる筈が無いという事に気が付かないのだろうか、、、?

その頃教育長は、姫に隠れてカップラーメンを食べていたらしい。(ぁ

(鮮血少女 モノクロッドさん作)
―たかのっち参謀長・自室―

戦争をした場合の計算結果。

たかのっち
「負ける確立は・・・ 92%… タケェ!!!」

まぁ 同盟を組んでいる国がいくつかあるので
戦争が起きる事は、まず在り得ない。

そんな時に・・・

モノクロッド
「そりゃー 負けるに決まっとるにゃー ずず〜〜 …カップラうめー」

たかのっち
「うぉあ!教官?! いつからそこに!!」

床の一部が開いて教育長が上って来た。




ぶっちゃけありえない



たかのっち
「わ、私の部屋にそんな通路が・・・ ってそんな事は置いといて…
 教官は、なんで負けると思ってんですか? 意見オネガイしますよ」

モノクロッド
「・・・ふんふん、放送室の隠し通路は、こんな所に通じてるのかぁー
 マッピング、マッピング…」

いきなり部屋に現れたクセに自分のペースでマッピングに興じている。
本当に自分勝手な人間である。・・・
まぁ、たかのっちは付き合いが長いので、ある程度は慣れているが・・・

たかのっち
「きょーかーん さっきの話しなんですけどねー 無視すんなこらー」

モノクロッド
「あー OKOK 負ける確立がどーのっつーヤツね
 まーず上げる点が一つ・・・」

モノクロッドが話した事は、こちらの戦力。

こちらの戦力。
ヨシュア達のような並の兵士では触れる事も出来ないような兵士。
魔剣。

そしてONEMANの智謀。

モノクロッド
「FTTには、強い点はあるっちゃあるんだけど
 戦争ってのは一人の力でどーにかなるモンと違うし・・・
 世界は広いから敵国にもヨシュア君みたいのは、居ると思うんだよね〜」

たかのっち
「でも、それだとまだ勝つ確立がちょっとはあるんだよね
 そこらへんは、教官はどう考えてるんで?」

モノクロッド
「勝つ確立なんざ0%だよん
 こっちは、「兵士」はいるけど軍隊はいねーもんよ。
 兵士の経験はねーし。数は少ねーし。根性ねーし。
 兵士をちょっと増やすだけで国民が「税金の無駄使い」って騒ぐしで
 勝てる確立は0,1%もありませ〜ん」

たかのっち
「まぁ 言われてみればそうかも知れないけどさ」

王政を除けば、まさに日本のような国。

(注:ここから先はどーでも良い会話が繰り広げられます。所謂、蛇足。)

モノクロッド
「まぁ 戦争ってのは起こす前に何とかするモンだしねぇ
 それだったら王様とマリモティーの同盟活動で何とかなるし
 天地がヒックリ返っても戦争なんざ起こらんにゃー・・・ゲップ」

カップラ食べ終わりながらゲップ。
きたねー ってかこの人、昼間っから酔ってねーか?

たかのっち
「・・・だから戦争が起こらないのは知ってるけど
 起こった場合を想定して戦略立てとんじゃああああーーー」

モノクロッド
「起こらねーと 言ってるのに戦略なんて立ててんじゃねーよ
 この暇人がー へっへーんだ ゲラゲラww」

たかのっち
「教官にだけは、暇人と言われたくねぇえええーーー!!
 大体なんで昼間っから酔ってんですかアンタはぁああーー!!」

モノクロッド
「私は元老院のお爺ちゃん達とお付き合いしてきたんですよ〜♪
 お小遣いも貰っちゃったもんね〜♪ ほれほれ〜♪」

たかのっち
「あ、あんたって人はぁぁぁーーー!!!」

教育長の駄目人間っぷりを再認識した
たかのっちだった。

〜教育長が部屋から出ていった後〜

たかのっち
「昔はマトモな人だったんだけどなぁ…」

昔の教育長がマトモだったのは、精神崩壊したオリジナルの人格の面影が
ちょっとだけ残ってただけだったりする。

(黒逝 かぐらさん作)

どーも、黒逝 かぐらです。白雪姫とは雲泥の差(人間じゃ無いし)として
有名な、紫髪の黒逝です。目の色変な黒逝です。

ついていけてないけど、今城は宝石とか何とかで大騒ぎっぽいですね。
マジで着いていけてねぇ。
ホントに何も分からねぇ。



たかのっち "戦争が始まったら・・・"



戦争だってさ。
マジで分からねぇ。いつそんな・・・



・・・


・・・・・・って、え?


