FTT城は今日もにぎやか5(日常編)

(ランプさん作)
一方FTT城に戻ったランプは・・・
ランプ
「そうだ!?過去のみんなを見てこなきゃ」
って・・・さっきまで忘れていたのか!?
ランプ
「帰ってきていないのは・・・・
 姫と王子とウィンディアさんだっけ?」
完全に忘れているランプ。
ランプ
「まぁそんなことはいい。
 タァーイムスリップーーー」
しかしタイムスリップできない。
ランプ
「やべぇこれ失敗作のだ。
 本当はこれかな?」
ぼんという音とともにランプは光に包まれた。
ー過去FTT城ー
ピッちゃん
「なんでみんなばかり
 外出るの?病気でも出れるんじゃないの?」
ピッちゃんはなきながら行っている。

(鮮血少女 モノクロッド さん作)
今回は、会話メイン。(ぉ

 =  =  =  =  =  =  =  =  =  =

―夕方・下校―

モノクロッドとシルメリアの会話。

「なぁ 汁よ… 例えば、朝起きたら8時で…
 『学校に100%遅れちゃう?☆!ヤ・バ・イ?!』なんて事ないか?」

「・・・そんなのモノさんだけです。
 第一… 私は、委員長なんだから遅刻なんてしません」

ふぃー っと一息。

「じゃあさ… 例えば、簡単に瞬間移動ができる方法があるとする…
 お前は、何に使う?」

「またそんな架空の話を… まぁいいでしょう、
 えっと… じゃあ瞬間移動を以後、発動できないように国に頼みますね。」

むむむ? っと一瞬沈黙。

「なんで?」

「・・・犯罪に使われたら大変でしょう?
 例えば殺し屋が手に入れたとします。
 ターゲットの後ろにワープ。 仕事をする。 帰る。
 ・・・ね?簡単でしょ?」

しばらく沈黙。

「(そう言えば大変だね… ランプ君に頼んで
  城の信頼できる人間にだけ売るように言っておくかにゃ…)」

「(っつーかいい加減に「汁」をやめて欲しいんだけどナ…)」
 
 
 
・・・・・沈黙。
 
 

「「あのさー …ぁ!?」」
 
 

声が同時に、双方驚いて沈黙。

「お先にどうぞ。モノさん」

彼女は笑顔。

「いや、・・・汁ちゃんは、何事にも真剣だねー って思って…サ」

私は、苦笑い。

「私の用件は、『汁』は、やめて ・・・です。」

彼女は、ちょっとムっとした様子。

「あー? そう?」

私は、笑顔。

「・・・引っ叩きますよ?」

彼女も笑顔。

この言葉が冗談なのか?

それともキレる一歩手前なのか?

・・・判別できません。

・・・・・・ちょっと考える。
 

なので、急に走り出して振り向き様に一言。 

「しーるぅーーー また明日なーーー」

私は、オドオドした笑顔。
 
 
 
 
 
「はいはい サヨウナラぁー。」
 
彼女は、呆れた笑顔。


・・・手は、ちゃんと振ってくれた。

 =  =  =  =  =  =  =  =  =  =

・・・何か、短編集なノリになってもーた…(ぁ

(ピカ姫様の側近マリモ さん作)
今日は側近のマリモの調子がいつもと違っていた・・・
マリモ
「うぅ〜・・・いつもいつも、姫様はワガママ・教育長は自分勝手・ウィンディア
はモーニングスターを振り回す!このストレスをどうにかして解消しないと・・」
モノ
「マリモ君、姫様がまたワガママ言ってるんだ!なんとかしてきてよ!」
マリモ
「モノ殿、あなたも教育長なんですから、仕事してください!」
モノ
「え?ボクは部下に命令する立場だし・・・」
マリモ
「部下に命令するだけが『教育長』じゃないんですよ!」
モノ
「ふっ、知らないなぁ〜ボクはちゃぁ〜んと仕事してるよ!もっとよく見てから発
言してよね〜」
???
「・・・でるだけが〜」
モノ
「??どしたの??」
???
「遊んでるだけが〜〜〜〜」
モノ
「Σ!マリモ君・・・落ち着いて!裏人格にならないで・・・」
マリモ(裏)
「遊んでるだけが仕事じゃないんだよボケ!」
モノ
「だって・・・」
マリモ(裏)
「だってもへったくれもないんだよ!」
モノ
「お・・怒っちゃヤ〜ヨ!」
マリモ(裏)
「・・・・・」
モノ
「ふぅ〜落ち着いたのなら、姫様の所に・・・Σ!」
マリモ(裏)
「オマエが行け〜」
モノ
「でも〜・・・」
マリモ(裏)
「でも〜?」
モノ
「これから、ランプくんのところ・・・に・・・・」
マリモ(裏)
「見張り搭係りに左遷したろか?」
モノ
「わかったから・・・ちゃんとするから・・・ね?」
マリモ
「わかってるんならさっさっと姫様のところに行って下さい!」
モノ
「ハイハイ!」
と言って側近の部屋を出て行くモノ教育長・・
モノ
「さてと、部屋を出たらこっちのもんだ!ランプのところに・・・」
と城の門のところに歩いていこうとすると・・・
マリモ(裏)
「も〜の〜ど〜の〜!やっぱり、トンズラするつもりですね!」
モノ
「Σ!・・・・ゴメン・・・許して!・・・・」
マリモ(裏)
「覚悟し〜や〜!」
モノ
「ギャァ〜〜〜〜〜〜〜!!!」
その後しばらくはモノ教育長は大人しくなったらしい・・・


今回は自分の分身である側近を大暴れさせてしました(似た話をチャットでモノさ
んとしたので今回の話を作ってみたりして・・・)
説明:側近マリモはピカ姫のワガママや教育長の身勝手やその他のストレス要因に
耐えられなくなると、リミッターが外れてしまい裏人格が発動してしまうのだ!
裏人格は言葉使いも荒く、暴力的になってしまう・・・他にも、ネガティブでいつ
でもどこでも泣いてばかりいる(泣き人格)全てにおいて天才的になる(知の人格)い
つでもどこでも笑っている(笑い人格)などがあって実は多重人格者だったのだ(側
近が多重人格者だと言うことを知ってる者は少ない)(そんな側近は自分の裏人格だ
けはみんなに迷惑をかけてしまうと自覚している部分があるため封印しようとして
いる・・・)そんな側近をみんな慕っていたりする!
ちなみにモノ教育長よりも側近のほうが地位(階級)は上


( ランプさん作)

モノ
「こうなったら逃げるのみ〜
・・・・より魔法がいいね♪」
と例のボタンを出す
モノ
「えっと・・・・お菓子やまで瞬間移動。」
マリモ(激裏)
「モォノ〜仕事しろ〜」
と一足遅くその場にはいなかった。
マリモ(普通)
「あ、あれ?モノは・・・・」
どうやら悔しくて元に戻ったらしい。
―お菓子屋―
モノ
「ランプくん〜」
と呼んでもでてこない。
モノ
「おかしいね。中はいってみよ〜♪」
とランプはなんとPSPをやっている。
モノ
「それ後でやらしてよ」
ランプ
「き、きずかずすみません!」
モノ
「瞬間移動のお菓子なんだけど・・・
 それ安全の人だけに売ってね」
ランプ
「な〜んだそのことですか。
 大丈夫!だって安全な人じゃない人には
 違うところに行くのを売っているから」

(鮮血少女 モノクロッド さん作)

ONEティーに「真相言わないの?」と聞かれましたんで
解決偏ですw ・・・ん 解決偏の使い方違うかな?(チガウ

 〜  〜  〜  〜  〜  〜  〜  〜  〜

―FTT城・兵士長私室―

ここは、FTT城の兵士長の私室である。
私室とはいえ、兵士長ONEMANと副長ゼロワンの専用の職場として
二人で事件の書類等の仕事をしている立派な仕事部屋だ。

ゼロワン
「・・・最近、この国には、事件が起きないようで…
 …仕事が少なくて、助かりますね。」

ONEMAN
「安全だと安全で、国民どもから税金の無駄使いとか言われるけどな
 偶には、事件でも起きりゃーいいんだけどよ」

ゼロワン
「・・・兵士長、不謹慎です。」

副長は、無表情でキーボードを叩きながら一言。
彼女の言い分が全く間違っていないだけに、返す言葉も無い。

ONEMAN
「・・・そうだ、俺ちょっと出かけるわ」

そう言って立ち上がる兵士長。
・・・仕事は、まだ終わっていない様だが… いつもの事である。

それに教育長と違って後でちゃんと仕事は片付けるので問題ない。

ゼロワン
「・・・兵士長。どちらにお出かけですか?」

ONEMAN
「んー 教育長の部屋。」

だが、教育長は、今学校に出かけている。

ゼロワンがそう思い呼び止めようとした時には
兵士長は既に、出かけていた。

・・・

教育長の部屋は、他の使用人の部屋と違い個室になっている。

教育長よりも位の高い兵士長が、事実上の二人部屋なのに対して
教育長は、完全な一人部屋と言うのは、どう考えても変だ。

しかも隣部屋は、学者でも無いのに自分専用の倉庫も持っている。

その事を不審に思う人間もいるには居るが、モノクロッドは、この城の誰よりも
年齢が高い上に、王子や姫、他の貴族などに上手く取り入っているらしく
その点は何年も前からスルーされていた。

不真面目なモノクロッドが長年、教育長と言う位に収まっていたのは
この世渡りに長けている点なのだろう。

―FTT城・教育長の部屋―

ONEMAN
「・・・過去で聞いた魔剣の話…
 教育長は、話す気が無いらしいからな… ・・・って何やってんだろ俺…」

教育長の部屋の真上の部屋… からロープを渡して窓伝いに
部屋に侵入しようと、今ロープから降りている真っ最中。

>「何やってんだろ俺…」
犯罪です。

それは、自分でも解っている。

だが、それでも気になる。
教育長の生まれもFTTに来るまでの生い立ちもFTTの誰もが知らない。

このFTT城内の誰もが、小さい頃からモノクロッドを知っているが
彼女は、ずっと不真面目な教育長で通してきた。
・・・つまり彼女が教育長になった由来は誰も知らない。

もしかしたら、この行動の先に
教育長が教育長になる前の真相が見つかるかも知れない。

ONEMAN
「ここに来たのは初めてだな…」

想像と違い、結構片付いている。
てっきり散かっていると思ったのだがそうでは無いらしい。

教育長の部屋に来る人物は、モノクロッドが愛想を振り撒いている貴族や
教育係りのウィンディア、側近のマリモくらいしか居ない。

大体、城に住んでいる人は忙しい人が殆どなので
兵士長は、城住まいは長いが、教育長の部屋に訪れた経験など無い。

ONEMAN
「・・・本棚には、あの書類は無いらしいな…
 って事は・・・」

ONEMANは、辺りを見回す。

≪倉庫≫

…と、
書かれた札を見つけた。

ここに違いない。

鍵はかかっていない様だが…
…ただのかけ忘れらしい、教育長らしいと言えばらしい。

中に入ると…
 
 
 
・・・想像とは違った。
倉庫なので、てっきり沢山の物品があると思ったが

少し広い部屋に小さい本棚が4つ程度。

部屋の中央には、魔方陣… そして魔方陣の中心には…

ONEMAN
「紅の暴君・・・ キルスレスか…?」

青々と神々しく光る魔方陣の中心で、尚も
邪悪で毒々しい赤いオーラを放っている一本の魔剣。

ONEMAN
「この魔方陣は… 移送方陣か?
 って事は、ここから、剣を出し入れしていたのか…」

そう思いONEMANが魔方陣に近づいた瞬間…

バタンッ!!