戦争?


ダメでしょ、戦争は。
何があってもイジメと戦争はいけないでしょ。
殺人は兎も角イジメと戦争はいかんだろがコノヤロー。



黒逝 「たかーーーーーーーーーっ」
たか 「おぇぁ!?」



 とりあえず私はたかのっちサンを殴っておきました。
 たかのっちサンは私を睨んでいます。


たか 「かぐタン、イキナリ何す」
黒逝 「戦争反対!!」
たか 「は?」


 は?って、何。
 戦争反対の意見に対して、「は?」って何。
 イキナリ現れたかと思えばいきなり戦争起こそうと・・・
 ああ、もう困っちゃうね、うん。困っちゃう。


黒逝 「だって戦争がどーのこーの」
たか 「あ!そうだ・・・!!
    うちの国にはいくら死んでも死なないユーレイがいる!
    かぐタンを戦力に・・・」
黒逝 「ちょ、待て。私は戦力外ね。
    それに、戦力にせんでも【うちの国には死なないユーレイがいる宣言】
    をすればいいと思うし、【うちの国には魔剣所持者が何人もいる宣言】
    もすればいいと思いますが」
たか 「そっか!」


そっか!・・・って事で、参謀が何の役目かは知らんが、
戦争の危機は回避され・・・たの?


黒逝 「あんねェ、戦争なんて血迷った事、やっちゃいけないよ?
    私がいた日本ってトコはさ、法律の中に【戦争放棄】ってのがあったけど、
    兵士がいれば参謀もいて、魔剣やら魔法やらがあるこの国で、戦争放棄の
    一文字も見えないンですけど。って事を側近サンに言ってくるから、じゃねー」

たか 「ちょっと待っ・・・・・あ、行っちゃった」


イキナリ殴られる事を考えると、戦争なんていけない。
そう思ったたかのっちサンでしたー。





>>>
私的意見を練り込みました。
塚、FTT王国と裏講帝国以外の国って、今のトコ出てませんよね。。
ユーレイは兎も角「魔剣所持者がいる!リスも魔剣を持つ国だ!」的な事を
言えば、諸国もひくかと。ドン引き。

(鮮血少女 モノクロッドさん作)

―FTT城・参謀(たかのっち)自室―

自室・・・と、言ってもやはり副中隊長との相部屋。
寝室は違うが、仕事は殆ど副中隊長と行う。

副中隊長の仕事は、基本的に中隊長の補佐。
だが、中隊長不在の時は、中隊長の役目を果たしたり… と、
中隊長の器がある者でなければ勤まらない仕事でもある。

たかのっちの副隊長は、「断空・剣(だんくう・つるぎ)」と言う名の女性。
主に、たかのっちの補佐と護衛を仕事としている。

兵装の下にセーターを着て髪は少々天然パーマ化
腰には、華奢な体に似合わない重そうな日本刀が差されている。


「・・・さて、後はこの書類に目を通せば、今日の仕事は終りですね…
 参謀殿は…」

ガチャ


「あー 参謀殿! お帰りなs… って…?!
 ど、どうなされたんですか?!」

たかのっちの頬は、真っ赤に晴れ上がって
見ようによっては、立派な虫歯患者。見ようによっては、おたふく患者状態だ…!

ちなみに右頬は、かぐらの手形がくっきりと付いているので
何があったかは理解しやすい

たかのっち
「かぐらに打たれたんだけど… まぁ アイツは
 私が戦争を引き起こそうとしてるって勘違いしてたみたいだし…
 仕方無いんじゃない? ・・口の中マズっ…」