倉庫の扉が勢いよく閉じる。

部屋は、窓一つ無いが魔方陣と剣のオーラの輝きで
何も見えないほど暗くは無い。

そして、先ほど扉を閉じた、ここに現れる人物と言ったら…

ONEMAN
「!? 魔方陣が… さっきよりも光ってる… のか!?」

カッ!

移送方陣から一人の人間が姿を現す。

???
「んー 見つかっちったかー ざーんねん。施錠はちゃーんとしないとねー」

ONEMAN
「・・・移送方陣は、アンタを召還するための魔法陣だったのか…
 教育長。」

目の前に見えた教育長は、目は笑っていたが
殺気がほとばしっている。

…退路は無い・・・ さて、どうするか…?

暫く沈黙が続く。

切り出したのはONEMAN。

「アンタの事を正直に話してくれ! 誰にも話さないと誓う!
 それとも、その魔剣で、俺とこの場でやり合うのか!?」

剣を抜いてONEMANは、モノクロッドに剣を向ける。

距離は少々あるが、ONEMANの剣術を持ってすれば、
一瞬でモノの心臓を貫く事ができる。

・・・それで、”不死身の相手が倒せるなら”の、話だが…

「うーん そんな2択は勘弁して下さいよぉ〜w
 『ONEMAN君が大人しく帰る』の項目を追加できないんですかぁ〜?w」

多少ふざけた様子で笑いながら話すモノクロッド。
だが、邪悪なオーラと殺気は、凄まじいものがある。

ONEMANは、黙って首を振った。

そして返答に兵士長は少し考えて一言。

「・・・アンタは、首を飛ばせば死ぬのか?」

「やった事ないから分かんないで〜す♪」

「じゃあ勝機は残されている・・・っか
 …そう言えば、アンタは赤い魔剣を使ってる割には、炎が弱点だったよな?」

「おりょりょ? よく覚えてますね〜♪ 私は、炎が弱点ですよ〜♪
 この剣は、炎の魔剣フランベルジュと違って、恐怖が能力らしいですから〜
 でもでも〜 兵士長君は、そんな凄いの持ってないでしょ?
 火なんて起こせないんだから、大人しく帰ろっ♪ ねっ?」

モノが言い終わると
ONEMANは、自分の足元を剣で素早く擦り、炎を出してみせる。

「ドラゴンって生き物は、生き物の死骸を専用の気管に溜めてガスを発生させ
 口にある火打石と同じ様な牙から着火して炎のブレスを吐くそうだ…
 ・・・この剣は、リオレウスって名前のドラゴンの牙から出来てんだよ。
 スゲーだろ? こーんなに簡単に火が起こせるんだぜ?」

剣で床をトンットンッと叩いてみせると
ライターの火程度の火が燃え上がる。・・・勢いよく振れば、
かなりの火を出せそうだ。

「ふーん… ・・・はいはい 降参、こうさーん
 アンタをここで殺しても、誤魔化すのが大変そうだしぃ〜
 万が一、私が死んだら、元も子も無いしねぇ〜 話してあげますよーだ」

先ほどまでの殺気混じりの不気味な笑顔と違って、殺気が消えて
かなり悔しそうな顔をしている。いつもの教育長の顔だ。

「どこから話したら良いものやらネェ…
 まぁ取りあえず、解って欲しいのは
 オリジナルのこの体の主の精神は、既に死んでるって事ネ。
 今の、モノクロッドと呼ばれてる私は、紅の暴君キルスレスの精神なワケで…」

「なっ!? じゃあお前が、
 オリジナルのお前の体を乗っ取ったって事か!?」

彼女は、あっさり言うが、
その言葉が本当なら、目の前の禍々しい魔剣が教育長自身と言う事になる。

ONEMANは、素早く剣を構える。

「ちょっ!それは違うよー 乗っ取ったって言うか、既に精神が壊れてたから
 私が使ったっていーじゃない? って事であってー
 本人の承諾も得たし、私も力を貸したしで、正当な取引だったんだよー」

慌てて付け加えるモノクロッド。
あまり信用は出来ないが、真実を知るのは教育長のみだろうから
ONEMANは、一応、信じることにした。

「まー オリジナルのコイツも馬鹿な奴でねー あ、オリジナルは、
 裏講王国って所に勤めてた兵士の小隊長だったんだけどネ
 今は、裏講は、滅んじゃったらしいけど…」

「裏講王国か… この大陸の中では最大の繁栄を保っていたが
 王が行方不明になった為、継承者不在であっけなく幕を引いた悲劇の国の…
 お前がそこの出身者だったとはな…」

剣を鞘に収めながら話す兵士長。
その様子をみて若干、教育長も安心したようだ。

「まぁ その国は栄えてたけど、それで狙われたのか、
 妖怪みたいな怪物がよく攻めて来てたんだよ。それで馬鹿なオリジナルさんは、
 家宝の私を使ってこの戦争を終結させようと考えたワケ。」

「ふむ… 兵士ならば当然だな。
 戦争なんて言うものは、早く終われば終わるだけ被害が少なくて済む。
 相手が妖怪なら、話なんざ通じねーだろうし」

「私は使うだけ使われて戦争が終わったら ポイッ なんて嫌だからさ
 これ以上、使われるのが嫌で、オリジナルに向かって、言ったんだヨ
 『お前が望むなら精神汚染は強いが、私の真の力を解放してやる』ってネ」

魔剣の精神汚染。
それは、自然の理を無視するが故の強すぎる力の副作用であり。
どうする事も出来ないが、精神の強い者なら個人差は大分あるが
ある程度は、耐える事ができる。

目の前の教育長のオリジナルも精神はかなり強い方だったのだろう。

「・・・で、オリジナルは何て言ったんだ?」

「『何故今まで言わなかった!敵は目の前にいるんだぞ!早く私に力を!』って
 言ってさ… 一応、私のマスターなワケだし… 言う通りにしてやったら…
 オリジナルは1日で妖怪の旅団クラスの部隊を壊滅させた。
 ・・・その事件が凄すぎてオリジナルは、『鮮血少女』って言う異名を
 もらった見たいだネ」

ONEMANは、想像していたよりずっと凄まじい過去に
息を呑む… しかも妖怪の旅団クラスの規模の軍隊を壊滅など、まさに鬼人だ。

紅の暴君キルスレスの不死身の能力による
無限に近い生命力があったからこその所業だろう。

そうでなければ、体が持つワケが無い。・・・精神は何日持ったのだろうか?

「その情報を聞いて敵さんも本気になってネェ…
 敵も魔剣を使ってきたんだよネェ… 紅の暴君の対の魔剣、
 碧(みどり)の賢帝シャルトスをネ」

「・・・で、どっちが勝ったんだ?」

「勝ったのは、シャルトスの持ち主。
 ヨシュア君みたいに魔性形態になれる人間が相手だったんだけどさ
 …私を持ってたオリジナルは、心が持たなくて精神崩壊おこした。
 ・・・それで、殆ど死人のオリジナルの体を、私がもらったんだよネ。
 …で、私は、戦争なんざもう嫌だから
 平和主義のこの国で長い長い余生を暮らそうと思ってるのサ。」

「シャルトスを探しているのは何故だ?
 ・・・まさかオリジナルの仇などと馬鹿なことを…!?」

「あー そりゃー違うって、逆だよ逆
 シャルトスのヤロー真面目だから、私の事を未だに目の仇にしてるからネェ…
 何とか逃げたいから、ルーズディア教授に頼んだんだよネェ…
 解ったのは、不死身の能力と魔力がメチャクチャ上がるって事だけで…」

これで全ての真相が明らかになった・・・ が、
未だに教育長の命を狙っている魔剣シャルトスの存在は、
教育長によって脅威のようだ。

話を全て言い終わると扉が開いた。
どうやら教育長が念じると空く仕組みになっているようだ。

「なぁ 教育長。
 約束どおり、この事は誰にも言わないが… シャルトスの事で何か解ったら
 俺にも相談しろよ。 ・・・お前の話が本当なら
 魔剣も持ち主もそうとうヤバそうだしな…」

「はいは〜い ばいび〜♪」

・・・しっかし、あの禍々しいオーラと違って
本人は、穏やかだよな… オーラで人は判断できないって事か?

・・・あ、人じゃ無かった…

いや、今は人か?

そんな事を思いながらONEMANは、教育長の部屋を後にした。

(ランプ さん作)
ランプ
「あっいたいた」
ランプはあわてている
モノ
「ん?なにかにゃ?」
ランプ
「なんか・・・・・リスにお菓子を食べさせたら・・・・
緑と赤が混ざった怖いオーラが出てきて・・・・・
なんか剣のようなものを・・・・」
ってこれ絶対魔剣だよ!?
じゃなきゃおかしいって
モノ
「じゃあ行ってみる二ャー」
なんかのりのり

ONEMAN
「まさか・・・」
お菓子屋
リス
「う・・・うぅぅ・・・ぐは」
と苦しんでいる
モノ
「なるほどねぇこれ魔剣だね
 ちょっと預かるよ」
ランプ
「でも・・・」
モノ
「絶対返すから」
ランプ
「いいですよ
絶対返してくださいね」

(黒逝 かぐら さん作)

雷牙「税金、か・・・。ねーさん、未成年って払わなくていいんだっけ?」
かぐら「知るかよばーか。私の専門は消費税のみですからァァァ」

 税金、そう言えば私たちって、引っ越してきたわけじゃないよね?まだ住民票は佐賀
に・・・あ、そっか。私はもう死んでるし、弟君は手違いで無し、なのか。あーそうだっ
た。でもFTT王国じゃ・・・どうなんだろ。裏講帝国では取られなかったけど。
 ホームレスな訳じゃないしね、私らは。特に弟君。でも税金取られたことなんて無い
し。え?じゃあアレ?城で働く者は税金免除ってヤツ?