ソファーに仰向けになりながら話すたかのっち
口の中を切ったのか、言葉がたどたどしい

剣も書類を置いてたかのっちの傷の具合を見ている。


「・・・顔意外に打撲箇所はありませんね…
 ほっぺ痛みますか?」

たかのっち
「ほっぺは痛くないけど… ん〜?
 ・・・歯が10本くらい折れたかなぁww ほ〜らw をぇ…」

タンと血と共に歯がジャラジャラジャラ〜〜〜

数えてみる。

1,2,3,4,5・・・ 11,12,13,・・・


たかのっち
「・・・・14個だね」


「折られ過ぎです。 ・・・しょうがない… 歯医者に行きましょう。
 私も護衛に付き添いますから。」

たかのっち
「えー 折れてんのに歯医者ぁ?!
 ・・・でもこのままも嫌だしなぁ・・・ あーあ、14本かぁ…
 治療に何時間かかるんだろ…」

そう言いながら二人が席から立ち上がると…

???
「私にかかれば10分じゃぁああああ!!!!」

チャラチャーチャラチャーチャラチャラッチャチャ♪ チャーララーラララー♪

何か変なBGMと共にドアを勢いよく空けて登場。

・・・もちろん教育長だ。(カセットテープ持参

ブチッ

そして音楽を止める。


教官・・・
音楽鳴らした意味がわかんねぇよ…


モノクロッド
「HAHAHA♪ 西に病の人あれば!ヨードチンキで解決し!
 東に怪我の人あれば!スーファミのコードで縫合する!
 地位と謀略と騙まし討ちの奇跡の医者とは教育長こと、
 モノクロッドの事なのサ!!」

紹介が長ぇよ教官…
って言うか今、一番会いたくなかったよ…


「教育長殿が治療するのですか?
 ・・・頑張って下さい。」

たかのっち
「いやいやいやいや!! 受理しちゃだめ!!
 こう言う時こそ護衛するもんでしょ!! 私を守りなさい!!早く早くぅ!!」

ドルンッ! ドルンッ! ドルンッ!

キュゥゥィィィィィイイイ!!!!!!(←チェンソー音


たかのっち
「音が似てるからってチェンソーは ねーよ!!
 大体、口んなか入るわけがねーもんよ!!」


「でも、いっぱいアーンすれば、何とかなるかも知れませんよ?」

モノクロッド
「・・・そうそうw広げれば入るにゃん♪」


 弱 中 強 狂
 □―+―+―+

モノクロッドは 強さを 狂 にした !!

 弱 中 強 狂
 +―+―+―□ 

ギュゥイイイイイイイ!!!!!!!!!

チェンソーは 獲物を 求めるかのように 唸り声を 上げている !!


たかのっち
「こ、殺される!!」



「・・・何だかジョークじゃ無いみたいですね…」

最初っから気付けぇぇーーーー!!!
って言うかジョークだと思ってたのかよ!!


・・・普通そう思うよね…


たかのっちがそう思っていた時、
剣が日本刀を構え、前に立つ。


「チェンソーを降ろして下さい教育長!
 このままだと正当防衛しますよ!」

モノクロッド
「AFK満ところ我あり ROMの門開く所に汝あり
 いでよ退室の雷!!」


「な、魔法か?!(詠唱が変だけど)」

たかのっち
「あ、あれ? 教官って魔法使えなかったんじゃ…」


≪乙ディグネイション!!!≫



「くっ!!!」



シィィィィィィィーーーーーン





「あれ?」

   ____
   \__/
      L(゜M゜)ノ ソロリ
        (へ )    ソロリ…
            >

     ||||| (`M´)ノ
    _|||||ノ(へ ) そぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉい!
    /__\  >
    ∬∬∬∬   ザ☆パーーーーーーーーーーーン
    /( 剣 )ヽ
    ││



「熱っつ!!!! 熱!!! 熱ぅぅぅうーーー!!!!!!
 って・・・ あれ? 何だか・・・ 眠く・・・」

ドサッ

モノクロッド
「魔法なんざ使えねーんだよ ばーかばーか♪
 君は、睡眠薬ラーメンで寝てなさ〜い♪
 ・・・・さてと…」

たかのっち
「ギクッ!!」


・・・・・


・・・・


・・・


・・





「ぁー」


その後、たかのっちの折れた歯は、
何故か元の場所にくっ付いていたらしい

めでたしめでたし

ちなみにたかのっちがショックで
3日間、意識不明だったのは秘密だ。

(火村 さん作)
日常

部下「隊長!隊長ッ!!」
ほむりゃー「あへあへwwwwww」

断っておくが火村はクスリ等に手を出した訳ではない。
失恋のショックでこうなった。

部下「歯ァ食いしばれぇ!!!」
ほむらやー「ジークジオンっ!!」

部下の容赦無い鉄拳が飛ぶ。
これは部下である。

ほむあ「裕〜!!!!カムバァーック!!」
部下「隊長ッ!」ゴス

部下の攻撃!火村に100のダメージ!
火村は気を失った
しつこいようだがこれは部下である

他の部下「何やってんだお前はぁ!医者呼べ医者ー!」
モノ「呼ばれて飛び出てじゃんじゃじゃーん。 奇跡の医者モノクロッド参上!…うげッ、こりゃーカビ
キラーしかねェ!」
………………………………
モノ「んじゃー行くっぺよ!カビカビキラキラ♪」
火村「裕ッ!俺が悪かった!死んで償うぜ!」
モノ「おー治った治った。やっぱぼかー奇跡の医者だね!」

そう言ってモノは行ってしまった。

部下「どんな原理?」

(たかのっちさん作)

たかのっち
「あ”〜〜〜、、、口の中でボンドの味がする、、、、、
 しかも歯がグラグラいってるし、、、教官め、、、」


「ボンドですか・・・・・^^;」

たかのっち
「ちょっと素敵歯医者に行ってくるわ、、、後の処理は任せたぞ、断空ちゃん。
 やべ、、、その前に、ラ・フランスを持って、、、装備完了♪」


「行ってらっしゃーい、、、どうかご無事で。」

〜FTT城・廊下〜
かぐタン
「見つけたァァァ・・・!覚悟ーーー!!!」

たかのっち
「ちょ、、、いきなりですか!?こ、、これ!ラ・フランスしかも10個!!!
 一時これで退いてくれ、歯がグラグラいってボンドの味なんだよ!!!
 第一、私は戦争大好き人間じゃないからッ!これでも一応被害者だから!
 戦争の引き金になんざならねーーーよッ!!!」

かぐタン
「うわ、、、逆切れだよ、、、。まーいいや、『今回だけ』は
 ラ・フランスに免じて許してやらない事もない。」

たかのっち
「有難う御座います、どうも有難う御座います。」

ダダダダダダ・・・・。

かぐタン
「逃げ足だけは速いなぁ、、、、、」

〜素敵歯医者〜
素敵
「ちょっ、、、、アンタなんで歯がこんなに抜けてんのさ!?」
たかのっち
「いえ、、、ちょっと殴られました、、、^^;」
素敵
「誰にですか?まさかあの教育長、、、、?」
たかのっち
「いいえ、FTT国家機密です。因みに教育長はボンドでくっ付けたんです。
 何時間ぐらい掛かります?」
素敵
「この素敵に掛かれば1時間ってとこですよ、直ぐに治ります。」

〜一時間後〜
たかのっち
「入れ歯じゃなくてよかった、、、有難う御座いました。」
素敵
「いえいえ。」

こうして、たかのっちの歯は治ったのでした。(ぉ
素敵さん曰く、『抜けた歯を入れ直し、固めた』そうですよ?(ぇ

(鮮血少女 モノクロッドさん作)
―FTT城・厨房前―



「レナス見なかったか?」

「いえ・・・ 見ませんでしたが…」


聞き込みをしているのは兵士長… ONEMANだ。
ちなみに決して、"今日は"夕飯の味見に来たワケでは無い・・・ 


探し人の不在で
ため息を付きながら振り向くと

一人のメイドが怪訝な顔つきでこちらを見ている。

レナスだ。


「私を探しているのか?」


相変わらず、偉そうな口調。
メイドと兵士長は、天と地ほどの差があるのだが…

・・・彼女は、まだ城の暮しには慣れていない… っと言うか
"慣れていない事に本人が気付いて無い"だけ… だろうか?