 よし、クラスメイトのパシリンに聞いてみますか。


---学校


かぐら「こんちゃー」
レーカ「かぐら久しぶりー!何やってたの?仮病?」
かぐら「あ、まぁそんなトコね。持病の仮病の発作が。あ、パシリンいる?」
レーカ「パシリン・・・?ああ、キヒャクね。あっちにいるけど」
かぐら「おー、サンクス」

 数週間振りだなァ、ホントに。親友さんのレーカも元気そうだし。
 あとは私の樺地だけだなァ。

かぐら「キヒャクちゃん、久しぶりィ」
 輝珀「かぐら!久しぶりだねー!」
かぐら「あのさ、聞きたいことがあるっちゃけど、いいッスか?」
 輝珀「え?いいけど」
かぐら「税金って払ってる?」
 輝珀「払ってるに決まってるじゃん!お母さんがいっつも愚痴ってるし」
かぐら「そっかー、サンクス」
 輝珀「何でそんなこと聞いたの?かぐらの母さんって、そう言うこと言わない?」
かぐら「うちは母さんいな・・・あ、言ってるね、そう言えば」

 学校内じゃ、私がユーレイだってことも、親がいないってことも、城で働いてるって事
も秘密にしてマス。城勤めとなると学費免除、(多分税金も免除)特別待遇な訳でして。
城勤めが原因でイジメられてる人たちも見てるし。
 要するに、城下は貧乏とか言う、典型的な身分関係がある、と言うわけでありまして。
 姫を必要以上に城下へ行かせたがらない理由もここにある。姫を含む一部の城の者たち
は、今の城下の実情を知らない。姫は優しすぎるから、これを知ったら何を提案するか分
からない。
 まあ、そんな感じっぽいデス。日本もそうだったからね。まあ、あそこはここまで凄く
は無かったケド(今は少子化だの年金だので問題が多いってね。ライブドアショックと
か)。


 輝珀「お姫様とか、憧れちゃうなー。私たちとは比べ物にならない生活してるんだろう
    ねー・・・」
かぐら「ン・・・まあ、そんな感じだろうね。あ、購買行ってパン買ってきてくれない?」
 輝珀「オッケー」


 それを思うと輝珀やレーカを含む、色んな人達がかわいそうに思えてきたけど、そう言
うのは気にしない。私は私。私は私で色々あるんだし、いつかは死ぬ人間でしょ?一直線
な道なんだから、どんな生活しようと行き先は一緒だって。
 
どうせ死ぬんだから、結果オーライな幽霊としては、人間がどう生きようが関係無いし。




***
たとえソレが親友だとしても?
何かひねくれているかぐらは私の代弁者デス(ぇ
脚本書きにした理由が見つからない(汗

(ウィンディアさん作)

「マリモ様ー」

西の塔。

「姫は何処ですかね?」
「今宵は天文学についての講義を受けてもらいます」

「清涼殿(せいりょうでん)*で休んで居られるのでは…」

「左様ですか…」
「休みを邪魔する訳には参りませんネェ…」

「では あの天邪鬼を探して仕事の確認をしますかね」

「ぁぁ、教育長ならお部屋で『お昼寝♪』だそうですが…」

「… … …野郎には永遠のシエスタを与えてやるとするかな」

「ぁぁ!ウィンディア殿!」

「ぅぉぉらぁぁあ」

─ガラガラ バッシーン

─ドーン バキッ

─ぅぉぅ!?ウィニ!?

─ちょ、待っ、にゃぁぁぁぁ!?

─ドゴッ ドゴッ

─『立て!腰抜け!』

─がはっ、待っ、タンマ タンマ!寝込みを襲うなんて卑怯だぞウィニ!

「最近ウィンディア殿はお疲れの様ですね…」

ざわざわ…
野次馬は皆苦笑いを浮かべている。

─『カップラは没収!』

─にゃぁー

「何だ何だ クーデターか!?」

演習を中止して師団がすっ飛んで来る程の騒ぎだった…。

*清涼殿…王侯が政務を行う場所

(漁炎。さん作)

あーあ。なんだかかなりの時が流れた気がする。


結局あのSNOWと名乗る人物は誰だったのだろうか。
同じ空間内に同一の魂があることは…あ、そうか。

俺と(自称)SNOWは未来から戻った。
今のSNOWは魂が逃げる前。

とするならば話があう。
何と言っても2000年ぐらい後の世界から戻ってきたわけだし。
…どちらにしても助けなくてはいけないんだろうか。
だとしたら俺一人で行くべきだろう。
自分の未来の姿を見るなんて…嫌だろうから。
今日の夜辺りに奴らが何処にいるかを探すとするか。

「じゃ、お休み〜」
「おう。 おやすみ」
パタン。

よし、早速パソコン起動…
で、俺の里の裏サイトへと…

よし、あとは奴の名前を入力するだけ…あ。
俺、よくよく考えれば奴の名前知らないじゃん。
あ、いや…そうか。
あの連れ去られた奴もSNOWっつってたから、その名を入れればでるかもしれん。
ちょいとチャレンジ。

…二箇所か。
こっちのはFTT城の近くだから俺のところだろう。
そんでこっちは…あれ? こっちも?
…つーか場所が全く一緒?

…そっか。 次元…ってかなんつーかその辺りの何かが違うんだ。
こっちを「光」だとすると「影」だな。
「光」をつぶせば「影」が。
「影」をつぶせば「光」が。

それぞれの形で支配する。
世界ってのはそんなもんだろ?
俺はそうだと思っている。
周りがどう思っているかなんて、"自称"SNOWしかわからねぇだろう。

さて、そろそろ「向こう」に行きますかな。

「術式:36 時空移動之項」
集中しないと命を失う。
余計なことは考えずに… えいっ!


ドサッ

左肩が一番最初に床に着いたようで激痛がした。
「いだだだ… っと、ここは…」

辺りは暗闇に包まれている。
かろうじて確認できることは、FTT城とまったく同じ形のものが俺の目の前にある
ってことぐらい。

「これはFTT城の…城門か…? だとすると…」
兵士全員に配られている緊急時用のキー。
常備でよかったぜ。 どこかにやるとなくしそうだしな。

カチリ
やっぱり開いたか。
これで裏のFTT城に進入可能になった。

城門を開けたはいいが、目の前には茨が幾重にも重なり合っていた。
「ま、こんなもんは俺の力で…」

An eternal flame gathers in my body and subjugates the enemy.
(永遠なる炎 我が身に集い 敵を討て)

"Eternal Blaze"

どこからがでてきた劫火により幾重に重なった茨も一瞬で灰になった。
「っと、これで進め…ないのか」
今度は氷の壁が。
そしてその氷から後ろが透けて見えたのだが、そこには炎が上がっているように
感じる。
「…あの炎で消えねぇかな」

そんなことを考えてもやはり無駄と言うもので。

「数時間待っても数分待っても変わりないならこっちから消すまでだ」

何かあるときのために持ってきた荷物を漁る。
中から取り出したものは…
「ジャーン。 プラズマビーム」
…某宇宙海賊が暴れまわるシリーズより引用したかのごとく、似すぎているそ
れ。
「これで…えい!」
腕にくっ付けてボタンを押すと、銃口からプラズマ弾が飛び出した。
「おー、ものすごい勢いで氷が溶けてゆくー」
別に感想なんかどうでもいいのだが、周りが暗闇でしかも単独行動中ということ
で、寂しさを少しでも紛らわそうと思って…
今考えると恥ずかしいことだ。

さて、その後もいろいろなトラップを掻い潜りながら城の中へと潜入した。
「フッ… 流石は隠密行動派。 われながら惚れ惚れするぜ…」
なんて余裕をかましていると、警報が鳴った。
その警報が鳴り終える前に警備ロボが何体も登場、俺を四方八方から取り囲ん
だ。

「…やっぱり俺は馬鹿だな」
あー、さっさと帰りたい、あの日の生活に。

(鮮血少女 モノクロッド さん作)

ランプのペットが吐き出した魔剣を鑑定 …とは言っても
魔剣研究の世界で唯一の研究者は、失踪したルーズディア唯一人。

しょうがないのでランプに頼んで過去に飛ぶお菓子を調達してきた二人。

―FTT城・過去・1年前―

魔剣を熱心に調べながら教授は、考えている。
二人が机の引き出しから飛び出てきたのは、一切気にしていない。

魔剣以外に興味無し ・・・っと言った感じだ。

ONEMAN
「・・・で、どうなんだ教授?」

兵士長が聞くとルーズディアは、一息ついて
コーヒーを飲みながら話始めた。

ルーズディア
「・・・この剣の名前は、魔剣ネビリム。惑星譜術の媒体となる剣だ。
 ・・・解りやすく言うと
 強力な魔法を使う為のエネルギー現みたいなモンだな…
 まぁ、これ一本じゃあ何もできん。これを含め6本が存在する。」

ONEMAN
「あー 惑星譜術って言うのがまず解らんのだが…
 そんなに凄いものなのか?」

確かに、「解りやすく言うと…」と言っているが
肝心の惑星譜術とやらについて何も説明していない。

ルーズディア
「あー まぁ 星の質量を対象物にぶつける と、言う騒々しいモンだ
 ・・・星を相手にぶつけるとか想像するなよ?
 あくまで質量分のエネルギーをぶつけるんだ。」

え・・・? 隕石じゃねーの?

何か図星の兵士長。
話の途中で、てっきり隕石を落とす魔法だと思っていた。

モノクロッド
「あのさー 隕石なんぞ落ちてきたら
 星が消滅するでしょうに、兵士長も頭いいんだから、ちょっとは考えてよねー」

ONEMAN
「普段から何も考えてないお前に言われたくねぇっつーの!!
 ・・・って人のモノローグを読むな!読んでいいのは読者だけだ!」

こいつら本当のアホだ…
こう思ったのはルーズディア教授。

ルーズディア
「・・・話を続けるぞ馬鹿どもー
 その魔剣ネビリムは、一本じゃあ ナマクラ刀よりも役立たずの剣だ
 悪用されなければ何の問題もないだろう。
 ・・・又何か魔剣を見つけたら教えてくれ …って事で忙しいから出てけ!」

机を見ると、どうやらテストの採点中だ
よく引き受けてくれたモンだと思うが、そこは魔剣に熱心な彼だからこそだろう

二人は、部屋から出て人目の付かない場所で、
現代へ戻った。

 〜  〜  〜  〜  〜  〜  〜  〜  〜  〜

―城下・お菓子屋―

ONEMAN
「ホラ、これは返す
 それとこの事は、他言無用だ。いいな? 誰にも言うなよ?
 持っていて害は無いらしいが、悪用されると、とんでも無い事になる。」

ランプ
「はい、解りました。」

っつーか過去に戻ったり傷が塞がったり瞬間移動したり…
こいつのお菓子は、何で出来てんだ?

多分そこは、聞いたらいけない部分だと思う。

(たかのっちさん作)

モノクロッド教育長とONEMAN兵士長が現代に戻って何時間後か、
教育長に会いに来たという、変な奴が現れた。

使用人A
「失礼します、教育長。是非教育長にお会いしたいという方が見えております。
 『ティア』といえば判ると言っておりますが、、、」

モノクロッド
「んー?ティア・・・?あぁ。判った判った、通してちょーだい♪」

たかのっち
「よー、久しぶりだねぇ、教かn、、いやいや教育長。」

其処には、やけに慣れ慣れしい、変な奴―たかのっちがいたのだった。何故?(ぁ

【登場人物追加】

>たかのっち
 今まで、出てこなかったのは旅行に行っていたからとか、何とか。(ぇ
城の関係者の筈(参謀長だと言い張っている)だが、そこの所は皆さんにお任せ。
果物が好きで、何故か果物ナイフを持ち歩いている。魔剣、かも知れない。(ぁ
暇な時には、「FTT城の落城」の仕方等を考えてるから油断できない。(ぁぇぁ


(Meili さん作)

勇気を持って参加します。
迷惑だったらキャラ殺してもかまいません
(剣でザクッとやっちゃってください。)

えっと 
たかのっちさんと初登場が被ってる...
気分を害したら御免なさい。
・・・・・・・

所変わり、城の裏。
風変わりな少女とも言えぬ少女がいた。

Meili
「あぁ、きっとこの塀は私が来る事を拒んでる。」

石とシャベルで塀が埋まっている地面(?)の下を彫っている。
手は泥だらけ。汚らしい・・・。

Meili
「多分、こんな格好で来たら絶対皆引く…。気持ち悪いし。第一、肌が地黒じゃな
いの…。正面からマトモに入ったら絶対斬られる…いや、撃たれるよ。きっと。」


そんなくだらない事をグチグチ言いながら掘っていく。
もう何時間掘っているのだろうか?

Meili
「アルバイトしたいなぁ・・・。」


次第に穴は向こうが見えるほどになった。

Meili
「ドーナッツ方式っぽいの使わなくて良かったのかな♪」


多分…………進入成功。



―――――−−−−------怪しい侵入者一名

【登場人物追加】
>>>>>>>>>>>>>>>>>
Meili

性別
普通に女性

役職
今流行のNEET

説明
偏見が多く見る物全て敵。
女性には普通に話しかける。
しかし、男性はムリ。最悪「愚者」と呼ぶ
心許した人には尽くす。

そのくせ寂しがり屋だったり・・・。

色々なところではっちゃけたり冷静になったり
よくワカラナイ人。

○無くて七癖○
・頭を掻くの
・笑った後咳払い
・髪の毛を触る
・妙な奇声をあげる 例:キィーヤァー ほぇー
・嫌な事はやらない
・「お腹減った」を連呼する
・人差し指を使って人を指す
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○


(ランプさん作)
ランプ
「あ〜やっぱ一人じゃ答えるな・・・・」
といっているのはランプである
ランプ
「ちょっと広告をはるかな」
ぺたぺたペタペタ
〜1時間後〜
ランプ
「ふーやっと貼れた。」
と手に持っているのはなんと・・・・
障子を貼るあれ・・・
ランプ
「のりってこれしかないし・・・」
買ってくればいいのに・・・・
ランプ
「こんな広告でくるかな・・・」
(鮮血少女 モノクロッドさん作)

たかのっち
「ねーねー 教育長ぉー
 何か仕事ない〜? できるだけ楽なのくれると在り難いんだけどさー」

モノクロッド
「楽な仕事ぉー? んなもんねーよ!死ぬ気で働くにゃー!!
 ・・・んーまぁ… whaleさんと一緒に
 便所そーじでもしてれば? 結構、気楽だと思うよ」

一番楽な仕事は誰が見ても「教育長」・・・なのだが、
一応は、メイド等の使用人全員の指導者なので慣れが必要。

大体、モノクロッドと言う例外を除き、高貴な貴族でなければ
重要な役職には就くことさえ出来ない。
(モノクロッドの場合は、出生は不明だがFTTの建国時代から居たので
 そこら辺は、全て無視されている。)

っと言うか、モノクロッドで無くとも
美味しい職業の教育長の座は、誰だって渡すわけが無い。

っと言うわけで便所そーじ。

 〜  〜  〜  〜  〜  〜  〜  〜  〜  〜

たかのっち
「そう言うワケだから これから宜しく!」

whale
「・・・あのね たかのっちさん。勘違いされてるらしいけど・・・
 …僕は、年がら年中便所掃除ってワケじゃ無いんですけどね」

まぁ 今まで一人で城中のトイレを清掃していたので
(注:ちなみにトイレの場所は、10箇所)
二人になったのは、効率がよくなり楽になる… はずだが…

あの教育長の紹介である。

どんなヤローなのか… 注意しないと…
whaleが そう思うのは当然だ。

たかのっち
「なーwhale。 どっから掃除すればいいのさ?」

い、いきなり呼び捨てかよ!!
一応、僕は先輩なんですけどね! ・・・もしや教育長みたいな奴とか…

まぁ仕事ぶりを見てから判断だな…

whale
「・・・んーと じゃあー この洗剤使って、便器磨いて下さいよ
 しっかりツルツルピカピカにするんですよ。
 ちゃんとやらないと、お偉方さんから物凄い怒られるからね
 僕は手洗い場を綺麗に磨きますから。…しっかりやって下さいね。」

どーしても疑り深くなる。
そんな不安を抱きながら・・・・

20分後。

たかのっち
「・・・終わったよー これで良いんでしょ?」

whale
「…ちゃんとやったんですかー? どれどれ… あっ!」
 
 

ツルピカ〜〜〜♪
 
 

いや、ハゲ頭じゃないですよ。
・・・まぁ そんな効果音が聞こえてきそう って事。

想像以上に・・・ って言うか自分がやった時より
綺麗に掃除できているかもしれない… しかも早い。

・・・よかったぁ〜 第一印象から どんな酷いモンだと思ったけど…
仕事は、完全に出来るじゃん♪ 最初っからこれなら…
作業が楽になるぞ〜♪

whale
「うんうん♪ この出来なら全然OKですよ♪
 さー この調子で、どんどん行きますよ〜♪」

たかのっち
「え゙っ!!? まだあんの?!
 ・・・あ、女子トイレもか…」

・・・何言ってんだこの人…?
まさか、ここ一箇所で終りだと思ってたんじゃあ・・・

って言うか女子トイレ終わったら仕事終りと勘違いしてる…?

んな楽な仕事なワケ無いじゃないですか…

whale
「・・・あのね。女子トイレもですけど 後、9箇所ですよ!」

たかのっち
「後、9箇所も!? ・・・ま、マジで?
 あのさー 女子と男子を合わせて9箇所だよね?」

whale
「含めません! トイレは、全部で10箇所ですけど
 女子トイレと男子トイレを総合すると20箇所です!
 そんなに楽な仕事なわけ無いじゃないですか!」

たかのっち
「な、何ぃぃぃーーー!? 騙された!
 もしかしてそれってメチャクチャ大変な仕事じゃないか?!」

20分×20 =400分 ・・・なので大体、6時間半
移動時間を考えて7時間くらい

メチャクチャ大変とは言わないが、楽な仕事でもない
って言うかコレで城住まい&飯付きなので結構良い仕事だったりもする。

whale
「文句言わないで 早く次に行きますよ!!
 グータラしてると日が暮れます!!」

ちなみに たかのっちの仕事ぶりは、だんだん落ちていったらしく
総合するとwhaleの方が良い仕事をしていたりする。

たかのっち
「ちょっとー、モノターン。」

モノクロッド
「ん?この教育長様に何か用かナ?」

たかのっち
「そーいや、なんで私には参謀長って役職があるのに
 仕事がトイレ掃除かナー?」

モノクロッド
「参謀って決まって無いじゃん。それに此処平和だしー、、、
 それに便所そーじなんて、楽な方だと思うねーーー。」

たかのっち
「モノはどんな仕事をしてんのさ?」

モノクロッド
「んー?例えばだね、たかのっち君。よいしょっと。」

モノクロッドは何故か、正座をして語り始めた。

モノクロッド
「ふざける教員やら、兵士やら、乱れた行為をしている者を、
 厳しく取り締まり、この国の風紀を守っているのだよ。
 つまり、この国に無くてはならない存在って事。
 特に、いつもこの私を虐める教員なんてのも居てねー、、、ん?」

ウィンディア
「つまり、その有能な教育長を虐める教員ってのは、この私を指すのですか?」

ウィンディアは笑顔で、そして、強烈な威力を誇る、
モーニングスターを構えている。教育長が青ざめている事はもちろんの事。

モノクロッド
「や、、、やぁ、ウィーニー、、、、、御機嫌よう、、、」

ウィンディア
「何、たかのっちに大嘘ついてんダァーーー!!!」

モノクロッド
「にゃーーーーー!!!」

逃げ惑う教育長、その後を追いかけ、モーニングスターを振り回す
ウィンディアを見ながら、たかのっちは笑っている。無論、苦笑い。

こんな日々が、やけに懐かしく感じるのであった。

(ピカ姫様の側近マリモ さん作)

マリモ
「うわ〜!!早く謁見の間に行かないと〜!」
側近が自分の部屋からいつものように走っていると・・・
・・ドンッ・・・誰かにぶつかってしまった・・・
モノ
「ウワッ!痛いじゃないか!」
マリモ
「きょ、教育長!スミマセン・・・急いでいたもんで!」
モノ
「なに、また姫様が逃げたのかニャ?」
マリモ
「違います!今から謁見の間に行くんです!」
モノ
「ははぁ〜ん!さては、ライチュウ王に呼ばれたのかニャ?」
マリモ
「そうです!だから急いでるんです!」
モノ
「急ぐことはないよ!ボクもハピナス王妃に呼ばれてるんだから!」
マリモ
「でもですねぇ〜〜・・・・」
ーーーーーー場所は変わって謁見の間ーーーーーーー
大臣
「マリモ側近殿、モノ教育長殿がお見えになりました!」
ライチュウ王
「うむ、通せ!」
マリモとモノは王と王妃の目の前まで歩くとひざまずいた
マリモ
「ライチュウ王ならびにハピナス王妃様おかえりなさいませ!」
モノ
「お2人ともお変わりないご様子で。」
ライチュウ王
「うむ、この度2人を呼んだのは我が姫ピカチュウの事だ!」
王の口からピカ姫の事が出たのでマリモとモノの2人は冷や汗やあぶら汗がダラダ
ラ垂れ流していた・・・
マリモ
(どうしよう・・・王と王妃がいない間姫様の事はオレに一任されていたのに姫様
には城下への脱走と言う失態続きだモンなぁ・・・・階級降格なのかぁ・・・)
モノ
(ナゼ、ボクが呼ばれるのだろう・・・もしかしてウィニーにボクの仕事サボリを
報告されたのかニャ〜?)
などと、2人が心の中で呟いていると・・・
ライチュウ王
「オホン!・・・姫は元気にしておるか?」
マリモ・モノ
「・・・・・・・・は?・・・・・・・」
ハピナス王妃
「姫や王子は元気にしていますか?城の者たちはどうしてますか?」
マリモ
「あ、はい!ピカチュウ姫様もクレセス王子様も、とてもお元気でございます!」
モノ
「城の者たちも各自の仕事に精を出し自分の仕事を誇りに思っている様子です!」
ライチュウ王
「そうか!ワシも今日まで各国との平和連合(現実の国際連合のようなもの)での会
議で長い間留守にしていたが2人とも頑張っているようじゃな!」
ハピナス王妃
「留守にしている間イッパイ大変なことがあった思いますが大惨事になっていない
ところを見ると城の皆やあなたたちで解決してくれているのですね!」
マリモ
「ハッ!もったいないお言葉ありがとうございます!」
モノ
「ハイ、しかし、側近殿は姫様の事で苦労しておるようです」
ライチュウ王
「マリモ、そうなのか?」
マリモ
「ハイ・・・恐れながら・・・・お2人がいない間、姫様のおてんば振りときたら
ワタクシや城の者たちを振り回す始末でございます・・・」
ハピナス王妃
「まぁ・・・わかりました、ピカチュウには、よく言っておきますね。」
マリモ
「ハイ、よろしくおねがいします・・・・」
ライチュウ王
「しかし、これからも城の者たちやピカやクレの良い見本になってくれよ!お前た
ち2人はこの城の役職の中でトップクラスなのだからな!」
マリモ・モノ
「ハッ!承知いたしました!!」
ライチュウ王
「うむ、では下がってよいぞ!」
マリモ・モノ
「はい!では、失礼いたします」
・・・・・・・城の廊下・・・・・
マリモ
「ハァ・・・・緊張したぁ〜・・・・」
モノ
「うん、緊張したなぁ〜・・・・」
マリモ
「そういえば、王様や王妃様はこれから城におられるのだろうか??」
モノ
「たぶん、しばらくはおられると思いますよ」