「おっ 居たな
 ちょっと付き合えよ。」


「…?
 ・・・まぁ構わんが…」


場所を移して廊下

―FTT城・1階廊下―

歩きながら話している。

「で、兵士長【殿】が、卑しいメイド如きに何の御用ですか?」

「(卑屈なのか嫌味なのか解んねーぞオイ… まぁ 気を取り直して…っと)」

「どうした? 腹でも痛いのか?」


どっちの立場が上か解らない会話。

ONEMANも軽くヒいている。

「・・・あのさ… なんつーか…
 お前って、敬語とか… 使わねーの?」

「尊敬していない相手に敬意を示す必要はあるのか?」

「グサッ!」

「貴様の摘み食いの回数は、はっきり言うと異常だ。
 最近では、貴様に惚れたメイドが
 お前の"摘み食い専用"の食事まで用意するしまつだ。 …恥を知れ」

「グサグサグサッ!!」

微笑みながら自分に「今日も来ると思って用意していましたよ♪」と、
暖かな表情で、食事をくれたメイドを思い出した。

・・・・俺ってもしかして最低なのk

「で、何の用だ?」


「・・・・・・あー えっとな…
 部下に剣術を教えて欲しかったんだけどよ…」

もはやOKしてくれる気がしない。


「・・・構わんが?」

「え!? いいのかよ!」

「そうだな… 普通は貴様が教えるべきじゃ無いのか…?
 ・・・それに、貴様の兵士にもプライドがあるだろう?
 メイド如きに教えられて嬉しがるはずも無い。」

「実は、こんどの剣術稽古の日って俺忙しくってね…
 それにお前の剣技って独特じゃん? 俺お前の剣技できねーし・・・
 部下にも丁度いーかなー と、思ってさ、」

ONEMANは、そう言うと立ち止まる。

目的地に着いたようだ… だが、ここは・・・

「・・・貴様の話は理解した。 引き受けてやってもいい…
 で、稽古場まで連れてきてどうするつもりだ?
 今の時間、兵士は鍛錬の時間では無いだろう?」


「・・・お前の実力を、直に見ておこーと思ってさ…
 ちょっと手合わせしろよ お互い、平和で体が鈍りがちだろ?」


ONEMANがそう言うと
軽く鼻で笑ってレナスは、ONEMANの目をじっと見る。

「兵士長【殿】… 相当、怪我をしたいようだな?」

「ちょwwwおまwww兵士長ナメ杉wwww」

どーも、みんなのユーレーかぐらさんです。
今日は、ボランティアで、あらすじのナレーターとか言う仕事を
して見ます、、、、


では、本題、、、

自分の留守中に、兵士の訓練がして欲しいって頼んだ兵士長サン
それに対してナッサン(レナス)は、

「兵士長【殿】 相当怪我をしたいようだな?」と、完全にナメ切った態度
兵士長サンは、汚名挽回? 名誉返上?

・・・どっちも誤字ですからぁぁああああ!!

まぁ言いたい事は解るっしょ? そこら辺の事、あの人はしたいワケ
そー言うワケです。 ハイハイ 終りー


あー 説明 かったりー モノタンも変なシゴト、頼まんで欲しいんだけどねー
まぁ いいんですよ。 よっちゃんイカくれたしね くれましたよ?

一袋だけかぃぃいいいい!!!



・・・・ってアレ? マイクがONとかなってる? なってるよね?

あ? もしかして、マイクまだ入ってんの?!
何でもねーよばーかばーかばー… 〜 …かーばかーば・・・?

カバじゃありませんからぁあああああ!!!


・・・・・・・・・・黒逝かぐらデシター…(ボソ



―FTT城・稽古場―

「んーじゃあ、試合は、相手が降参か気絶で勝ちって事で、
 ・・・まぁ気絶は無いと思うけどな」


「兵士長【殿】が気絶して それで終りだろう?
 ギブアップの暇など与えぬ。」

「ちょwwwおまwwwさっきからナメすぎwww」

会話しながら、ONEMANは、沢山ある武器を見て
少し考えて竹刀を握る。

そしてレナスの方を振り返ると・・・

「な、なぁ レナス…
 お前の武器って それで・・・ マジでソレで いいのか?
 まさか手加減するつもりじゃあ…」


レナスの武器は・・・ 右手にフォーク。左手にナイフ!(もちろん食事用

どうやら厨房から持ってきていたようだが・・・


おおよそ、正気の人間の武器には見えない。

「手加減するつもり等はなっから無い。
 ただ、ここの武器よりは殺傷力がありそうだから使うだけだ。」

「ちょwww殺るきマンマンwwwヤバスwww」

「・・・? 何を言うんだ? ・・・真剣にやるのだろう?
 相手を殺すつもりで無ければ、竹刀でも躊躇が生まれ、それが隙となる。
 安心しろ。 手加減はしない。 ・・・普通だろう?」

「あるあr・・・ ねーよwww
 …ま、まぁ 試合開始すっぞー コインが地面に付いたら… な。」


キィィー―…・・・・…ン

弾かれるコイン。

途端に二人の顔つきが真剣になる。(レナスは元々真剣だったが…)


地面まで30cm

20cm

10cm

5cm

1cm


ポトッ…!