【登場人物追加】
新キャラ
ライチュウ王:ピカ姫やクレ王子の父親!FTT城(国)を収める真の人物
ハピナス王妃:姫と王子の母親、城の者たちや子どもの事をいつも考えている
ちなみに2人がいままで出てこなかったのは・・・・平和連合の会議で他国に行っ
ていたから(設定上は)

( Meili さん作)

一応 城内で過すために木の上に勝手にお邪魔した。
色々と生活用品っぽいのを置いた後・・・。

やっぱり街をうろつくのが妥当であろう・・・。
 


Meili
「うはぁ・・・。早速人間だわ・・・。」

ランプ。無論Meiliは彼の事を知らない。

Meili
「そんな時こそじっと黙って隠れて・・・。」

そう呟きながら物陰に伏せる。


ガンッ


壁に足ぶつけたり・・・。


ランプ
「どっどうしたんですか?」

早速ですが気付かれました。
しかもうつ伏せ。 絶対怪しまれる。
いや、もう駄目!怪しまれてる。

Meili
「えっへへへ・・。えっと どうしたのでしょうねぇ。」


Meili
「君こそ 障子の糊を持って・・・。 何を・・・?」

ランプ
「広告を張っているのです。ぼくのお店にお客さんが来るようにって。」

Meili
「自分のお店を・・・。凄い!で、何を経営しているのでしょうか?」

ランプ
「ぼく、これでもお菓子職人なんです。お城の隣の・・・。」

Meili
「へぇ・・。お菓子かぁ。いいなぁ・・・。まぁ お金があったら行きますね!」

多分来ないだろう・・・・。
お金ないもの♪

(ランプさん作)

マリモ
「よしこれでよし。これで絶対出れないはずだ!!」
と当たりには兵がいっぱいいる
姫脱走対策だろうか

「今日も遊びにいってきま〜す」
マリモ
「だいじょ〜ぶだいじょ〜ぶ」

「なんでこんなに逃げにくいのかしら・・・
 いつもなら歩いても大丈夫なのに
 走りぱなしよ!」
マリモ
「いかせません!」

「はぁ〜つかまっちゃった」
マリモ
「当たり前です!
さあ勉強をやりましょう!」

「外に出たいよ〜」
マリモ
「だめです!行くなら勉強昨日もやっていないんですから
せめて明日の分までやったらいいですよ」

「ひぇ〜」
姫はより退屈が増えた一日でした

___________________________________________\,

ランプ
「さてこれでくるよね」
一時間後
ランプ
「こない・・・まあ気長に気長に♪」
3時間後
「こない・・・」
10時間後
ランプ
「ぐぅ〜ぐぅ〜」

___________________________________________

トイレ掃除二日目
たかのっち
「ねぇ・・・なんでこんなにトイレ多いの・・・
 減らしてよ・・・」

( たかのっち さん作)

―約15時間後

たかのっち
「こんにちはー、誰か居ますかー?」

ランプ
「は!?はいっ!何でしょうか?」

たかのっち
「林檎、一つ下さい。」

ランプ
「あの、、、此処お菓子屋なんですけど、、、」

たかのっち
「いや、でもあそこの林檎、、、」

たかのっちの視線の先には、林檎。ランプがこの前買ったのだが、
酸っぱくてランプには合わなかった一品。

ランプ
「あー、あの林檎ならどうぞw別に要りませんので。」

たかのっち
「有難う御座います。」

親しい奴以外の前では、礼儀正しい、たかのっち。(馬鹿じゃん
まったく、本性とは恐ろしい。

刃渡り10cm程のナイフを取り出し、店の前で林檎の皮を
器用に剥き出すたかのっち。その様子を影から見ているモノがいた。

モノクロッド
「・・・・!?」

(一応)親しい友人が取り出したナイフこそ、
自分自身も持つ、魔剣の一つであった。
(注意:魔剣と言っても、ヴォーパルソードじゃないですよw)

(黒逝 かぐら さん作)


最近魔剣シリーズ多いデスネwwリスでも魔剣だから驚き
私は断固「魔法剣キラキラ」派ですがww
今回は魔剣嫌いの人間の話です(ぁ



>>>


 とことん私はついてないと思う。


「痛ッ!」

 プリントを折り曲げるときは必ず指を切るし(これが中々痛いのだ)

「すみませんッ!」

 トイレから出るときは必ず誰かにぶつかるし(それも決まって目上の人)

「あ、鍵・・・」

 三日に一度は鍵を無くすし(鍵屋さんとは一緒に飲みに行く仲だ)

「全部ハズレか・・・」

 何十枚買っても宝くじはハズレるし(十枚に一枚は必ずアタリのはずなのに)

「はい、残念賞のポケットティッシュ」

 福引は三十回やっても全部ティッシュだし(そして私の前後に並んでいた人は特賞)

「おやすみ」

 知り合いは皆魔剣を持った誰かに殺されたし(写真に向かっておやすみ、おはよう)

「ねえ、お腹空いたんだけど。チョコ無い?」

 家にユーレイは住み着いてるし(私は元々そんなん見えないはずなのに)


「ねえ、チョコ」
「冷蔵庫に入ってる」


 このユーレイはいつも言う。「アンタはお人好し過ぎる」と。
 自分より人に優しくって言う、父さんと母さんの最期の言葉を守ってるだけなのに。そ
れに大半は私がドジなだけだし。
 そう言ったらユーレイは「優しくないところにユーレイが来ますか」と言う。
 悪霊だったらそう言うのは関係無いと思う。それにこのユーレイは皆見えるから、本当
は人間じゃないのかと疑いたくなるほど。

 父さんも母さんもお兄ちゃんも妹も友達も先輩も後輩も親戚も先生も皆いなくなった。

 そう言ったらユーレイは「私はいなくならんよ、当分は」と言った。
 嬉しかった。


「ねえ、ユーレイさんって城で働いてるんでしょ?」

 いいなぁ、城って言ったら豪華なんだろうね。

「あー、そーなるんかな?」

 ユーレイは窓から飛び降りようとしている。ここは5階だ。何度も見ているけど、やっ
ぱり免疫は出来ない(ユーレイだから死なないんだろうけど)

「行ってみたいな」
「行けば?見学ぐらい出来るでしょ。でもまあ私は偉くないから分からんけど」

 ユーレイは窓に鎌が引っかかって出れないようだ。頼むから無理矢理引っ張るのはやめ
てくれ、窓枠は傷だらけ。

「でも、城には魔剣がいっぱいあるから。アンタの身内殺した奴も見つかるかもよ?」

 ユーレイは半笑いのまま窓から飛び降りた。怖いから窓の下は見ないけれど。
 皆を殺した人、見つかるかな。見つかったとしても何も出来ないけど。警察官より城の
人たちの方が地位は上だからね。



>>>
【登場人物追加】
切限(せつぎり)/女

普通に警察官。と言っても人数合わせなので、給料は悪い。
とてつもなく不運な子。身内殺しも不運から。幸運は生き延びられたことで、そこで全て
を使ってしまいました。
実は人の「残りの幸運」を見ることが出来る。が、本人は自覚無し。
「今幸運な人は後々不運になる」そんなのからイメージしますた。
只今ユーレイ(かぐら)が住み着いている。家に帰ったら必ずいる。
魔剣が嫌いな女の子。実は22歳。
「切限」は苗字で、名前は現在考えちぅ(氏
煮るなり焼くなり好きにして下さい。「警察官がいないなー」的なノリで作った子ですか
らァァァ。

(鮮血少女 モノクロッド さん作)

たかのっちがリンゴを貰っていた頃…

―FTT・お菓子屋、前―

教育長はたまたま、料理長、兵士長、ヨシュアを連れて買い物にきていた。
帰りなので、城の近くのランプの店を通りかかるが…

フロート
「まさかあんなに割引されるとは思いませんでしたね
 ・・・教育長は何を買われたんですか?」

モノクロッド
「ゲームだよゲーム♪
 いやー2人以上なら割引なんだよねぇ〜 お得だわぁw
 っ!? あれは?! …ふーん。」

ふと教育長が何かに気付く。
遅れて兵士長が、ヨシュアは、もっと前に感ずいていたようだ。

ONEMAN
「お、おい たかのっちが持ってるアレはもしや…」

ヨシュア
「気配で解るで… アレは正しく…」

フロート
「青森県のリンゴ!?」
 

役2名がコケる。
 

ヨシュア
「イタタタ… いや、そう言う事でなくて・・・」

モノクロッド
「おのれぇー… 各分野の最高責任者の私が「割引」なのに「ただ」だとう?
 妬ましい!!恨めしい!私に半分よこせぇ!」
 
 
役2名が再びコケる。
 
 
ONEMAN
「ちょ、待て、教育長。
 他に見るべき点がある筈だ!」

兵士長がそう言うと、教育長は
しかめっ面のまま、目を細めてたかのっちの方を見る。

モノクロッド
「・・・・何が? リス?」
 
 
役2名、料理長を巻き添えにして派手にコケる。


フロート
「・・・いっつー… …アンタ達、さっきから何をコケまくってんですか!
 恥を知りなさい!恥を!! しかも私まで巻き込むとは
 いい度胸です! 傷害罪で訴えますよ?!」

ONEMAN
「スイマセンスイマセンスイマセンスイマセンスイマセンスイマセン…
 訴えるのだけは勘弁して下s… ってか教育長!いい加減に
 アイツの持ってる魔剣に気付いたらどうなんだ?!」