「タァッ!!」

開始と同時に兵士長の突きが勢い良く繰り出される。

だが、捉えたはずの切っ先は空を切る。


レナスは、上体を反らしてかわしていた。
某フィギュアスケーターの選手なみに体が曲がっている。

「おまwwwそれwwwマトリックスwww」とツッコミを入れたいが
入れると気が抜けて負けそう(=殺されそう)なので、入れない。


この手の交わし方をする人間の次の攻撃は・・・



「蹴りか!?」



読みは見事に的中。

女性ならではの柔らかい体を生かして(兵士長も十分柔らかいが)
蹴りが横一閃。


この状態で横から蹴りを繰り出せるなど
普通ありえない。(大体そんな方向に足は曲がらない


だが、読んでいた為、避ける事は造作も無い、

その蹴りは空を切る。




レナスは、体を反らせ、蹴りを繰り出しても
反動で姿勢を崩すこと無く。片足で立っている。


そのままの姿勢で空中にジャンプし
天井に着地。

勢いをつけて三角飛び
そのまま武器(フォーク)を顔の前に構え特攻。

暴走した時のショウスバメもやっていたが・・・


「そりゃねーよwww ってをぁ!!」


ツッコミを入れた為、反応は遅れたが、
動体視力は元々、良い為 体勢は崩れたが何とかかわす。

レナスは片手で着地。 ・・・ちょうど、逆立ちの状態。


着地の瞬間ナイフを投げて

フォークで突き。

更に、逆立ちから

蹴り

蹴り

回し蹴り

蹴り。


・・・が、兵士長は、全てかわす。


「おい!レナス!
 お前の体はどーなってんだよ!! このトンデモ人間めが!」

距離がある為、少々安心してツッコミを入れる。
大体、首に向かってナイフを投げた辺りで、隙を見せるワケにはいかない。


そう言うと、レナスはゆっくり立ち上がる。

「・・・初段の突きから解ったが… すまないな
 どうやら貴様の力を低く見ていたようだ。」

「そりゃ どーも っつーかお前が兵士長をナメ過ぎだっつーの
 そして、そのナメた相手に殺る気マンマンかよ!」

「・・・そろそろ体術メインでは無く、
 剣術メインで行くか・・・ 行くぞ!」

「っつーか フォークは剣じゃn…って!それは確かヨシュアがやってた…!」

「微塵に消えよ! 翔破・裂光閃!」


ギャギャギャギャギャ

フォークを無作為に突き出す事で、凄まじい風切り音が起こる。
フォークを持っている右手はあまりに早すぎて見えず

光が乱反射し、まるで手の周りが光線の様。


あの部分に当ったら、レナスの言う通り、
正に「微塵に消える」



「外したか・・・ これは威嚇に過ぎん。
 これで終りだ! 崩龍・無影剣!」

ビュンッ!!



ッ!?


「消えっ ・・・た!?」

残像が霞むかの如く消えるレナス。



ィィイイー―…・・・…ー―ン


風の音が耳につく。

地面のホコリが全て同じ動きで流れて行く。


ホコリは全て自分の方へ・・・



長年、兵士長をやっていて身に付いた勘が言っている。


ちょwwwこの位置wwwテラヤバスwwwwww(←勘

「うぉああああ!!」


叫びながら勢い良く横に飛ぶ。

その瞬間。



ギャギャギャギャ!ギャギャギャギャ!ギャ!

ガガガガガガッ!!


竜巻が起こったかの如く、その一角にあった床や天井の壁が細切れに吹き飛ぶ。




「驚いた。 よく避けたな?」

「おまwwwそりゃねーよwww」



だが、しかし・・・
このまま攻め続けられたら、いつ死ぬか解ったモンじゃねーな…

よしっ!

「あ、お前の後ろにコウテイペンギンが落ちてるぅ!」

「本当か?」

振り返るレナス。


  い     ま      だ      !
  I     MA     DA     !!



「と、言うと思ったら大間違い… っだ!」



この手の技は、引っかかったフリをするのが一番。
その場合、引っかかったと思い込んだ相手が真っ先に突っ込んでくる。

つまり隙だらけになるのは…


ビュンッ!!


が、再び空を切る剣先。


「なっ 消えっ!
 ・・・・!? …OK、私の負けだ。」

気が付くと竹刀が自分の首スレスレに付いている。

隙を見せるフリ…
どうやら兵士長の方が一本上手だったようだ。




取り合えず自販機でジュースを買って一休み。


ジュースを口に含みながら
レナスが空けた穴から、空を見つつ会話。

「・・・っあー よーやく勝てた…
 ってかさー やっぱあの話は無かった事にしてくれねーか?」

「・・・どうした? 私では役不足か?」

「…役不足っつーか・・・
 お前、俺の部下にもあの調子で教える気だよな?」

「無論、本気で教えよう。 ・・・それがどうかしたのか?」

「(死人が出る・・・)」


結局、兵士長は他の人物に頼んだ。


ちゃんちゃん(古っ


















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