フロートに首根っこを捕まれて息絶え絶えに言う兵士長。
いつもの威厳たっぷりのカリスマ性が無い。

ちなみにヨシュアは、もう片方の手で捕まれている。 ・・・もちろん首を。

モノクロッド
「・・・んー? 魔剣は持ってるけど、それがどーした?
 って、ちょ まっ!!!」
 
 
役4名がコケる。もちろん巻き添え2人を入れて、だ。
 
 
フロート
「アンタら!! さっきからワザとでしょうがァ?!」

ヨシュア
「もうしませんもうしませんもうしませんもうしませんもうしません…
 って教育長サン! 魔剣に一番興味がありそうなんはアンタでしょうが!」

モノクロッド
「イタタタ… 私はシャルトス以外の魔剣なんぞに興味は無いっつーの…
 それよりも私はちょっと行って来る!」

タタタタッ

そう言うと、お菓子屋に直行。
中で怒鳴り声が聞こえる。教育長の声である。
その直後に教育長が出てきた。

ホクホク顔で、
何かを袋にたくさん、持っている。

モノクロッド
「いや〜♪ 真剣に頼めばリンゴただでくれるモンだねぇ〜♪
 しかも、こんなにいっぱいw
 フロートさぁ〜ん♪ 後で、アップルパイ作ってぇ〜♪」

モノクロッド
「・・・ってアレ? 何で兵士長とヨシャー君
 あお向けに倒れてんの? 何かキモイよ?」

ヨシュア
「対策してたんに報われんなぁ ワシら…」

ONEMAN
「・・・今日は厄日か?」

その後、フロートに謝りまくって土下座辺りで
ようやく許してもらったらしい。

ちなみに今日の2人の おみくじ結果は「暗黒大魔凶」だったらしい。

ヨシュア
「何これ?」

神主さんもそう言った。

(黒逝 かぐら さん作)

私とかぐらの思ってることには、わりと大きなギャップがあります。



>>>


「よ!かぐタン。あれ?その女の子・・・誰?」
「切限です。字は切るにかぎ・・・痛ッ!」


 ワタクシ、黒逝 かぐらは年下が嫌いだ。
 たとえてみるなら酢豚の中に入っているパイナップルの次ぐらいに嫌いだ。
 のっぺ汁の次ぐらいに好きだ。生レタスの次ぐらいに嫌いだ(味噌汁の中に入ってるレ
タスは嫌いでもないが)。
 切限は一応年上だし(要するにロリータだけど)、一部の年下ならまだしも・・・

「かぐタン、リンゴ食べる?」

 タメ口はないでしょ、タメ口は。
 城の参謀長だとか何だとか言ってるそうですが。タメ口?あ?私を見下してるんです
か、そうですか。私だってキレるよ、怒るよ。あー、イライラする。切限が何かトラップ
のスイッチ踏んでるし(何処まで不運なんだ、この女は)。

「私、リンゴより梨派だから。ラ・フランスだったら尚良し。って事でタメ口はやめィ」

 リンゴをぶん取ったら「梨派じゃなかったの〜?」と馴れ馴れしい声と、「きゃっ!」
と切限の短い悲鳴が聞こえた。



>>>
何だったッけ、アレ。

(ピカ姫様の側近マリモ さん作)

イッタ〜〜〜〜イ!!!
その日FTT城に悲鳴がとどろいた!
マリモ
「!!なんだ、あの声は・・・・姫様〜!」
側近マリモは声の主がピカ姫だとわかると、光のごとくスピードで姫様の部屋に向
かった
マリモ
「姫様!何があったんですか?」
モノ
「何がおきたのかにゃ?」
ウィンディア
「姫様?どうされたんですか?」
姫の悲鳴を聞いてマリモやモノにウィンディアなど城の中で姫に関わる役職につい
ている者達が姫の部屋に集まってきた。(その中には王子のクレもいた)
ピカ姫
「うっうう〜〜・・・イタイよぉ〜・・・」
部屋にはピカ姫が口を押さえて泣いていた・・・
クレ王子
「ピカ、どうした?どこが痛い?」
ピカ姫
「・・・・口の中がイタイ・・・」
マリモ
「王子様、姫様はたぶん虫歯だと思います・・・・」
ピカ姫が泣いていた原因がわかると、ウィーニー・モノ・マリモ・王子以外の者た
ちは自分の持ち場に戻っていった
クレ王子
「ピカが虫歯だと?」
ピカ姫
「む、虫歯?・・・・歯医者イヤ〜」
ウィンディア
「しかし・・・虫歯は治さないと後でもっと痛くなりますよ!」
ピカ姫
「イタイのいやぁ〜・・・うわぁ〜〜ん・・・」
姫はイタイという言葉に反応したのか、また泣き出してしまった・・・
クレ王子
「ピカ、虫歯は治さないとダメだよ・・・それよりどうして虫歯なんかに・・?」
マリモ
「姫様、何を食べていたのですか?」
モノ
「ランプの所のは虫歯にならないはず・・・・」
ピカ姫
「・・・あれ・・・・」
とピカ姫が指差した先には1つの袋菓子が置いてあった
マリモ
「ふむ、ランプさんの所のお菓子じゃないなぁ・・・」
モノ
「どこのお菓子だろう・・・??」
クレ王子
「どこのでもいいから!モノはピカがこのお菓子をどこで手に入れてきたか城下で
調べて来い!」
クレはピカの事になるとムチャな命令もしてしまう時がある・・・
モノ
「え〜?ムチャですよ!どこで売っているのかもわからないんですよ?」
クレ王子
「これは、ボクの命令だ!それにこのお菓子はボクも初めて見るけど、たぶん城下
の子どもたちなら知っていると思うから」
モノ
「ハイ!わかりました・・・」
いつも、理由をつけてサボっているモノも今回は王子の命令だし、もし断ろうもの
なら後ろに立っているウィーニーが何をするかわからない
クレ王子
「ウィーニー、君もモノと一緒に城下に行ってくれないか!」
ウィーニー
「ハイ、かしこまりました!」
といって2人は城下へと向かっていった
クレ王子
「さてと、マリモ!君にはピカを歯医者に連れって行って欲しい」
ピカ姫
「え〜!イヤ〜!歯医者イヤ〜!」
マリモ
「姫様、治さないと今後お菓子も食べれなくなりますよ!」
ピカ姫
「うう〜〜〜」

続く・・・・


(黒逝 かぐら さん作)

「かぐタン!」

 お線香とお焼香を焚き念仏を唱え、マリモが叫んだ。

「はーい、何デスかィ?」

 
【 かぐらが あらわれた 】

 ・・・ユーレイのようだ。ユーレイなのだが。


「今から私は用があるので城を出ます。姫がかくかくしかじかなので、お願いします!」
「んー、かくかくしかじかじゃ伝わらんから、ちょっくら前の話読んでくるわ!」

 全く、とんでもないユーレイだ。
 そして、とんでもない作者だ(黒逝の事ね☆(キモ


「へェ、虫歯、ネェ・・・。モノタソから貰った奇跡の医療マニュア・・・ダメだ。
 私じゃモノタソ程上手くは固められねぇ!!」

 そっちかよ(そっちだよ)

「歯医者怖いよォ〜」
「へェ、じゃあ、別の所に逝き・・・(あ、そっか。私ってもう不遠じゃないっけ」
「??」
「いえいえ、こっちの話デス。じゃあ、私の歯医者話しちゃりましょっか?」

 ピカは「うん!」と満面の笑みで言う。
 ちなみにここから先は実話だったりするので、覚悟して聞くように。覚悟する理由なん
てどこにもありませんが。


「あれは・・・私が丁度小3の頃でしたね。


 友達とね、約束をしていたんです。「今日遊ぼっか!」って。で、私は家に帰るや否
や、一年と何日かしか使っていないお気に入りの青い自転車をこいでね、いつもの様に通
学路を突っ走っていました。立ち漕ぎ、なんかもしてましたね。

 そしたら私、交通事故に遭いまして。前歯が欠けたんですよ。

 今は差し歯にしているし、自分でもたまに忘れるんですがね。当時のショックは計り知
れないものでした。
 それから一年以上、私は週一のペースで歯医者に通い詰めでした。たまに二日に一回の
時もありました。自転車は、プラスチック製だった籠だけが吹っ飛んでね。使えない訳で
はなかったそうですが、「事故を思い出すから」ってな滅茶苦茶な理由で、県庁の交通課
の人と、車に乗っていた人とで勝手に話し合って、捨ててしまったそうです。
 私、それ聞いて泣きましたよ。
 その自転車、私が父さんから買ってもらった、大切な大切な自転車でね。まだ一年とち
ょっとしか乗っていない。カタログを見て「これがいい!」って一目惚れした自転車でし
た。水色の、カッコ可愛い自転車。頼んでから何ヶ月もしてやっと届いた自転車。
 ソレを勝手に捨てただと?
 小3だった私は、前歯が欠けた絶望感とその事実のダブルパンチを食らって涙なみだ。
その当時流行っていた歌手グループのオーディションを、中学生になったら受ける!とか
言ってた時期でしたからね。ほら、芸能人って歯が命、って言うじゃないですか。
 それでショックでショックで。まあ、結局私は中学生になってもオーディションは受け
ないんですが。面倒になっちゃって。
 
 ・・・あ、すみません。話脱線しちゃって。歯医者の話に戻します。
 最初は欠けた分を固める作業から。それは大して痛くありませんでした。が、次にその
固まった薬を取る作業。
 これがとても痛くてね。半泣き状態。でも小3と言えどプライドは持っていたんで、歯
医者で泣く事はありませんでしたが。
 それから前歯の神経取って、何かの薬品で歯を固めて、固めた薬品を取って痛いままさ
よならの時は、ろくに食事も取れませんでしたよ。普通にしてるだけで痛いのに、汁物す
ら食べれない。物を飲み込んだときはキュンと痛みましたね、歯茎が。
 あ、間違っても「歯が痛い」と言ってはいけませんよ。歯に神経は通ってませんから。
 
 それから差し歯を歯医者さんが削っていて、その時間は暇だったのでポケモンを見てい
ましたね。毎回毎回同じ話で飽きたりもしましたが。アニポケ放送開始当時の歌は、やっ
ぱりいいですよね。
 麻酔は痛くありませんでした。だって、ついこの間まで「麻酔は注射」だとは思ってい
なかったので。何か光みたいなのを当てている、とばかり思っていました。
 だってその歯医者の麻酔が、小さい子が遊ぶ銃みたいな形してて。そこから特殊な何か
を・・・とか思ってたんですよ。ホント、つい去年まで。

 問題は麻酔をしたあと。
 歯を削っている時は結構好きだったんですが(変なガキですよね)、たまに歯茎にグリ
ッと。血がビシャァァァとまでは行きませんでしたが、アレは痛いデスネ。軽い医療ミス
だと思います、私は。
 麻酔をしたからと言って調子に乗った歯医者さん、容赦無しに痛い治療をするんです
よ。「きりきりきり・・・」ってな感じの道具で神経を直に弄ったり。
 痛いんですよ!流石に歯の根っこまでは麻酔は行き届かない。だから直に痛い。
 死ぬかと思いましたね。そう言った治療があるたびに私は、指に爪を食い込ませて我慢
していました。歯を食いしばるってのは、歯医者では出来ませんからね。

 今でこそ「ああ、あの時はこうだったな」と思いますが、そんなもんです。
 私は「虫歯が見つかりにくいタイプの歯」だそうですから、嫌でも超悪化してから歯医
者で虫歯発見。
 この間・・・二年前は、歯の表面は白いんですが、小さい穴が空いていて・・・で、その穴の
中は真っ黒に溶けていた、と言う惨劇が。
 痛い通り越してやばかったです。痛覚が歯に集中しているようで、どんなに爪を食い込
ませても、指は痛くない。
 血が溢れる指を見て、歯医者さん、驚いてました。私はその歯医者さんの手に驚いてい
ました。
 驚きもしますよ。患部からは目を離して(たまにおしゃべりしながら)削ってるんです
から。もうね、殴ってやろうかと思いましたよ。その白衣を血で濡らしてやろうかと思い
ましたよ。危ない患者ですね。私がもし歯科医であるならば、絶対にこんな患者を治療し
たくはありません。

 その他にも色々・・・って、奥様?奥様ァァ?」


 ヤバイ、失敗だ。

 奥様は部屋の隅っこで「怖い怖い怖い怖い怖い」と呟いている。超逆効果。嗚呼、私、
確実に側近サンに怒鳴られる。その前にいっそ成仏してやりましょうか。


「大丈夫!世界にはそれ以上の痛みを背負って生きている人もいるんですよ?一人の人間
 であり、虫歯を治療してもらえる恵まれた環境下にいる姫さんが治療を受けないっての
 は・・・」
「でも・・・」

 必殺☆世界には〜〜〜攻撃が通じない。
 じゃあ、もう一つの必殺技で行きますか。

「姫さん、よーく聞いて下さい。
 私が言ったそれ以上の痛みって、何だと思います?病気ですよ、病気。それも、病院に
 も行けない人たち。どうすると思います?私はよくは知らないんですがね。放っておく
 んですよ、痛いまま。そして、治療すれば簡単に直るはずだった病気で死んでしまう。
 どう言うことか分かります?
 虫歯だって放っておけば悪化します。もしかしたらその毒素で死に至るかもしれませ
 ん。私はよく知りませんが。舌癌、とかがそれ系統ですね、多分。
 さっきも言ったように、姫さんは恵まれた環境下にいるんです。だから、ホラ。立って
 歯医者に行きましょう」


 奥様は涙ながらに「うん、分かった!」と言う。よっしゃ、作戦成功。
 私も雷牙によく使ったな、この作戦。


 泣くのを堪えて治療を受けて、無事完治した奥様が今まで以上に「クリック募金」を呼
びかけるようになった、ってな話は、また後の物語。


 アリ?そー言えば・・・お菓子は・・・・・?




>>>
勝手に終わらせてしもた(シネコラ
ちなみにかぐらの語りはほぼ全て実話です。
私は歯医者は好きデス。最近はあの痛みがなんとも・・・ってな感じで。
虫歯は嫌ですが。塚、歯医者に行くまでの道のり(車で五分ちょい)が辛い。
未だに小児科ですが、何か(アリエネェダロガ


(鮮血少女 モノクロッド さん作)

―その頃、外―

「ほらっ!真面目に探しなさい!それでも教育長ですか?!」

嫌々ながら作業する教育長に激を飛ばすのは、お決まりだが
ウィンディア。他の人は呆れてしまっているので何も言わないが
彼だけは、一応 更正させようとしている。・・・裏講王国再興よりムズそうだが

「へーへー っつーか私は学校に下見に行かなきゃならないんだけどな…
 って言うかさぁー! こんな作業なんざ兵隊にでもやらせりゃいーじゃん!
 何で私みたいな偉い系の人物がこんな事せにゃあかんのかー… い゙っ?!」

ヒュンヒュンヒュン…

「みぃーじんに砕けろ!!」

スコーーーーン

軽快な音。朝の目覚ましには丁度いい。
ちなみに新米の兵士は、(ついでに使用人も)ウィンディアの

「あんさん、そんなんやったら死にますぜ?」

的な威力の攻撃にビビると言う…
ちなみにこれは、兵士達のキモ試しにも使われる程だ。
(あまりに心臓に悪い為、姫は一度も見た事がありません。ってか見せません。)

「ホントにこの人は…」

「ウィンディアぁー 他にも虫歯になったとか言う奴がいるぞー」

「あ、はーい…」

兵士の声に油断し教育長から眼を離す・・・ が、
教育長の(ゴキブリ以上に立ちの悪い)生命力をナメてはいけない

「今だ!!」

「な?!もう復活したのか!!?」

シャカシャカシャカシャカ・・・・

ゴキブリ走法。

両足の他に両手を使用する事によって早く走る走法。
慣れない内は、むしろ遅くなるが
体の重心移動を極めれば、動物本来の速さを取り戻す事によって
通常の人間の1.6倍の早さで走る事が可能だと言う。

ちなみにゴキブリ走法と言う言葉は唯一極めた人間が教育長で
走る時の効果音がゴキっぽいからと言う理由だ。
(ちなみに他の人はそれを極める程、暇じゃない。)

「煤I? 早っ!!」

あっと言う間に見えなくなった。
壁を垂直に上りながら・・・ まんまゴキブリだ。

・・・って言うか、それよりも
見てるこっちまで恥ずかしい・・・ 知り合いだと思われたくない
こんな人が我国の教育長だなんて…

「おのれぇぇぇーーーー やはり気絶するまで殴った方がよかったか…!
 逃すかぁぁぁーーーーー!!!」

追うんかい! ってかアンタ目的忘れとるって!

二つの意味で呆然とする兵隊A

もう一つは何かって?
それは・・・

トンッ トーンッ トーンッ

屋根から屋根へ… あんなに重そうなモーニングスター片手に…
アンタ何者ですか? 兵士の方が天職じゃないんすかねアータ・・・

そんな感じでポカーンとしている兵士の肩を叩く
いつの間にか居た、兵士長。

「ウィンディアは、何をやらせても一人前の仕事をする。
 教育長は、何をやらせても普通以下の仕事しかしない ってのを覚えとけ」

「・・・それはそれは解りやすいですね…
 なんで、あの人が教育長じゃないんですか?」

兵士長は、城の特権階級… 元老院の自室の辺りを見ながら
気まずそうな雰囲気で語る。

「・・・元老院のジジイ共と仲がいいんだよ… ジジイ共がガキの頃から
 ずーっと遊び相手だったんだ… 俺の父上の名付け親も教育長なんだ…
 昔は真面目だったらしいぜ… 父上とかの前では今でもキモイ位媚びてる。」

「・・・納得しました。」

これが世渡りか・・・
教育長の年齢の点はあえてスルーして兵士長と黄昏て…

ウィンディアが通りかかった。

「貴方達もサボらないで下さい!!」

「「スンマセン」」

(ウィンディアさん作)

チュン チュン…

清清しい朝だ。

「今日も良い天気ですね」

城下の街並も起き始めている。

「僕は軍事演習を視察に行って来ます。陛下への挨拶は如何致しましょうか」

長い長い赤カーペットの上を教育係のウィンディアと側近のマリモが歩んでいる。

「陛下、殿下ともにまだお休み中なので挨拶は控えられては…」

「左様ですか。では兵士長を探してきますね…」

数歩進んでウィンディアは振り返った。

「一つ忘れていました」

「何でしょうか?」

 ・ ・ ・ ・
「ゴキブリを見たら駆除を宜しくお願いしますよ」

「はて?この城には一匹のゴキブリも居ませんが…」

「ぃぇぃぇ、ゴキブリ並みの生命力を持った奴、
 と言えばお解かりになるでしょうか?」

そういうとウィンディアは振り向き、

(何処から取り出したのか)モーニングスターを一振りした。

─ ドゴッ。

「手応えあり^^」

「…にゃー」

カーペットの端で強打された後頭部を抑えながら

悶えるモノクロッドの姿が見えた。

マリモは呆気にとられていた。

「…後は頼みましたよ^^」

「…ゴキブリ走法…失敗にゃ…」

「あまり装飾には向かないので倉庫にでも入れておいてはどうでしょう?」

「では^^」



「…最近ウィンディア殿はお疲れのようですね…」

「にゃ…」

シュバッ!

シャカシャカシャカシャカ

目を離したすきにピンキーなゴキブリは赤カーペットを這って行った。

「ぁ!ちょっと!待って下さい!」

「朝からカップラいってみようかネ♪」

「姫〜!姫も一緒に如何かナ?」

「今日はウィニも居ないし ノビノビにゃー」

「ぁ、ちょっと!姫はまだお休み中です!」

こうして今日も日は昇る。

(たかのっちさん作)

「んー?どーしたんですか?側近閣下?」

閣下、と言う割には、全く敬意の欠片も無いが、話は続く

「それが、ウィンディアさんにゴキブリ駆除を頼まれまして、、、^^;」

「使用人は何してるんです?」

「使用人のトップですから、ゴキブリは、、、^^;」

「んー、じゃあ私が受け持ちましょう♪部隊を借ります。」

「あの、、、余り殺り過ぎないように、、、」

「さー、皆ぁ〜、ゴキブリ駆除だァ〜w」

全く、全然、聞く耳無し。まぁ、側近は 一応 信用してみたのだが、
間違いだったと直ぐに気付いた、、、

「さて、FTT城包囲〜♪」

城の周りには、白い粉が蒔かれていた。その粉の正体は、
『超強力!殺虫剤!!』と書かれた、怪しげな殺虫剤なのだが。

「ゴキブリが、これに触れれば、絶望的苦しみが、、、♪
 ん、待てよ?ゴキブリなら、飛ぶか?だったら、、、
 全部隊に告ぐ!対空ミサイル用意〜w」

こんな平和な国にそんな物騒な兵器があったとは、、、ねぇ?

「さてと、モノクロッドはもう逃げれまい、、、w」

―城の廊下―

「チッ、ティアめ、、、外に逃げれない、、、」

シャカシャカシャカシャカシャカ・・・・・


>モノタンと言う名の教官(何
モーニングスターは、「1」から出てるねー。
一体、どんな武器なのかねー?(ォィ

(ピカ姫様の側近マリモさん作)

マリモはクレ王子の命令でピカ姫をFTT城お抱えの歯医者に連れて行こうとしてい

マリモ
「姫様、さぁ歯医者に行きましょう!」
ピカ姫
「イヤよ!イタイの怖いし、あの独特の臭い苦手なのよ!」
マリモ
「ですが、そのままにしておくと・・・もぉ〜っと痛くなって口の中が腫れてお食
事が出来なくなりますよ」
マリモは姫を脅すかのような言い方で話した
ピカ姫
「・・・・お菓子やごはんが食べれなくなるって言うの?」
マリモ
「そうです、しかも他の歯まで虫歯になって全部抜かなくちゃならなくなります
よ」
ピカ姫
「・・・・やっぱり、痛いのはイヤァ〜・・・」
マリモ
「今一瞬の痛みがいいですか?それとも一生の痛みがいいですか?」
ピカ姫
「両方イヤ!だって虫歯の治療って怖いんだもん・・・うぐぅ・・・」
姫は今にも泣きだしそうな顔をしていた・・・
マリモ
「大丈夫です!今から行くのは王子やお父様(ライチュウ王の事)が行ってらっしゃ
る歯医者に行きます!」
ピカ姫
「え?あたしが行ってる所とは別の所なの?」
マリモ
「ハイ!ワタクシも行っているのですがあそこは痛くないですよ!なんせ新しく
FTT城お抱えの歯医者になったところですから!」
ピカ姫
「何よ!そんな所があるなら、どうしてもっと早く行ってくれなかったのよ!!」
姫はさっきまで泣きそうだった事が恥ずかしくなったのか顔を真っ赤にしていた
マリモ
「スミマセン・・・m(__)m」
ピカ姫
「それで、その歯医者はどこなのよ?」
マリモ
「ハイ、城から少し離れた所にある素敵歯科って言う所です」
・・・・・・・・素敵歯科・・・・・・・・・・・・・
マリモ
「おじゃましまんにゃ〜わ〜!」
マリモは歯医者の扉を開けるなりどこかの芸人のギャグをしてみた
ピカ姫
「なに、こんな時にギャグ飛ばしてるのよ!」
ピカ姫はマリモのギャグに対してキツイツッコミをしていた
しかし、部屋の奥に人が1人ズッコケていた・・・
マリモ
「どうしたんですか?誰にやられたんですか?」
素敵
「アンタのせいだ!入ってくるなりにギャグなんか言うから!」
マリモのボケに対してコケた人は普通にツッコミをしていた
ピカ姫
「もういいから・・・早く治療してよ!その人なんでしょ!ここの医者さんは」
マリモ
「え?姫様、よくわかりましたね!この人がここの歯医者の素敵さんです」
素敵
「マリモさん、この方は?城の方ですか?」
マリモ
「ハイ、この方はピカチュウ姫様です」
素敵
「あ〜!あのおてんばピカ姫様!」
ピカ姫
「おてんばは余計よ!」
素敵の言葉にツッコミを入れたが少し呆れかけていたピカ姫だった
素敵
「それで、今回はどのような用件で?」
マリモ
「あ!そうだ、姫様が虫歯になったようなんだ!」
素敵
「了解!では、姫様!奥の診察室に入ってください」


(ランプさん作)

〜治療室〜

「痛いよーもっと痛くないのにしてよ!」
素敵
「それは無理ですね・・・さあ我慢しましょう!」

「無理だよー・・・ハックレなら医師免許を持っている!
じゃあクレに治療してもらうね^^」
マリモ
「クレセス王子は医師免許はありますが
歯科医ではありませんから我慢しましょう!」
〜町〜
モノ
「いないね〜さてかえろっか」
ウィンディア
「帰りません!それとも食らって帰りたいですか?」
ウィンディアはモーニングスターをビュンビュン回している

(鮮血少女 モノクロッド さん作)

―FTT城・兵士長自室―

皆がゴキブリ駆除(っつーか教育長駆除)に夢中な間。

ONEMAN
「・・・はぁ …つーか教育長を駆除って…
 何考えてんだか…」

窓を見下ろしながら一言。
対空ミサイルや対人兵器が庭にはぎっしり

(話の流れ)
教育長がゴキブリっぽい走り方が出来ると確認。
     ↓
ウィンディアの発言でゴキブリ駆除開始。
     ↓
たかのっちの扇動で大ゴトに発展する。  ←今ココ


ONEMAN
「魔女狩りかつーの… しかし何でこんな大ゴトに・・・?
 まぁ最近たるみきってた兵士の特訓にはいいのか?」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

―FTT城・裏庭―

辺りには、たかのっちが撒いた粉状の化学兵器がギッシリ
教育長は、一部分をすくってペロリ…

モノクロッド
「んー 二つの意味で不味いネ…
 この体があんまり損傷すると再生すんのがメンドイし…」

少しくらいなら舐めても問題ねーのかよ

っつーか元々教育長の本体は魔剣なので体が痛みを感じる事は絶対無い。
唯一の懸念は、体の損傷が重度に到るコト、
流石に、燃やされたり、木っ端微塵にされたり、全身が毒で犯されれば、
再生するにも新鮮な人間が必要。

・・・教育長は、そこまでの非道をするつもりは無い

魔剣を直に装備して覚醒すれば、打たれ強くなるが
そんな事をしたら城中の人間に正体をバラす事になる。

要するに八方塞がり。 さて、どうする?

「いたぞー こっちだー! 特務小隊長こちらです!!」

モノクロッド
「むー 兵士長の部下は、真面目だからなぁ…
 貴族のじーちゃん達は
 ちょ〜っと酔った振りして甘い声かけりゃ… イチコr… 何でもねーよ!」

普段の行動の悪さが身にしみる。

反省はしてないが
少しは反省しとけオマエ。

「教育長殿、大人しく捕まって頂ければ手荒な事は致しません!
 さぁ こちらへ!」

辺りには大体30人ほど…
しかも・・・

モノクロッド
「うわぁ… 最悪だぁ〜 ヨシャー君かよ…」

ヨシュア
「後ろは城。入り口は向こう。逃げ場は無いで?教育長。」

兵士の中にヨシュアがいる。
どうやら部隊長に昇進していたらしい。勲章が付いている。

まぁあれだけ活躍したのだから当然だろう。

ヨシュア
「・・・なーんか大変な事になったなぁ 教育長。
 まぁ捕まっても普段の仕事の量が暫く倍になるだけやと思うし…
 ま、大人しくしといた方が身の為やで
 もう、爆発物の許可まで降りとるしなぁ 後ろのミサイル見えるやろ?」

化学兵器の向こうにある対空ミサイルを指差しながら
不敵に答える。

チクショウ!小隊長の勲章が眩しいぞ!
しょーがない…

モノクロッド
「ありゃー ヨシャー君いるんじゃ逃げられないなぁ〜♪
 大人しく縛に付きまぁ〜す♪」

ヨシュア
「あ、そかそかー んじゃあコッチに…」

モノクロッド
「フフン♪ 今だ!モノクロ大旋風!!」

どこから取り出したのか「うちわ」片手に回転しながら仰ぐ
さながら小型の竜巻。
ネーミングセンスは、かなりアレだが、かなり強い風が巻き起こる。

巻き上がる葉っぱ、花びら、化学兵器・・・


「ぎゃぁぁーーーーーー」

「ぐぁぁぁーーーーー」

「がぁぁぁーーーー」



  大   惨   事   !!




ヨシュア
「唸れ烈風!タービュランス!」

直さまヨシュアが風魔法で逆回転の風の渦を作り出し
突風を止めた・・・ が、



ヨシュア
「チッ 逃げられたか…!
 ショウスバメ! どこに逃げたか解るか?!」

ショウスバメ
「いでででででででーーーーーー 何か触れたらメチャクチャ痛っつー!!
 何なんだよ この粉!! い、いだだだだーーーー」

ヨシュア
「・・・くぉんのボケがー! 元暗部やろが!そんくらい我慢せぇや!!」

ショウスバメ
「イデデデ…」


ヨシュア
「・・・・ダメだこりゃ…」

ちなみにこの科学兵器は、触れると大の大人でも気絶する程の激痛が走り、
大量に浴びると目まい等の幻覚症状を引き起こすヤヴァイ薬物。

自然に害は無いそうです。(ご都合主義(ぉ

(黒逝 かぐらさん作)

つーか、私がイラつく理由も殺気出す理由も、本当の所どこにも無いんだよね、うん。

 よく考えてみたらリードケースは私が持ってたし、アレは保管用で「後で吹こ」とか思
ってた分だったし、間接キスでも何でも無いんデスよね。
 ただ、「勝手にやんなよコラ」の分ではキレましたが。アルティさん一筋なのにもグッ
と来ましたが。感動、感動。

 だって私はY先輩一筋だし。「すき」で変換したら「Y先輩」って出てくるし。だから
「わたしのすきなたべものは」なんて入力したら・・・

 惨事。

 あー、先輩にメール出すときにそうなったらどーしよ。


 ・・・アリ?モノタン・・・・・?



「おーい、モノクロッドさぁぁぁぁぁん」

「その声は・・・かぐタン!?」


 ・・・逃げてるっぽい。
 そして私はとばっちりを食らうっぽい。



「どーしたんデスかィ?ンな凄い顔して・・・」
「かぐタン死なないんだよね!?」



  と て つ も な く 嫌 な 予 感 



「あ、まあ・・・雷牙クンがて「必殺!かぐタンガードッ!!!」




 刹那、光が見えました。・・・合掌。





「流石に死んだやろ・・・って、かぐタン!?」
「43・・・?何むやみやたらにミサイル投げ飛ばしてんの・・・?」
「投げ飛ばすって、コレはウィ」
「首切り落とされるのと喉仏刺されるのと八つ裂きにされるの、どれがいーい?」

「え、ちょ・・・皆何手ェ合わせ・・・かぐタン!落ち着け!!話せば分か・・・
 ギャァァァァァァァァァ」




 私を盾にしたモノタン。そこまではどうでもいいけど、この平和な国でミサイル投げ飛
ばす43に制裁を下しました。
 因みに私は皆さんが余所見をしている間に奇跡の生還を遂げ、また生き返りました。
 そしてモノタンはゴキブリ走行(ゴキタソ怖いなァ)でシャカシャカと城壁を登っている
のが横目で見えました。そして舞っている粉は覚せい剤か何かの薬物でした(私に搭載済
みの「薬物感知気(雷牙用)」がビビッと来ました)。

 あー・・・この国、そこまで平和じゃないのかも。

 引越しを考えました。そう言えば最近、引越しのCMが多いです。




>>その頃のモノクロッド

「ふー、助かったニャ・・・。かぐタンには後でお礼としてヨッシャー君の屍を持っていこ
うww」


>>その頃のヨッシャー君

 すでに生きる屍(合掌)







>>>

ゴキタソ駆除話でしたー。
ッて事で、なんだか物凄いことになってますねww
モノタソの「粉」のくだりが薬物を連想させました。
グダグダですが(シネコラ
因みに「ミサイル発射!」の指示を出したのは兵士長で、モノタソの瀕死を確認しに来た
のがたまたま43だった、って事で。
勿論43は死んでません。「生きる」屍ですから。
・・・すみません。







FTT城は今日もにぎやか6に続く

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